配達ドライバーさんについて思うこと。

ロザンさんの動画を見て、本当に宅配ドライバーさんにはもっと感謝しないといけないよなぁと思いました。

僕もかつて自分の動画でドライバーさんのことをトラック運搬ゲームをしながら語っているのですが、

何でも指先一つで簡単に、しかも極めて安価な運送費（無料も多い）で、不在を重ねても何度も届けてくれることが当たり前になってしまった時代はおかしいような気がしています。

僕もかつて今ほどネットが発達していなかった頃、店の配送に対する電話応対をする部署に勤めていました。

内容としては、お客様の代わりに運送会社に何時頃届く予定ですか？と専用の内線番号を使って仲介するようなお仕事です。

基本的にはクレーム対応がメインで、中には午前中指定でまだ８時すぎだというのに、いつまで待たせるんだ！とかピンポイントの時間に配達されると店員と約束した（チャーター便ではなく、一般の宅配便を使用しているのでルール上絶対に無いのですが）だの、あらゆる罵詈雑言を浴びながら、今すぐお前が来い！だの土下座的な要求もされました。

まだ若かった僕は、事務的な対応をしつつ、よくそこまで身勝手な理屈で怒鳴れるものだと思いながら、湧きあがる感情を押し止めていたものです。

逆にお昼を過ぎてから、午前中指定の荷物がまだ届かないんだけど確認してもらえないかなーと優しい口調で言われると心から申し訳ないなという気持ちになったりもしました。

今はコンプライアンスも厳しい時代ですし、SNSで晒される風潮もありますから、モラルの面でもだいぶ変わってきたように思いますが、みんながみんな優しいドライバーさんでないのも事実です。

でも、雨に打たれながらビニールシートをかぶせた台車で走り回っていたり、雑居ビルの狭い階段で重い荷物を運んでいる姿を見かけると心が痛むのは、そういった仕事に携わったからだと思います。

毎日たくさんの荷物が集配センターに集められ、配達ルートの順番を頭の地図に描きながら、暑い日も寒い日も運んで下さるドライバーさん達。

休憩もまとまって取れず、時には理不尽な要求に巻き込まれ、一日はあっという間に過ぎていくことでしょう。

最近はネット上で日時指定ができたり、置き配が指定ができる場合など、運送会社によって指定サービスも様々ですが、

汗をかきながら重い荷物を運んで下さったドライバーさんには、たとえ何かのトラブルがあったとしても笑顔でありがとうございますと伝えたい。

どんな職業にもブラックな部分はあると思いますが、過酷な条件の下で懸命に働いている姿は素敵です。

配送料が給料に反映されるなら、別に高くなっても仕方がない。

僕は販売員ですが、何でも安くするのは反対ですし、お客様マウントを必要以上に取りたがる人を見ると自分はそうなりたくないなと思います。

そんな事を思いながら、昨日もポチッてしまいました。

ドライバーのみなさん、いつもありがとうございます。