3.82章 ピースとdYdX
「ねぇ、ピースは、追いかけないでいいの?」
dYdXは、横になりながら話しかける。
丁度、ピースに膝枕をされる形で。
「そういうdYdXは、いかなくていいのかい?」
「私は、もう行くって決めてあるから。だから聞いたのよ」
「あなたも、行くんでしょ?」
「いくよ。もちろんね」
「ただ、少しだけ待ってほしい」
「なぜ?」
「だって、少し長い滞在になるかもしれないだろ?だったら、住居を見つけとかなきゃね」
「って、どうしたのdYdX?」
ピースに抱きつくdYdX
「私、今回のことで思い知ったの。いつ離れ離れになるかわからないんだったら。今出来るときに自分の思い、全て伝えようってね」
そういいながら、ニマニマした表情でピースに抱きつくdYdX
その様子は、幸せそのものであった。