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ピアノが面白すぎる理由

ピアノほど、面白いおもちゃはない。
1人でオーケストラを奏でる事が出来る。
しっとりバラードを聴かせることが出来る。
アニソンでもポップスでも、ジャズでもクラシックでも表現できてしまう幅の広さ。

そして打楽器であるがゆえに誰でも音が出せてしまう。猫であっても。笑

まあその分難しい部分もあるし、1人で完結できるからこその仕事量の多さは認める。
でもそこが楽しいのだ。人間の一生では足りないくらいにやることがある。

自分はとりわけソロピアノにこだわりを持っている。
ミシェルペトルチアーニの演奏を聴き、見た時に衝撃を受けた。
ピアノ一台であんなにリズムが出て、躍動感があり、他の楽器が無いのに物足りなさがない!
あんな風に弾けるまではピアノやめられない!

初心者の基本は左手で伴奏、右手でメロディー。
でもそれはすぐに飽きる。
だんだんと右手も伴奏を担ったり、左手でもメロディーラインを補ったりしたくなる。
ベースラインを意識したり、ハーモニーの移り変わりを工夫したり、両手全体で一つの曲を弾く、と言う考えに変わってきた。

自分が参考にしているのは藤井風さんだ。
彼のオフィシャルスコアにはその秘密が隠されている。
譜面通り引くだけでグルーブ感が出て、ハーモニー感が味わえる。
もちろん彼のように弾くためにはタッチに拘る必要があるが。
しかし、左手の伴奏系と右手とのコンビネーションによって、抜群のグルーブ感が出る。
そして右手も和音+メロディーラインを弾くので厚みがあり、ハーモニーのラインも綺麗だ。
これを1人でやるのだからエグい事をなさる笑。
きっと彼の幼少期からの膨大な練習や音楽を聞いた事で身につけたものだろう。
ピアノアレンジをやる中で色んなことが分かっていったのかもしれない。

他にも市販で売っているポピュラーやジャズの楽譜の中に良いアレンジがあるとそれを練習する。

自分はミシェルペトルチアーニに憧れ、藤井風さんのピアノから学び、和泉宏隆さんの楽曲から学び、清塚さんのアレンジから学び、角野隼人さんに感動する。
その他色んな人から吸収している。
ピアノはその人によって輝きが変わるし、弾き方、アレンジ、リズム感、ハーモニー感、それぞれ個性がある。

好きだと思う演奏者に少しでも近づき、楽しいピアノライフを送っていきたい。

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