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モノありきの売り方はもう通用しないというのが事実。

モノありきの売り方は、もう通用しないというのが事実です。

通販企業においても、スマホの普及など、Web 環境を取り巻く
時代の変化に合わせて、クリエイティブの世界も必然的に進化し
ています。

特に顕著に感じるのが、モノの売り方の変化です。

Web通販の発展とともに、参入企業が増えると、
同ジャンルに複数の競合製品がひしめき合う状態が発生します。

通販企業からすると、差別化を図るためにこだわりの成分や
業界初の技術アプローチなど、ライバル製品との違いを打ち出すの
は当たり前の話なのです。

しかし、ユーザーからするとどこがどう違うのか、
よくわからないのが実情です。

消費者からすると、似たような製品があり過ぎて、
正直違いがよくわからない!
というのが心の声なのではないでしょうか。

製品の機能性や価格をシンプルに比較するこれまでの売り方では、
どれを選べばよいかわからない。

特定の製品が欲しくて検索しているはずなのに、
自分が本当に欲しい製品が何なのか?
それが見極められないのです。

今までの成功パターンは、機能性や価格をアピールするだけで
売れるというそんな時代もありました。

私が通販ビジネスを支援し始めた 2012 年当時は、機能性や
価格などの「目に見える」製品特徴をまとめて提示する売り方が
多かったようです。

Web 通販が今ほど普及していなかったので、当然ライバルも
多くありませんし、迷うことなく、購入の意思決定がカンタンに
できたわけです。

機能性や価格など、製品特徴をアピールする「The 通販」的
な売り方は、ブランド独自の世界観の中でさらっとセールスを行
う、メッセージ性を重視した売り方と言えます。

消費者にとってのブランドイメージは、多くの場合、LPなどのWeb で
最初に出会うクリエイティブメディアで決まるからです。

ですが、最近になってブランドイメージに影響を与える売り感
の強い表現は控えめになり、ブランド認知拡大を意識した
売りながらブランディングするLP が一気に増えました。

その傾向は 2019 年、より顕著になっている印象です。
ブランドとセールスを両立すると、LTV も上がります。

その象徴といえるのがクラウドファンディングで、
エシカル消費やSDGsや環境系に優しいことを売りにしながら
ブランディングする新しい通販(販売方法)は、

結果としてもう1つ大きな副次的効果を生み出し、
定期購入以外での LTV を向上させています。

機能性や価格で製品を選ぶお客様は、ほかに優れた機能性や
おトクな製品を見つけるとすぐ目移りして、
ライバル製品にカンタンに乗り換えてしまいます。

一方、売りながらブランディングする新しいタイプのクラウド
ファンディングについては、ブランドの世界観や考え方に共感し
て買った支援者は、事業者側が自社サイトを展開したときに既に
ファンになってくれているという、目新しいタイプのデータが見
られました。


インターネットを活用して自分の商品・サービスを売りたい! でもなかなか売れずにモヤモヤしている問題を解決する アドバイスをしています。 https://www.youtube.com/channel/UCxrQWY0HlXqFcOfe02_uztg/videos