violence insensée
敗北の朝
敗因は自明のものだった
あの時あそこで
だれがこれをこうしておけば
そんな反省をすること
無駄だった
敗北は戦う前に決していた
理念なき集団に勝利はない
だれが何のために
だれのために戦っているのか
本気で考えたこともない
戦う前にともに戦う友の前で
何を語るべきか
ひとの戦いの歴史も知らず
ただ無言でしたがうあやつりと
生きた戦いがなせると
見誤ったとき
戦いは決していた
戦いは殺意を駆り立てた集団のものではない
敵の理不尽な暴力を無に帰するために
友とともに
自分たちの守るべきもののために
戦うものだった
殺意のために武器をとる集団に勝利はない
狂気の時代には勝利もない
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