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便利になったものと失ったもの。

先ほど途中からなのですが、ベートーヴェンの特集をテレビで見ました

関西ではちょうど今日の夕方から『のだめ』が再放送になり、当時は全巻揃えて、おまけに当時5000円くらいした限定盤を買ったり、

クラシックのCDを買いあさったりしたことを思い出しました。

それからは、それなりには聞きますが、タイトルまでは答えられない程度です。

もちろんベートーヴェンが全聾で耳が聞こえないことくらいは知っていましたが、交響曲と絡めながらの人生を見ていくのはなかなか面白いものでした。

自分のiTunesを見てみると、断片的にはベートーヴェンの交響曲を持ってはいましたが、どうせなら全て聞いてみたいなと検索してみると、一番安いものがロンドン交響楽団のもので、1500円くらいでした。

クラシックって安いですよね。未完成は入っていないものの、年末になると耳にするあの有名な第九まで入っているので、とりあえずダウンロード購入しました。

有名な指揮者のものになるとそこそこしますが、5時間も収録されていて、これだけの安さとは。入門編としては十分コスパが高いと言えるでしょう。

昔は、流行りの曲ばかり聞いていましたが、今は電車で読書する時に周りの雑音を避けるためにクラシックを聞いています。オペラの方が好きなんですけど、異国の言葉とはいえ、情熱的な歌声を聞くと全集中できないので(笑)

森博嗣(もり ひろし)さんの本も一時期めちゃハマっていましたが、最近はあまり読まなくなっていたところ、

時々読んでいた毎日更新されるブログがいつの間にか完結し、書籍化され、ブログが閉鎖されていたので、本屋さんで5冊全部買おうかなと思っていたのですが、

何せ一冊が400ページ超えで持ち運びできないため、電子書籍にしようと思っていたら、なんと合本があるではないですか!

実は最初の一冊だけ電子書籍で持っていたのでかぶってしまうのですが、紙の本で買うより半額くらいになるので、迷わず購入しました。

ちょっとした空き時間にブログ感覚で読むならスマホ読書の方が向いてますね。

思いついた時に、すぐに買えるのがダウンロード販売のいいところ。

CDのパッケージ感や解説書、本の装丁や厚みは無いですし、実際に店に足を運んで周りの商品から刺激を受ける楽しさはありますが、これが一昔前なら、休みの日に出かけることになります。

僕は田舎者なので、わざわざ出かけるのならと他にも用事を作らないと動くのが面倒になってしまいます。

ちょっとした用事は、幸い?職場が都会なので、仕事帰りに済ませますが、衝動的な買い物がすぐできるのがいいですね。

僕は本を買う時は、本屋さんで紙の本を買うのが基本ですが、まずAmazonでざっとレビューを見て、賛否ある感想の共通する部分を参考にします。

で、読みたくなったら、とりあえずサンプルをダウンロードし、本をブックマーク代わりにしておきます。

すぐには買わなくても、Kindleのライブラリーを見ることで自分の興味のある(あった)ものが分かるので便利です。

もちろん、サンプルで読める範囲の文章も参照します。

マンガは最近は電子書籍しか買いません。鬼滅の刃も電子書籍で所持しています。

これはiPadProが雑誌サイズの大きさなので、端末に応じて大きさが変えられるという利点を活かすためです。

文章ならスマホ程度の画面サイズでも十分ですが、コマを拡大して読むのは面倒すぎますし、大きなサイズで読むと迫力が違います。そして、何よりかさばらない。マンガはシリーズですから、本棚のスペースをあっという間に奪います。

限られたスペースの中で紙の本の占有率を高めるためには電子書籍にするしかありません。

ネットカフェも昔はよく利用していましたが、今は密状態が怖いですし、それなりに自分に合うマンガは分かるので、まず一冊買ってみてハマれば買う方が、いつでも好きな時に好きな場所で読めるので行かなくなりました。

そもそも、マンガよりも本を読む方が多いのでこれで十分なのです。

入場制の本屋さんである「文喫」が

関西にあって、月額制だったりしたら通うでしょうが、そもそも本が好きな人が行く場所なので、月額メンバーばかりになり、入れなくなるかもしれませんね(笑)

