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他人事ではない現代の防犯意識 ロスジェネ氷河期世代が考える『万が一』の備え



はじめに 強盗事件の急増と日常化する不安

ここ数年、強盗や侵入事件が頻発し、「まさか自分が」と思っていた防犯リスクが現実に迫っています。私たちロスジェネ氷河期世代にとって、ただのニュースで片づけられない日常のリスクとして「自宅の安全」への意識が一層高まっています。しかし、実際に「もしもの時」にどう対処すべきかを考え抜いたことはあったでしょうか。私たちが備えるべきなのは、物理的な対策だけでなく、心の備えも同様に重要です。


1. まずは逃げる!防犯の基本原則

第一原則は「逃げる」です。護身術や武器を考える前に、まずは「逃げる」ための選択肢を常に考えておくことが防犯の基本です。敵に無理に立ち向かうことは、ほとんどの場合、自分や家族の命を危険にさらす行動です。以下、逃げるための準備と心得です。

  • 避難経路を家族で確認する 例えば家の各部屋からの脱出ルートを共有し、各人が迅速に安全な場所に避難できるようにしておきましょう。

  • 緊急連絡先の周知 家族が集まれる場所や警察の連絡先などを事前に話し合っておくと安心です。

  • 「自分の命を守る」という覚悟 緊急事態に遭遇した際、「とにかくその場から離れる」という明確な意識を持つことで冷静な判断がしやすくなります。


2. どうしようもない場合の心構えと護身術の基本

それでも万が一、逃げ場がなく鉢合わせてしまった場合はどうするか。護身術の基本や心構えについても学び、いざという時の備えとして頭に入れておくとよいでしょう。

護身術の基本 自分を守るためのシンプルな動作

護身術に関しては、長年の訓練がなくても実践可能な基本動作がいくつかあります。以下に挙げるのは、簡単で有効な方法です。

  • 目・鼻・喉を狙う 相手の視界を奪う、あるいは呼吸困難を引き起こすための部位を狙うのが効果的です。例えば、相手の顔や目を指で突くことで一時的に視界を失わせ、その隙に逃げることができます。

  • 声を出して助けを求める 大声を出すことで、周囲に異変を知らせ、犯人に「危険だ」と感じさせるのも有効です。「助けて!」といった具体的な言葉を発することで、周囲の人も事態を察知しやすくなります。

  • 相手を攻撃せずに距離を取る 接近戦で無理に攻撃しようとせず、ゆっくりと後退しつつ距離を取ることで、相手が過剰反応しないようにする方法もあります。


3. 家庭内にある防犯アイテムの有効活用

普段の生活の中で、すぐに武器として使えるものを用意しておくと安心です。いざという時には、以下のような身近なものが護身具として役立ちます。

  • スプレータイプの護身具:唐辛子スプレーなどは視界を奪う効果があり、一時的に逃げる隙を作ることができます。専用の護身スプレーを用意しておくと安心です。

  • 硬い傘やフラッシュライト:傘や懐中電灯はリーチがあり、相手との距離を保ちつつ攻撃するのに使えます。また、フラッシュライトの強い光を顔に向けることで一時的に相手の視界を奪うことも可能です。

  • スティックタイプの物:長い棒状のものであれば、相手との距離を取りながら対応でき、攻撃されるリスクも減らせます。


4. 家族がいる場合はどうするか?

家族がいる場合、個々の行動計画を話し合っておくことがさらに重要です。家族全員が一丸となって安全を確保できるよう、以下のようなポイントを共有しておきましょう。

  • 隠れる場所を決める 家の中で安全な場所や隠れられる場所を家族と話し合い、緊急時にそこに避難できるようにします。

  • 子供や高齢者のための具体的な指示 特に逃げにくい家族には具体的な指示を用意し、例えば「お風呂場に隠れる」「ベッドの下に隠れる」など、できるだけ簡単で実行しやすい方法を共有します。

  • 危険が去るまでの待機 犯人が家の中にいる場合、無理に対抗せず、なるべく静かに待機することが最も安全です。警察が到着するまで身を潜めることが理想的です。


まとめ:冷静な心構えと日常の対策が最大の防御

日頃から防犯意識を持つことで、緊急時に冷静に行動することができます。自分を守るための基本的な護身術や逃げる方法、家庭内での安全な避難場所を話し合うことで、想定外の事態にも対応できるでしょう。

最後に、防犯は「自分の安全は自分で守る」という意識を日常から持つことが大切です。

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