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1on1でまだ「気づきを与える」って言ってませんか?


1on1は、そもそも何をする場なのか?

これについては様々な意見があるでしょう。また、どれが正しくて、どれが間違っているということでもないと思います。私自身、コーチ1年目、3年目、5年目、10年目で変わってきています。

今は「一緒に探索する時間」と捉えています。
コーチングは、クライアントとコーチは対等な関係です。クライアントのための時間というのは勿論ですが、コーチ自身の時間でもあるのです。
そして、忘れてはいけないのがコーチングはクライアントとコーチの共創の場だということです。

それが上から目線

コーチングの説明で「気づきを与える」とか、「能力を引き出す」とかって聞いたことはありませんか?
私自身が言っていました(苦笑)

気づきを与える側/与えられる側
引き出す側/引き出される側
このような一種の力学的な関係性が生じるとコーチングは機能し辛くなります。
それは、与えなくてはいけない、引き出さなければならないと思っているのは自分よりもクライアントを劣っていると評価している可能性があるからです。

本音を語らせることに執着しない

多くのコーチング関連書籍で「本音を話してもらうことが大事」と書かれているのではないでしょうか?

大事なんですが、それに執着しないことも同じぐらい大事です。
私の初コーチングは、当時務めていた会社の人たちに対してでした。社長にもご協力いただき、コーチングをさせていただいていました。毎回ではないですが、社長は私に本音を話してくれてないんじゃないか?と感じることがあったんです。

そのことを当時お願いしていたコーチとのコーチングで話したんです。
そしたら・・・
「それは当たり前だよ」
「社長には一般社員には話せないことだってあるよ」

パチン!と頭を叩かれた感覚でした。確かに、いくらクライアントとコーチが対等であり守秘義務があると言えど、社長は私に話せないことがある。それに、本音を語らせたいと思っているのはコーチである私であって、クライアントの要望ではない。私のエゴでしかない・・・。

このコラムでも書かれていますよね。
誰のための1on1なのか?
これはコーチングを提供するすべての人に必要な問いだと私は思います。


コーチ・エィさんが毎週水曜に配信されている「Coach's VIEW」を読んでの雑記を書いてます。これを読んだ皆さんが感じたことや思ったことをコメントいただけると嬉しいです。


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参考記事&書籍

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