以前にも書きましたが、カフェが併設されている本屋さんは、本に対する扱いが雑な人の利用率が高そうで、ちょっと嫌なんですね(あくまで個人のイメージね)

と言って、図書館だと最新の本は無いし、近くに大きな図書館も無く、汚れた本も多いので、いまいち利用する気がしないのです。学生時代は利用しまくってましたけどね。

そもそも売れない本はどんどん消えていく運命にあります。

そこそこの広さしかない本屋さんは、ベストセラーやロングセラーしか置いていないので、僕の本屋さんという定義では、コンビニ型の本屋さんです。

本好きでない人と街ブラ(死語?)中に、本屋さん巡りをしようとすると、

「さっき本屋さん行ったやん」と言われますが、

あー、ごめんなさい。

本屋さんという概念で一括りにしないで、本屋さんにはいろんな表情があるんだよ。だから行くたびに出会いがあり、あー、この場合の「出会い」は「出合い」ではなくて、僕は本を人だと思っているから、書かれた人への敬意を込めて「出会う」という表現を使うようにしているんだ。そもそも本屋さんというのはただ本を置いているわけではなくて、というか本を読んだりはしないんだなということが先程の発言から分かったわけだけど、だからと言って本を読んでという気は毛頭ないし、君を軽蔑したりはしない。僕はそんな高尚な人間ではないし、誰かに諭すほど偉い、いや偉そうな人間では無いつもりだよ。でもね、君がもし本というものがベストセラーだけという風に思っていたとしたら、まだ素敵な本との出会いが無いんだろうから、一緒にちょっと本とマッチングでもしますか?ナビゲートくらいならするよ。別に難しい本だけが本じゃないんだーーーetc

なんて心のつぶやきを吐露する事はもちろん、な・く。というか、なんで先輩づらなんだろう(笑)

だったら、今度一人でゆっくり本屋さんに行こうと思うことで終わりにしています(面倒くさい男だとか言わないで)

そういう人との会話がなぜ退屈かについては、こちらの記事に↓書きましたが、

これが600ビューくらいになっていて、書いた時はちょっと嫌われる意見かなと思ったのですが、noteのみなさんには心に届いたようで嬉しいです。

結構、同じような感想を持っている人がいるということかな。

読書って堅苦しいものばかりじゃないし、人の数だけあるわけで。文字を発明した人間にだけ許された娯楽だと思うんですが、なかなかそうは思ってもらえないようです。

娯楽と言えば、僕にはリラックスする時に読む軽めの本があります。

森博嗣さんのブログ本は先ほど以外にも過去のものがたくさん出ているので読みますし、時々出される村上春樹さんのファンとのやりとり本も好きで、

紙の本でも600ページもあるのですが、

電子版はなんとその10倍!

これなんかは、電子書籍の特長を代表するような本ですよね。

内容はもちろん村上春樹さんの作品についての質問も多いのですが、これだけの分量になると人生相談などいろんな質問がごちゃまぜになっていて、村上春樹さんの人柄が窺えて面白いです。

そもそも僕は村上春樹さんの作品よりエッセイが好きで、残念ながら亡くなられた安西水丸さんの独特の挿絵の『村上朝日堂』シリーズのファンであったりするので、読みきれないくらいの村上さんの交流が楽しいのです。

どーでもいいような動画やネットで時間をつぶすくらいなら、僕は好きな空間に浸れる本を選んでゆったり過ごします。まるで著者やファンの人達と会話しているような気分です。

ということで、もっと短く書くつもりが意外にもそこそこの分量になってしまいましたが、僕にとって、本というのは人との出会いであり、対話なんですね。

そういう機会がすぐにでも作れるネットは活用しだいで、失うものよりも得るものの方が大きいです。

時間もスマホも平等に与えられていますが、どう使うかで一日の習慣は変わり、その積み重ねが人生を変えてしまうと思います。

僕は、すぐに忘れていいような情報よりも自分の価値観を変えてくれる読書が大好きです。


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