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【日記】中之条ビエンナーレへ行った

週末、旦那さんの故郷でやっているアートイベントに行ってきた。

ビエンナーレなので二年にいっぺん、旦那さんのご実家からお誘いを受け、よくしていただくので甘えてしまっている。展示を見るのはこれが2回目なんだけど、写真たくさん撮ったのでまとめてアルバムにしました。

商店街周辺

中之条駅からだいたい1時間か2時間でめぐれる商店街を中心にしたあたり。閉店した商店や空き倉庫、地域の交流センター的なところ、街中に突然不思議空間がある感じ素敵でした。商店街、トラヤさんという元服屋だったところではファッションショーをやっていたらしいのですが、時間が合わずにちゃんと見られませんでした。その隣では古のゲームセンターが再現されていたり、謎の生き物が蠢く映像作品があったり混沌としている。

中でも上之町商店街が怖くて、

肉屋さんだったところは建物の中にあった物の気配が怖いうえに中は真っ暗だしヒェェしていたら、二軒先の薬屋さんでは先遣隊の旦那さんから「入ってすぐびっくりポイントがある」と聞かされていても出迎えるウサギが怖い。後から入ってきたお子さんが親にしがみつく怖さ。展示じたいは静謐なんだけど何か起こりそうな、波のようなニューロンのような立体物がありました。よかった。

博物館のミュゼが郷土博物館としても面白くて、猟友会の弾痕が3か所くらい目視できる猪の剥製が見られたり、農具、古いカメラ、黒塗りの教科書なども展示されていて郷土から日本史を見るっていう感じの展示が多いです。勉強になる。真田家ゆかりの土地なのでニンジャの真実も少しわかる。

伊参(いさま)エリア

小学校だったところと、小学校だったところと、小学校だったところを映画関係の資料館にしたところと、道の駅と向かいにある神社。小学校だったところのバリエーションが豊富で、展示も良かったんだけど普通に建物の写真を撮って帰ってきました。五反田小学校、前回も好きな展示が多かったけど今回も良かった。広い空間に良い感じに午後の日差しが差し込んでいて、雰囲気がとても良くてな……

伊参スタジオは遠目で見て楽しいものとか、暗いところで見て楽しいものが多いので現地で楽しんできました。傘で作った花のやつとか、体の半分が骨に置換されたコケシとかあって好き。

イサマムラ(小学校だったところ)は、場所の雰囲気ごと鑑賞するものや映像系、ワークショップが多いので体験型ってかんじ。どっちかというと、イサマムラの向かいにある集会所が自分のツボにゴリゴリに来たので山ほど収めてしまった。

家まるごと不穏。空想と現実の境目がわかんなくなる。いまにも風呂場から現れる両目にボタンの刺さったなにものかに引きずられるのではという不穏。時間が許したらもうちょっと居たかった。

昔ながらの街並みのままやってきてるので、その街並みに対してもスマートフォンのカメラを向けまくっていた一日でした。

未来へ……

中之条ビエンナーレ、東京から新幹線とローカル線で片道2時間の山あいにある群馬県は中之条町で、9月23日までやっています。会期通してのパスポートが1,500円で売っています。いくつか温泉街もあるそうなので、9月の連休で暇なら行くとたぶん楽しいです。蚊も減るだろうし。

ただ、移動にどうしても車が必要になるので、車を借りたり、シャトルバスを利用したり、一時間に1~2本の路線バスを使う感じになります。レンタカーか自家用車がたぶん一番現実的です。一日で回れる場所は、せいぜい今回わたしの行った範囲なので、がっつり見たい人は最低でも2泊しないと時間と体力がもたない。

あと、スタンプラリーでスタンプ15個集めると、温泉宿泊券10パーセント割引券をもらえるんですけど、貰うには会期中に引き替えないとダメなので気を付けたほしい(一敗)。すごい後悔しているんですが、会期中にもう一回訪れる元気がない……くやしい……