見出し画像

【エクセル パワークエリ】データの取得元を変更する方法【Excel PowerQuery】


動画による解説



以前、こちらの記事で書きましたが、


Excelでパワークエリという機能を使うと、大量にあるファイルの中身をマウス操作だけで簡単に取得・結合してシートに読み込むことができるようになります。


例えば、特定のフォルダの中にあるCSVファイルの中のデータをすべて取得し、縦に結合してシートに表示するようなクエリを作成したとします。

画像1
フォルダ内のCSVファイルをすべて取得・結合してシート上に読み込む


ところが、
「やっぱり別のフォルダからデータを取得したい」
「フォルダの場所や名前を変更してしまった」
といった場合、

画像2
CSV取得元のフォルダの場所や名前が変わってしまった


すでに作成されたクエリで、取得元となるデータソースの場所(パス)を変更する必要があります。

今回は、その方法について解説します。


動画で学ぶExcelパワークエリ・パワーピボット


フォルダからデータを取得するクエリ


「C:\note\CSVフォルダ①」というフォルダの中に入っているCSVファイルの中のデータを、全て結合するクエリがあります。

画像3
画像5
画像9
画像6
画像5
画像11



データ取得元のフォルダパスが変わったとき


CSVファイルを格納するフォルダが『CSVフォルダ①』ではなく、『CSVフォルダ②』に変更されてしまいました。

画像9


すでに作成済みのクエリでは

C:\note\CSVフォルダ①

というパスのフォルダの中のCSVファイルを結合するという内容になっていますので、このフォルダパスを新たに

C:\note\CSVフォルダ②

というフォルダパスに変更しなければいけません。


クエリのデータ取得元のフォルダパスを変更するには、2つの方法があります。



方法①:クエリのソースのステップを変更する


まず、データを取得するクエリの最初のステップ:ソースの設定を変更し、フォルダパスを書き換えます。

画像10
クエリのソースのステップでフォルダパスを変更する


もし、このクエリが1個のExcelブックやCSVファイルからデータを取得するものであれば、この1箇所でファイルパスを書き換えるだけで終わりです。

しかし、今回のようにフォルダからデータを取得している場合は、もう1箇所でフォルダパスを書き換える必要があります。


そのもう1箇所とは、ヘルパークエリとして自動作成された「サンプルファイル」のクエリです。

こちらも同様に、クエリの最初のステップ「ソース」を変更し、フォルダパスを書き換えます。

画像11
「サンプルファイル」クエリのソースのステップでもフォルダパスを変更


これで、新たに「C:\note\CSVフォルダ②」からCSVファイルを取得することができるようになりました。

画像12
変更後のフォルダからCSVファイルを取得できるようになった


今回の例では、1つのフォルダからのみデータを取得していますので、2箇所だけのステップの変更で済みますが、実務でデータの集計業務を行う場合は、複数のフォルダからデータを取得したり、複数のExcelブックを取得したりと、変更箇所がもっと多い場合がほとんどだと思います。

その場合、この方法ですと、そのすべてに対してソースのステップを変更し、フォルダから取得しているのであれば、さらにヘルパークエリの「サンプルファイル」クエリのソースのステップも変更し、、、となり、変更作業が非常に大変です。

そこで、データソースを変更するもう一つの方法をご紹介します。


ここから先は

691字 / 8画像
この記事のみ ¥ 500

よければサポートしていただけると嬉しいです😀 有用な記事や動画を制作していけるように頑張ります❗️