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人類の身体が出産育児に向いてない

腰が痛い。

いやね、お出かけで子どもを抱っこする場面多いじゃないですか。それに、子どもは身長が低いですから、何かと相手をするのに屈んだりしますでしょ。しかも急に動くし、暴れたりもするしで、こちらのフォームも安定し得ない。変な姿勢になりがちです。

まあ、腰に無理がかかるわけですよ。

結果、腰が痛い。


一応、こちとらも医者ですからね、椎間板ヘルニアとか脊柱管狭窄症とか隅角解離とかシュモール結節とか分離症とか画像で診断できる程度には、腰の仕組みや病気は知ってるわけです。でも、そんな知識があっても何の役にも立たない現実世界の暴力的負荷が日々腰に襲いかかってきます。

無理無理無理。この姿勢でこの重量を長時間相手にするの無理。腰が無理。でも、わかっててもどうしようもない。ベビーカーを拒否られたら抱っこする以外どうしようもない。

もっとも、身体能力雑魚系のインドア派の江草だから無理なのかも。でも、身体能力には自信がある系の妻でさえも、最近ついに腰が痛いと弱音を吐き始めました。あ、やっぱ無理なんじゃん。


いや、子育ては楽しいんですよ。でも腰が痛いのは困るわけですよ。痛いと子どもと遊ぶ時間も存分に集中できないわけですし。

恨むのはこの人類の身体の設計です。

人類は当然子育てするはずなんだから子育てに耐えられる身体の設計にしてくれてないとおかしい。でも、子育ての負荷に対して腰が弱すぎるでしょ、これ。医師目線からしても理不尽。なにこれ。

こんなん、カンガルーみたいにずっと抱っこしてても余裕みたいな顔で行けるように設計してくれないと困りますよ。でも現実は痛え痛えと苦悶の表情。神様、絶対設計おかしいでしょこれ。これがもし車だったらリコールになりまっせ。

そういえば、出産だって人類だけやたら難産らしいんです。他の動物はスルスル産むけど、人類だけは死ぬほどの痛みを長時間乗り越えてようやく産める。一応、人類は子どもの頭を大きくしないといけなかったからだとかいう理由はあるらしいんですが、でもまあ、神様の設計ミスの言い訳ちゃうんかと思っちゃいますよね。もうちょっと何とかできんかったんかいと。


結局、産むときも死ぬほど痛いわ、子育て中も腰がやられるわで、出産育児を想定してない人体設計になってるとしか思えない状況なわけですよ。神様、出産育児ナメてません?

いや、わかってるんですけどね、ただの神様に対する八つ当たりだって。でも、痛いんだもん、腰が。もうちっと頑丈に作ってくれよーと恨み節も出ると言うものですよ。


どっちにしても神様が多分江草ごときの言うことを聞いてくれることはないでしょうし、仕方がないので、できる限りストレッチやマッサージをして、腰を大事にしながら生活をしています。

恐ろしいことに、今後さらに子どもって大きくなるんですよねえ。腰に対する負荷はまだまだ上昇することが既定路線となっています。

いやはや、育児を乗り越えた先人の皆々様には尊敬しかありません。


以上、あまりに慢性的な腰への攻勢に耐えかねて、愚痴と弱音を吐いてしまいました。腰痛に負けずに、今後とも子育て頑張っていく所存です。

江草の発信を応援してくださる方、よろしければサポートをお願いします。なんなら江草以外の人に対してでもいいです。今後の社会は直接的な見返り抜きに個々の活動を支援するパトロン型投資が重要になる時代になると思っています。皆で活動をサポートし合う文化を築いていきましょう。