商品に力を入れると失敗する?
昨日のブログの最後に
この記事を書く前に、ふと思ったのは、じゃあ一生懸命美味しい料理を作ってお客さんに喜んでもらおうとがんばってるお店がうまく行かなかったりするのは何故なんだろう?ということ。
もう少し考えて、明日の記事に書くことにします。
お楽しみに。
と書きました。
昨日の記事
↓↓↓
というわけで、今回はその続き。
一生懸命美味しい料理を作ってお客さんに喜んでもらおうとがんばってるお店がうまく行かなかったりすることってありますよね。
昨日の記事に「自分がいいと思ったら信じてやって行けばいい」と書きましたが、一生懸命やってもダメなケースがあるというのは説得力に欠けるなあと思い、僕なりの仮説を考えてみました。
それは
【商品に力を入れると失敗する】
です。
まあ、正確には「失敗する可能性が高い」でしょうか。
どういうことかというと
僕のカフェの例で言うと、飲食店のメイン商品であるメニュー自体のクオリティーは、そこまで気にしてませんでした。気にしようにもプロの調理スタッフはいなくて、素人に近いスタッフばかりでしたから。ただし、海外の雑誌からメニューのヒントをもらったり、盛り付けを工夫したりしてました。
昨日の記事に書いたように、インテリアとか音楽、スタッフのユニフォームや食器等にはこだわっていて、僕はよくスタッフに「五感に訴える店作りをしよう」と言ってたのを思い出します。
お店が流行る要因として、料理が美味しいというのは大切なモノのひとつですが、それだけ突出するよりも、全体のバランス感覚がより重要で、いわゆる「世界観」みたいなものが伝わらないんじゃないかな。
一生懸命美味しい料理を作ってお客さんに喜んでもらうのは素晴らしいことだけど、それだけにエネルギーを注ぐのはもったいない。
これって飲食に限らず、色んな業種業態でも同じようなことが言えると思います。
あなたが、よく行くお店のことを考えてみてください。
意外と、メインの商品云々よりも雰囲気とか接客がいいからといった理由で行ってませんか?(ポイントが貯まるからとかもありますね)
高級ブランドなんて、まさにそうですよね。ハイブランドの100万円のバッグとカジュアルブランドの3万円のバッグの「バッグとしての機能的な価値」って、値段ほどの差はありません。
でも、ハイブランドは長い年月をかけて独自の世界観を構築して、商品によっては「1年待ってでも手に入れたい」というようなファンを作っています。
あくまでも、この話は僕の考えた「仮説」ですが、何かの参考にしてもらえたら嬉しいです。
ビジネスで、一生懸命やってるのに、いまいち売れないという悩みをお持ちの方がおられましたら相談にのりますよ。
商品やサービスの魅力や価値が伝わるような「世界観」を創るのが僕の仕事であるブランディングの役割ですから。
では
今日もおもしろタノシズムで!
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