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親友と香水から学ぶ、生きるとは。

コロナ禍でスタートした大学。2020年4月、もう2年前のことだ。それと同時に、とあるサークルにも入って、今も続けている。毎週ミーティングで会い、毎日チャットをし。もちろん活動は全てオンラインだ。もう一度いう「オンライン」だ。

今日、2年間毎週ミーティングで会っているのに、これまで一度も会ったことのない同期メンバーに初めて会った。face to faceで。私が見たことのあるメンバーの姿は、顔だけ。顔から下の動いている姿は、ほぼ見たことがない。そのメンバーをここからは、親友と呼ぼう。

でも毎週オンラインであって、チャットでやり取りをしている。ミーティングの後には、真夜中まで趣味の話や恋愛の話をずっーーとし続けた。私の大学生活に柱があるとしたら、大学の勉強とサークルの2本柱が出てくる。サークルのメンバーは、みんな積極的で驚くほどの活動量だ。メンバーには常に刺激をもらっている。

さて親友は朝早く最寄りの駅にいた。私は遠くから親友を見つけた。もうすでにめっちゃ仲がいいけど、リアルでは会ったことがない、この「初めまして」の感覚と瞬間を、曇り空の下に噛み締めた。そしてオシャレだ。白と黒で統一された格好とバッグは、イギリス紳士のような雰囲気を感じた。

そんな親友の趣味は香水集め。私も昔から香水が好きで、時間があれば、匂いを嗅いだり、使ってみたり。そんな私は、親友からしたら、ピヨピヨひよこだ。

今日、親友に教えてもらったこと。それはハイブランドの香水だ。親友は「青山にあるドルセーに行きたい」と。調べてみると香水のブランド店だ。わかった。ひとつ返事をして、表参道を歩いていて、店舗へ向かう。

店舗につくと親友の香水への想いが一気に溢れかえった。店員さんに何やら聞いてる。カタカナばっかりで、何を言っているのか分からない。なんて考えてるうちに、店員さんは親友に香水をすでに勧め始めていた。親友コミュ力あるやんけ!俺を置いてくなって笑笑

程なくして、私もやっと会話に入れるようになった。親友が教えてくれた。使ってるブランドとか好きな匂いを言えと。私にとっては、他ブランドは競合だからやべえのではってイメージだったんだけど、違うみたい。

素直に今使ってる香水を伝えると、店員さんはものすごくいい香水を紹介してくれた。1番感動したのは、つけた後のにおいがハッキリと変わっていくこと。瞬間瞬間にしか味わえない香りがある。その変化をわずか数プッシュで生み出すことに感動した。

人生において「今」を大切にしろと、多くの人はいう。いや大昔から言われてきたことだ。多くの偉人が「生きるとは何か」を追求してきた。香水の匂いも人生と同じように「今」しか出てこない変化がある。今日あなたがつけた香水の匂いは、一期一会の香り。それを味わうためにも、「今」という瞬間を大切にしよう。それが生きることかなと思う。今日は香水と親友から人生の本質を教わった。

実は今日から1週間、冒頭で述べたほかの「親友」に初めて会う。瞬間を大切に楽しみたい。いまだに腕には甘い香りが漂っている。

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