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社員向けに配布されたブランドブックとは!

ブランドの浸透活動に取組まれる企業が、
必ず考えるのが「ブランドブック」の制作です。

これまでに、数多くの企業で作成され、
社員向けに配布されたブランドブックを見てきました。

どの制作事例も、ブックのデザインや形状、
コンテンツの内容や写真、イラストなどに工夫を凝らしていて、
制作される担当の方の
「伝えたい」という気持ちが感じられる力作です。

しかし、本質を抜かすと自己満で終わってしまいます
のでこのあたりを整理したいと思います。

ネット通販の成功は、扱う商材が、単品リピートの
サプリメントとランディングページの出来によって決まります。

ランディングページが強すぎて、同梱物(ブランドブック)が弱い
→事前期待を超えることが出来ずにリピート率があがらない。

ランディングページが弱くて、同梱物(ブランドブック)が強い
→新規の獲得単価が上がり、獲得数も増加しない。

ランディングページの訴求と同梱物(ブランドブック)の
テストマーケティングをしながら、丁度良いバランスを
NPS指数で探っていくように仕上げていくと

事前期待を超えた事後評価になりリピート率が60%を
超えるビジネスモデルになっていきます。


通販に向いている商品は、物を売るではなく、
メーカーがブランディングする

「6要素のハニカム構造」の概念を知っているだけで、
独自の世界観を創り出すことができます。

同梱物の中でも重要なブランドブックに必要な
役割と目的について共有いたします。

本来は、ブランドブックとは、ブランドのコンセプト
やビジョンを社内に理解・浸透させることを目的
として制作し配布する小冊子のことです。

よって、インナーブランディングともいわれています。
この社内向けのブランディングをお客様に向けて
同梱物として通販では使用します。

理解浸透の役割から社内活動へブランドブックとは、
ブランドのコンセプトやビジョンを正しく
理解させ浸透させることが主な目的と役割でした。

しかし、インナーブランディング活動が社員の意識や
啓蒙だけを目的とした活動から、日常業務の中でのブランド
価値向上への貢献活動へと進化していきました。

そのため単なる理解・浸透のためだけのツールの
役割から、業務活動のためのツールへと目的が変化しています。

ブランドブックに必要な基本的な構成内容は、

【会社】
・ビジョン
・ミッション
・バリュー

【ブランド】
・ブランドコンセプト
・ブランドメッセージ
・ブランドデザイン

に込められた意味などが中心です。

しかしながら、機会の壁の突破からどんな目標を持ち、
どう行動すべきかを示す行動指針やコミットメント的
な要素が強く求められるようになってきています。

ビジョン(将来のあるべき姿を描いたもの)
ミッション(目的の実現に向けて実施すべき志)
バリュー(お客様に提供する機能的価値&情緒的価値)

ブランドコンセプト(ブランドの考え方)
ブランドメッセージ(ブランドが発信する言葉)
ブランドデザイン(ブランドが象徴する形・イメージ)

お客様がブランドブックを手にした時、
「このような姿になりたい」と
思わせることができるかが重要になります。

そのためには、

1)シンプルな構成や表現にする
2)単なるルールブックにしない
3)カタカナのみにしない

お客様との約束を“実践する”ことが目的なのです。

ブランドブックとして、メッセージを発信する際に、
なるべく、カタカナやアルファベットの

横文字を乱用することは、ニュアンスの
違いが発生し理解を妨げることにもつながります。

見栄えがよくカッコ良いなどの理由で、
使用しないように気を付けてください。

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