ひとりECに必要なディレクションというスキルと役割とは?
ひとりECというワードがあるように、
小さな会社は多くの人を雇用して運営するわけにはいきません。
社長の役員報酬以外にかかる費用を捻出するには、
通販ビジネスを軌道に乗せる以外に手はありません。
そのためには、社長の役割はプロデュース兼ディレクションに
徹するのが一番になります。
そもそもディレクションとは、プロジェクトの方向性や
舵を決めていくことです。
スタッフ(Web 業界ならデザイナー、システムエンジニア、
コーダー、ライターなど)の指導や指示などの総指揮的な行動を指します。
通称ディレクションを取り行う役割をディレクターと呼びます。
ディレクション業務の意味は幅広く企画、制作から管理まで関わることです。
つまり、プロジェクトにおいて「総指揮者」になることです。
業務内容を掴んでいるのみでなく、取引先との調整や関係部署との連携、
進捗管理など、全体を実際に見るものです。
そのディレクションスキルは、いろいろなものがありますが、
「進行力」「管理力」という言葉にまとめられるでしょう。
いろいろなことに目を配って、自分も行動しながら全体を管理するため、
全体を上手く管理して進めるスキルが必要になります。
英語の「direction」の意味としては、方角・方向というものがあります。
ディレクションスキルは方向を決定して進む力であるということができます。
具体的には、ランディングページを作成する場合は、ライティング
画像・コーディング(システム)に大きく分けることができます。
その場合、個別に交渉し進めるイメージがあると思いますが、
そうすると納期管理ができずに結果的に
時間的なコストが発生してしまいます。
よって、まずは、ディレクション業務ができることが社長の
大きなスキルの一つになります。
専門的な知識より現場における
実制作や作業の補足や指導が求められます。
効果的なディレクション制を導入するディレクションが
とてもうまい企業が社外・アイデア企画室(株)です。
取締役は私と代表権を持っている女性の役員の2名の会社ですが、
D2C の一部上場企業がクライアント様です。
当然ながら、双方とも別法人の代表をしているので、
本来なら片手間になってしまします。
ここを改善するためにディレクション制を取っています。
大きな役割として分かれていますが、クライアント様のニーズによって
クライアント様を区分して主担当を決めています。
その上で、それぞれ、担当ディレクターがいるので、彼らに仕事を振っています。
私たち役員は、全体の進行管理表に沿ってスケジュール
を見ながら、遅れなどをチェックしています。
ディレクターを教育する必要がありますが、ここはマニュアル化
して言語化することがポイントです。
すべて作業レベルに落とし込んで、一緒に実践的なやり方を見せてからその後
1人でやってもらい、不明点を聞いてあげながら
アドバイスをしていくことでスキルが上がってきます。
よって、自分の考え方・進め方・ノウハウ的なやり方を口頭ではなく
しっかり言語化することにより、結果的にディレクション能力
が身に付くのです。
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