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サービス・ドミナント・ロジックを制することは?

商品戦略を語る上で重要なことは、
商品コンセプトを作ることになります。

多くのコンサル現場をみてきた経験からすると、
様々な企業で「商品コンセプト」という言葉自体は
盛んに使用されています。

しかし、商品コンセプトとしてはイマイチだったり
メンバー間で大きくズレていたりするケースが沢山にあります。

デジタルコマースやネット通販の新商品の開発現場に
呼ばれますが、とても多いのが、単にスペックを並べただけ
の商品コンセプトが多いです。

より、商品コンセプトの理解を深めるために、
簡単に共有したいと思います。

実体+概念が加わって初めてコンセプトの卵となります。

あらゆる物事は「実体」と「概念」に
切り離して考えることができるのですが、

「実体」に「これまでにない概念」を
吹き込むことができれば、そこに新しい価値が生まれ
コンセプトになります。

ミルク+赤ちゃんが飲む
ミルク+老人が飲む

「実体」は企業側にとっての事実です。
しかし「概念」は生活者側の認識にも変わります。

よって、企業側が仕掛けるケースもあれば、
消費者側で勝手に作ることもあるので、結果的には
無限に存在します。

そして生活者側に無限に存在する
概念のうち、どの部分に焦点を当ててフォーカスする
ことで実体と結び付くことが可能になります。

これが、新商品のPNP設計の商品コンセプトです。

学生には、概念とは、英語に訳すと「コンセプト」とです、
と説明をしています。

そして「製品」という実体に
視点という概念を吹き込んだものが
商品コンセプトになります。

あらゆる物事に対して「実体」と「概念」を
分離する習慣を身に着けてください。

切り離して考える思考習慣が身に付けば、
あなたは優れた商品コンセプトメイカーになります。

優れたコンセプトを作るためには、
商品開発に生活者を巻き込む方法がベストです。

ネット通販からデジタルコマースにシフト
する中で、ユーザーイノベーションがこれからの
キーワードになります。

残念ながら、優れた商品コンセプトの作り方には、
公式は存在しますが、絶対は存在しません。

これだ!という万能薬は存在しないのです。

ポイントは、
・企業側からの目線を離れ
・生活者側の目線に立つ

ために極めて有効な方法です。
商品開発に生活者を巻き込む方法は、
サービス・ドミナント・ロジックです。

サービス・ドミナント・ロジックとは、
わかりやすくいいますと、
モノとサービスを区別しない
という考え方です。

企業がいかにして顧客とともに価値を創造するか?
という価値共創の視点から生まれたキーワードになります。

例としては、
デジタルとアナログ=デジアナ
リアルとネット=リアルネット
有形と無形=有無形

のセットで問題解決や社会解決を図るという
視点こそ、生活者を巻き込むことができます。

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