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liberatio in puella

ちょっとガンバって
それっていけなくなあいって言ったら
カンペンが落ちていた
かわいいもようのシャーペンも消えた

だまるのはイヤって
ハブかれている子に声かけた
だれかに見られて
死ね、クソって毎日書き込まれた

もうヒトとは口をきかない
自分の大切なものは持っていかない
汚されたり、とられたり
つぶされたり、ぶつかられたり

ダレがなんて考えたってムダ
もう勇気なんかいらない
わたしは強くなんかない
部屋でケータイ見ていれば
だれもはいってこない

されたらイヤなことするなって
あたりまえのこといって
まわりも大人も平気でウソをする
どこでも外ではだまっていればいいんだ

そんな一生だったら
そんなふうに自分も大人になったら
いけない イヤだ
けどちがってるって…
もう考えないほうがいいんだ

学校変わったら
どうぞって、手をさしだしてくれる
やさしい子たちが、「これマジか」

カンペンもなくならない
落ちても踏みつぶされない
拾って返してもらえる

うれしいと思ったら
ひとにもそれをするんだって
よかったと思ったら
ひとにもそれをするんだって

もう怖がらなくていいのかなぁ
ハリネズミだったわたし
もうやめてもいいのかなぁ
自分が自分でいてもいいのかなぁ

みんなもするから
手を挙げてみた
何しゃべったかかわからないけど
その時わたしはわたしになった

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