見出し画像

大阪公立大学無償化は神戸大にどこまで食い込むか?

大阪府、高校と大阪公立大を完全無償化へ
https://news.yahoo.co.jp/articles/f9e7737555a1a240a03b66b3d73bc8f633710ceb

これはなかなかの激震なニュースです(もちろんいい意味で)。

私は関西人ではないので大阪公立の1つ上位格である神戸大との距離感が正確には掴めていません。神戸大合格層が大阪公立に流れる可能性はあるのでしょうかね。大阪公立の場合、焦点になるのはこの部分だけです。国公立志向の強い関西ではもともと大阪公立vs同志社は前者とのことなので。

首都圏に言い換えてみます。
・都立大無料vs一橋:この場合、タダという理由で都立大には行かないでしょうね。
・都立大無料vs早慶:大抵は早慶に行くでしょうが、貧困世帯で合格したのが早稲田所沢、教育、慶應SFCぐらいまでなら都立大を選択する人がいるかもしれません。
・都立大無料vs横国:都立大が無料なら都立大に行くでしょう。
・都立大無料vs明治立教中央法:このあたりになると家庭の状況ですが、都立大無料を選ぶ割合がグンと高まりそうです(無料でなくとも選択する家庭もありますので)。

つまり、プラス1ランクぐらいで考えるとちょうどよさそうです。タダだという理由で阪大にする人は通常いないが、神戸大との勝負なら大阪公立に行く人もいるような感じになるでしょうか。ダブル合格は制度上ありえないので想像に過ぎませんが、今まで神戸:大阪公立=10:0の選択が7:3になるような感じでしょうか?
大阪公立の場合はもともと関西私大の上なので比較が単純ですが、都立大が同じことを始めたら、お茶大や筑波との比較、農工大、電通大との比較、早慶下位、上智との比較など複雑化をきわめそうです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?