私、失敗しないので！ は本当か？

心震える気付き491

米倉涼子さま主演の『ドクターX』（テレビ朝日）
フリーランスの女医「大門未知子」の名セリフ
「私、失敗しないので！」
名医 大門先生でなくても、あなたも私もこのセリフを言える。
ある事をし続ければ……

そもそも失敗とは何を意味しているのか？

やりそこなうこと。
目的を果たせないこと。
予期した効果をあげられないこと。
しくじり。
三省堂 大辞林 第三版 より

何か目指していものがあり、行動した結果が期待に反していた、
この事を失敗と言うのだろう。

例えば、技術開発。
最初にするのは、ターゲット設定と実現方法のリサーチである。
まずは企画会議で、新製品のコンセプトが決まる。
そのコンセプトを実現するために必要な技術を見極める。
そして、その技術の実現方法を考える。
つまり、目標を明確にし、その実現手段を多数考える。

考案された手段は、シミュレーションなどを駆使し、
その可能性を検討する。
この間の試行錯誤は失敗と言わない。
その方法ではダメだと言うことがわかっただけ。

ダメをダメで終わらせてはいけない。
ダメを分析すると、その中にヒントが隠されている事がある。
ダメを並べる事で傾向が見えてくる事がある。

もう少しこの方向へ突き進めば扉が開かれるのでは？
段々と硬くなっている逆方向に行けば岩盤が砕きやすいのでは？
ダメは失敗では無い。　次の行動の指針となっている。

この事前検討で、成功確率が高いであろう候補が絞られる。
この候補に対し、実際の実験、トライへ移行する。

実験では成功への期待が高い分、結果が伴わない時の
精神的ダメージは大きい。
本当にガッカリする。
「なんでや？　なんでシミュレーション通りにいかんのや？」

失敗が確定されるのか、あるいは、リセットされるのか、
この後の行動がこれを決める。

予期した成果をあげられなかった ＝ 失敗
成功へ向けたヒントとする ≒ 成功 ≠ 失敗

つまり、予期せぬ結果が出た場合、そこで止まれば失敗確定であり、
行動し続けていれば、次へのヒントとなり、失敗は確定しないのである。

例えば、ロケット開発。
打ち上げ前には、膨大なシミュレーション、予備実験が繰り返され、
成功を信じて疑わない最終仕様が確定する。

実際の打ち上げ、発射直後で大爆発を起こしたとする。
この事故を失敗と位置付けるのか？
次の成功のための大きな指針とするのか？
全ては、諦めずこの開発を継続するか否かにかかってる。
辞めない限り、失敗は確定しない。

個人で立てる目標も同じ事が言えるであろう。
目標を立てる、
それに向かって行動する、
思い通りの結果が出ない、
パターンＡ
挫ける、諦める、
”失敗確定”
パターンＢ
予想と異なる結果を分析する
次の行動の指針とする
これを繰り返す、確度が上がる、諦めない
”成功、目標達成”

「私、失敗しないので！」
要は、成功するまでやり続ければ良いだけである。
思い通りにいかない状態で、辞めなければ良いだけである。
そうすれば、誰でも言える。
「私、失敗しないので！」

とは言え、途中で諦め、失敗を確定してしまう人の方が多いのも
事実である。
私も多くの失敗をしでかした記憶がある。
あくまで記憶である、記憶は定かでは無い、年と共に遠ざかる（笑）

では、失敗を確定せず、改善の糧とする人は何が違うの？
それは、「覚悟」「決意」「志」の問題では無いだろうか？

目標に対する、「憧れ」「喜び」「夢」への執着さでは無いだろうか？

本気で取り組める目標を定め、定めたからには覚悟を決めて成功するまで
やり続ける。
途中の結果は成功への糧とし、途中停車はしない。

そうするれば、堂々と
「私、失敗しないので！」
と声高らかに叫ぶ事ができ、
誰でも「大門未知子」になれるのである。

皆さんもご一緒にどうぞ！
「私、失敗しないので！」

【気付き】
失敗しない方法がある。
それは、行動し続ける事、やり続ける事。
成功する前に、止まった時点で失敗である。
やり続けていれば、失敗は改善の糧となる。
目標を定めたならば、
「覚悟」を持ってやり続けたい。

【本日の名言】
未知子がどうしていつも、
無謀なことを口にすると思いますか。

「私、失敗しないので」
覚悟なんですよ。

患者は一回失敗されたら、
そこで終わりなんです。
でも医者の方は次に失敗しなきゃいい。
そう考える。
つまり、未知子はそういう
普通の医者ではないと言うことです。
by 神原晶

#大門未知子 #ドクターＸ #失敗 #覚悟