進学校で息苦しい人に聞いてほしいキャリアワークショップ

3/26(日)にKPOPライターの体験ワークショップを実施する。
KPOPが好き、ライターになりたい人はもちろんだが、それとは別に聞いてほしい人がいる。
それは、進学校で勉強も部活も頑張っている、だけど、なんだか息苦しい人だ。

なんだか息苦しい、ということは、自分自身では原因はわかっていないと思う。
自分も女子の新御三家と言われるレベルの高校を出ているので、その経験をもとに、思い当たる原因をお伝えしたい。

進学校には独特の勉強しなきゃならない雰囲気がある。
大多数が中学に入学した瞬間から「東大」を意識してて、中には中1から塾に通う人もいる。
みんな異常なほど真面目に勉強してるのだ。

そんな環境で、勉強せずに趣味に明け暮れるという選択肢をとるのは大変勇気がいる。
勉強しないとそもそも学校にいられないこともだが、成績が下がると急に周りからの目線が変わる。
日々の何気ない会話でも、成績による力関係がにじみ出る。
今思えばまったく心の休まる場所じゃない。
学年でも体調を崩す人は一定数いるし、自殺をした人もいる。

親や先生の期待も小さくはない。
「それだけ優秀な高校に行っているのだから、いい大学に行って人から認められるような道を歩んでほしい」
そんな圧力をどこかで感じ取っていた。

ここまでで当時の進学校の様子を伝えてきたが、高校時代にはここまで明確な言語化はできなかった。
部活と勉強に明け暮れる毎日の中で、自己を見つめ直すチャンスは皆無。
当時はただ、何かに追われているような感覚、正体不明の息苦しさとしてしか実感がなかった。

息苦しさの正体が見えたのは大学2年で体調を崩し、そこから回復する過程でのこと。
起き上がれないほどのだるさに襲われ、病院に行っても原因はわからず。
部活もやめ、学校も休学した。
すると、やる"べき"ことがなくなり、初めて自分自身の好きなことができるようになった。
学校の枠を出て、やりたいことができる場所を探し求めた。

そこでたくさんの大人に出会う。
実力勝負の世界で自分の好きな研究を極める研究者たち、好きな音楽一本で食っていけるだけの稼ぎを得ている音楽家、はたまた趣味と会社員生活を両立する人、会社員生活を捨てて新しい事業に挑戦する人など、さまざまな生き方を知った。

案外人生って自由なんじゃないか？
もっと自分のやりたいことを追求したってうまくいくんじゃないか？
という思いが強くなった。

自分のやりたいことを選ぶようにすると、体調も回復していった。
そして、心のどこかにあった息苦しさも徐々に氷解していった。

結局息苦しさの正体は
「人様から認められるような人生を歩まなければいけない」
という思い込みだったと思う。
「こういう生き方をしなければいけない」という思い込みは人を苦しめる。
そして、思い込みは同じような価値観の人に囲まれることで増強される。
ちょっと違った価値観・人間性に触れることで気持ちが楽になるかもしれない。

今回のゲストのまつもとたくおさんは、「二浪してパッとしない大学を卒業した」とのこと。それでも音楽は好きで努力を続けていたらKPOP専門のライターとして活躍するまでに。
専門誌・雑誌に寄稿する他、著書も多数あり、4月には新作も刊行予定。ラジオにも出演するなど、活躍の幅は広い。

こういう人生って、進学校の学生はなかなか出会えないんじゃないか？
少なくとも自分の周りにはいなかった。
周りにいる大人は親と先生くらいで、それ以外の生き方を知る機会がなかった。
もし高校時代からもっと多様な生き方を知ることができたら、自分自身の首を絞めることもなかったかもしれない。

同じ苦労をする中高生を増やしたくない、人生は自由だし、自分で選べるということをもっと多くの人に感じてほしい、そういう思いで法人を立ち上げたし、ワークショップも企画した。

まつもとさんのオーラに触れたい、普段接する大人とは違う形の人生を覗いてみたいと思った方はぜひ参加してほしい。
日時：3/26(日)14:00〜16:00（申込締切：3/24(金)）
会場：原宿AIA高等学院
詳細・申込はこちら↓
https://sites.google.com/view/kpopworkshop/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

ちなみに同日10:30〜12:30にはビジネスの作り方WSも開催される。
興味があればこちらもぜひ↓
https://sites.google.com/view/newbusinessws1/%E3%83%9B%E3%83%BC%E3%83%A0

※無事開催終了しました！
レポートはこちら↓
https://note.com/1234vuts/n/n4e3def24a8ff