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学び直しの算数(まなびなおしのさんすう)

はじめに

 この説明はおとな向けに漢字を使っています。こどもが使う場合,漢字を読めなければ読んであげましょう。あるいは,こどもにこの内容を説明して,このあとにある目次で先に進んでみましょう。

 算数ができなくなった,わからなくなった というときに,この「学び直しの算数(まなびなおしのさんすう)」を読んでみてください。
 または,学期末などの区切りに復習のつもりで読んでみてください。新しい発見があるかもしれません。
 たとえば

・十進法って知っていますか。小学校1年生のはじめから,それとなく使っているのですが。
・数の性質として,ものを数えるときの数と,順番を表す数とがあって,使い方が違うということを知っていますか。
・数直線って,何ですか。小学校1年生から出てくるようですが。小学校2年生では,ほんとうに「直線」がでてきますが,目盛りを正しく読むことができますか。
・たし算、引き算のやりかたって,ほんとうに教科書のように考えればいいのでしょうか。
・九九って暗記しなきゃいけないの?
・「割合」が苦手な人が多いのですが,「単位あたりの量」ってわかりますか。
・分数の割り算を使う文章題って,分数の割り算をしないといけないの?

 小学校の算数については,「かけ算の順序問題」や,「みはじ」などがよく話題にのぼりますが,それ以外に,
  なぜわからなくなるのか
  どうすればわかるようになるのか
を考えることが大切です。
 日本で使っている算数の教科書は,読むだけでわかるようにはつくられていません。授業で説明することを前提としているからです。ということは,授業でちゃんと説明されなかったら,わからなくなってもやむを得ないということです。このシリーズでは,「授業で説明すること」をあらためてとりあげていきます。ですから「学び直し」です。しかし,それだけではありません。「授業で説明されないこと」も入っているでしょうし。「授業とは違う」ことも入っているでしょう。いろいろな見方をすることで「わかる」ようになるからです。

さあ,小学校1年生のはじめからもう一度「学び直し」てみましょう。

 なお,この記事(マガジン)はまだ完成したものではありません。少しずつ書き足しています。書いた記事にはリンクがはってあります。

目次

1年生
数の表し方
  数字と10進法を使った数の表し方,「集合数」と「順序数」について説明します。
9までのかずとたし算,引き算
  教科書は「10までのかず」ですが,「9までのかず」で考えます。0もふくみます。
9よりおおきいかずとたし算,引き算
  数の計算において最も大切な考え方。教科書にこだわらずぜひ理解したいことがらです。

2年生
九九を忘れたら
  九九は暗記するもの,と思っていますね。しかし,中学生になっても九九が言えない子がいるのはどういうわけでしょう。忘れるからですね。では忘れたらどうしましょうか。

5年生
・比例と単位あたりの大きさ
割合

6年生
分数のわり算

学年横断
かけ算