一度は行きたいあの場所
ええい、もうここまで来たら最後まで付き合いましょう。
note連続お題投稿企画!
最後に選んだお題はこれ。
なるほどなるほど。
そうですねえ、そもそもインドア派でデスクに座って本読んだりキーボード打ち込んだりしてる方がフィットしてる江草なので、そんなに外界に出かけたい欲はあんまりないタチなんですが、それでも一回は行ってみたいなあと思ってるところとしては、ケネディ宇宙センターですかね。
アメリカのNASAが誇る宇宙への玄関口ですね。
こう見えて、江草は科学大好きっ子でして、特に宇宙開発関係がお気に入りでした。好きすぎてアポロの宇宙飛行士とそれぞれのミッションの内容とかを、そらんじたりとかしてましたね。
イメージ的には『宇宙兄弟』みたいな感じです。(ここまでのガチ勢ではないですが)
そんな宇宙好きっ子からすると、どうしてもケネディ宇宙センターは憧れの場所。
かつての宇宙少年も立派なおじさんになってしまった最近では、残念ながらあんまり宇宙開発の話を追っかけてはいませんが、やっぱり一度は行ってみたいなあと思う場所ではあります。
一応、スミソニアンの航空宇宙博物館や、つくばのJAXA宇宙センターは行ったことがあるので、最後の大物の聖地巡礼はやはりケネディ宇宙センターだなと。
行きたいなあ。
で、ちょうどケネディという名前が出てきたので、いい機会なので紹介すると、江草の人生ポリシーにケネディのスピーチがすごく影響を与えてるんですね。
あの有名な"We choose to go to the Moon"のスピーチです。
宇宙少年だったので、なんやかんや色んな宇宙ものの話を読んだり観たりしていて、そのうちに、このスピーチに出くわしたんですね。アポロ計画を大々的に発表するスピーチですから自然な出会いだったと言えましょう。
このスピーチの中の言わずと知れた名文句に、若き江草はめちゃんこ痺れてしまったわけです。カッコ良すぎるだろと。
もっかい強調しますよ、
"not because they are easy, but because they are hard"
は〜〜〜、ため息出るぐらいカッコええ。
つまり「実現が簡単だから月に行くんじゃない、難しいから行くんだ」と。
は〜〜〜〜。
あまりのこの名台詞っぷりにほんとに感激してしまって、いまだにこれが人生で悩んだ時の羅針盤として江草の魂に刻み込まれています。
なので、(もしかしたらフォロワーの皆さんは薄々感じてるかもしれませんが)江草は「現実的に無理なのは明らか」とか「他に手がないから諦めるしかない」みたいな言説にけっこう厳しめな態度を取ることがあります。
「いや、何早々に諦めてんねん」と。整理していくと課題解決が確かに難しいことがわかった。でも、ここからがむしろ勝負所でしょって、思っちゃうんですよね。「難しい」ってのは「諦める終点」じゃなくて「挑戦する始点」に過ぎないでしょと。
確かに、世の中の多くの問題はたいがい難題なので、解決策はすぐに見つかりませんし、江草だってもちろん思いついてないんです。
でも、流行りの概念である「ネガティブケイパビリティ」ってのも近いと思うんですけど、解決が難しい課題や矛盾をただそのまま持続的に抱え込んでおける胆力があって、初めていつか光明が見えるんじゃないかって思うんですよ。
治療方法が未発明の難病も、まず難病であることを診断、認識してからじゃないと治療方法が探れないでしょう。難病であると診断することや診断されることは確かに大きな苦悩でもあります。でも、この苦悩の段階を経ないことにはどうにも動けないじゃないかって。江草は基本的に診断屋さんなのもあってか、社会問題についてもついこういう思考形式になるんですね。
ちなみに、これは根性論じゃないですよ。「根性で頑張ればなんとかなる」っていう方針は、「根性」という安易な既存の解決策に逃げて難題を抱えるのを放棄してるだけで、全然難題と向き合ってないやり方ですから。難題とがっぷりよつに組み合って、新たな未知の解決策を見出そうという気概がありません。
……とまあ、完全に「行きたい場所」から脱線した話になってしまいましたけれど、それだけ人生レベルで思い入れがある場所でもあると言えます。
ぐう、熱く語ってたらますます行きたくなってきたなあ。
子どもが大きくなった時にでも、なんとか行けたらいいなあ。
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