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形容詞 vs 副詞【3日間完成 Day1】

おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。

形容詞と副詞は「ふりかけ」!

早速ですが、次の英文を見てください。

Natto is very healthy food.(納豆はとても健康に良い食べ物です)

この英文の healthy を「形容詞」、very を「副詞」と呼びます。形容詞と副詞の働きは以下の通りです。

形容詞=名詞を修飾する(=詳しく説明する)働きをもつ
副詞=名詞以外(動詞、形容詞、他の副詞など)を修飾する働きをもつ

上記の英文では、形容詞 healthy は名詞 food がどんな食べ物なのかを説明していて、副詞 very はどれくらい healthy なのかを説明してくれています。

ところで、この形容詞と副詞は英文の中に1コも登場させなくても英語を話すことができてしまいます。(※一方、主語や動詞は英文に必須の要素です)

ただ、形容詞と副詞がない世界では、以下のような話しかできなくなってしまいます。

Natto is food.(納豆は食べ物です)

とたんに味気ない文章になってしまいました。「健康に良い」だけでなく、「茶色い」とか「丸い」とか「ネバネバしている」とか、そういった説明は一切できなくなり、「食べ物だ」としか伝えることができません。

このように、形容詞と副詞は、ごはんでいうところの「ふりかけ」だと考えています。なくても食べられるけど、あったら美味しい。形容詞と副詞がなくても英語を話すことはできますが、あったほうが断然表現が豊かになります。

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ぜひ形容詞と副詞をたくさん覚えて、表現の幅を広げてみてください。


数や量を表す形容詞

「名詞の使い方」のレッスンで、「数えられる名詞」と「数えられない名詞」のお話をしました。(※「なんのこっちゃ!?」という方は先にコチラを!)

名詞にくっつく形容詞は、この名詞の影響を強く受けます。たとえば、

たくさんの本= many books
たくさんの水= much water

同じ「たくさん」でも、数えられる名詞には many、数えられない名詞には much と異なる形容詞を使います。数や量を意識した使い方はここでも登場します。


副詞の位置

多くの英語学習者にとって悩みのタネになるのが「副詞の位置(語順)」です。次の例題をチェックしてみましょう。

[例題] 次の英文に、副詞 always(いつも)を入れる場合、どの位置が自然でしょうか?
(1) He is busy with work.
(2) He works until late.


[解答]
(1) He is always busy with work.(彼は仕事でいつも忙しい)
(2) He always works until late.(彼はいつも遅くまで働いている)

副詞 always は、be動詞の直後、一般動詞の直前に置くと言われますが、その理解だと、次の日には「あれ?一般動詞の前だっけ?後ろ?」となるのが目に見えています。

always busy(いつも忙しい)、always works(いつも働いている)と、修飾する語の前に置くのが基本とおさえておけば、迷いは少なくなります。

とはいえ、文頭や文末に置く副詞も多く、そこは個別に柔軟に対応するしかありません。このあたりはウダウダ解説していてもしょうがないので、ここからの発信トレーニングで練習していきましょう。


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