ファンエコノミーやプロセスエコニミーの創り方のキモは!
1回目を買ってくれた人が2回目購入に至る率は、
一般的には10~30%です。
日本式のミニマム通販にあたる
D2Cは60%を基準にしています。
本題へ
このような数値で実績は推移しています。
なぜ、そんなに高い数値基準になるのでしょうか?
その秘密は、「集めて売る」モデルだからです。
集めて売るのがキモになります。
集めて売るとは、成果物や最終的な
アウトプットそのものだけではなく
「プロセス」つまり何かしらを製作から実行する際
の過程自体をビジネスにするという概念のことです。
ファンエコノミーやプロセスエコノミーに
近い概念です。
背景には、これまでの成果物や
アウトプット自体をビジネスにする
「アウトプットエコノミー」が主流でした。
現在は、このアウトプットエコニミーが
一定規模まで到達した結果、プロダクトの
差別化のポイントとしてなくなりました。
よって、プロセスが相対的に重要になって
きたという考えがあります。
分かりやすい例として、ガールズグループ
「NiziU」を生んだプロジェクト「NiziU Project」
などはその選考過程自体をコンテンツ化することで
ブームを巻き起こしたことで有名になりました。
これもプロセスエコノミーの一例となります。
このように、プロセス段階からファンを募り、
一緒に完成形までユーザーと一緒につくることで
私もかかわったという経験や体験が価値となっているのです。
だからこそ、集まった60%が利用してくれると
いう高い基準を設けても売れていくというわけです。
その結果、自社が思い入れある製品の
大量の不良在庫を抱える心配もありません。
従来の広告依存型のやり方での通販は、
売れずに大量の在庫を抱えて悩む人が多かったのです。
しかも、6月1日以降、特定商取引においても
規制が厳しくなります。
しかしミニマム通販はその心配はありません。
少量のお試し商品を作ってみて
テスト販売し、売れなければ
それ以上の生産はしないからです。
最小限の製品にみで大丈夫です。
クラウドファンディングの
All or Nothing 型と同じで
目標金額に達成した場合にのみ生産するからです。
テスト販売で、売れ行きが良いことが
わかった商品だけを追加生産すればいいからです。
在庫リスクを極力おさえられるのも、
ミニマム通販の大きなメリットです。
機能ではなく「世界観」を売るから、
ライバル不在のブルーオーシャンです。
モノだけを売っていたら、競合に真似されます。
しかし、ミニマム通販では「世界観」「価値観」を元に設計します。
現在の成功事例の代表格は、北欧、暮らしの道具店の
クラシコムさんです。
北欧、暮らしの道具店さんは、
年間総リーチ 2000万
エンゲージメントアカウント数 430万人
累計会員数 42万人
年間購入者数 18万人
21年7月期45億円です。
もっと小さな規模では、
ライフスタイルと、それに付随する
モノ・コトを売るからこそ、
あなたにしかない独自の色を出すことができます。
例えば、食べることを
お休みする日を設定するだけ!簡単ダイエット
というテーマに対して、ビューティー健康法があります。
その健康法の具体的な対策として
無形サービスとしてファスティング講座があります。
またファスティング講座に使用する
酵素ドリンクを有形で販売することが可能です。
このようなライフスタイルの提案と
それに付随するコト・モノをセット
にして提案することが可能なのです。