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未完成の自分を発信し成長過程を見せることでファンになってもらう

これまでのファン作りといえば、自分の良さや、デキること、
役立つ情報を発信することで共感や親近感を憧れに変えていくことでした。

商品で言うなら、魅力的な製品やサービスを作り上げ
完成品を提供するような感じです。

それに対して、最近は、完璧な自分ではなく、
未完成の自分を発信し、成長過程を見せることで
ファンになってもらうのが主流です。

このことをプロセスエコノミー
と呼びこの流れが起こりはじめています。

商品で言うなら、製品やサービスの制作過程から
失敗や苦境も見せて一緒に共有していく
完成させるようなイメージです。

例えば、
アイドルになりたい人が、歌もトークも、
アプリの操作も不慣れな状態から

毎日ライブ配信をして、その成長プロセスを
見せていくことで視聴者との一体感を生み出し
強いファンになってもらいます。

ボロボロの古民家を自分たちの力でリフォームし、
様々なトラブルを乗り越えてながら、

夢の舞台であるオシャレなカフェを
作り上げていく制作過程を見せることで、
開店前からお客様になってもらう。

などがあります。

サクセスストーリーとして
メディアでも紹介されています。

出来上がっていくプロセスを
見せることでファンになってもらう
事自体がマーケティングです。

完成品ではなく、プロセスに
こそ価値があると言う考え方です。

クラウドファンディングや、
オンラインサロンなど、様々なところで、
このやり方が行われています。

個人でこのやり方を取り入れようとすると
心理的な問題も出てくるように感じます。

それは、不完全な自分を見せることへ
の抵抗感です。

完璧主義者には耐えれないことかもしれません。

・未完成のものを見せるのは恥ずかしい
・知り合いに見られたらどう思われるだろう
・大口叩いて失敗したらどうしよう
などなど。
不安はいっぱいあります。

プロセスを見せようとした途端、
完璧でなくてはならないという観念が、
心理的なブロックが発生します。

なぜ、完璧でなくてはならない
と思うようになったのか?

この心理ブロックの多くは、
幼少期から思春期ごろに
作られると言われています。

子供時代に、ちゃんとできる自分でなければ
愛されない、認められない
と感じるような体験をしたことによって、

ちゃんとできないこと、
失敗すること、
完璧でないことを、

まるで悪いこと、
ダメなことであると
思い込むようになってしまったのです。

では、なぜそう感じるようになってしまったのか?
いつから感じるようになったのか?

この部分は、一人一人、経験してきたことや、
感じ方が異なるため、詳細は
わからないところです。

過去を掘り下げていくと、
何かしら完璧主義となった
出来事が浮かび上がるはずです。

自己開示が早い段階でできていたら
問題はありませんがなかなか難しいことです。

プロセスを見せるということは、
完璧でない自分を見せていくということです。

できない自分を見せることに抵抗がある方は、
過去の出来事と向き合い、セルフイメージを
書き換えていくことが必要です。

そうすることで、不完全な自分でも表現
できるようになり自分を自分で認めてあげることができた時に
できるカミングアウトかもしれません。

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