形式主語 it を使いこなす【3日間完成 Day1】
おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。今日は「形式主語 it を使いこなす」というテーマでの発信トレーニングです!
天気や時を表す形式主語 it
まずは例文をチェックしましょう。
It rained this morning.(今朝、雨が降りました)
What time is it now? -It's 10:30.(今、何時ですか? -10時30分です)
このように、天気や時を表す英文では主語に it が使われています。
これは、The weather is…(天気は…)、The time is…(時刻は…)の the weather, the time が、最初から it に置き換えられていると考えます。
話の文脈から明らかなのに、毎回毎回 The weather is…(天気は…)、The time is…(時刻は…)と言うのはちょっとクドいですが、英語は基本的に主語と動詞が必要なことばなので、形式的に it を使っているというわけです。
そのため、この it を「それ」という日本語に訳すことはしません。
英文をスッキリさせる形式主語 it
不定詞(to+動詞の原形)は、「~すること」という名詞の働きをするため、英文の中のいろいろな場所に置いてあげることができます。
To watch baseball is a lot of fun.(野球を見ることはとても楽しいです)
⇒主語(S)として使う
I wanted to watch baseball today.(今日は野球が見たかったな)
⇒目的語(O)として使う
My dream is to watch baseball at Yankee Stadium.(僕の夢はヤンキースタジアムで野球を見ることです)
⇒補語(C)として使う
ただし、主語として不定詞を使った場合、頭でっかちな文になってしまいます。このような表現は基本的に避けられ、長い不定詞部分は文末に移動させます。
To watch baseball is a lot of fun.
↓
---- is a lot of fun to watch baseball.
このとき、単純に文末に移動させるだけでは、唐突に is から始まる英文になってしまいます。そこで、形式主語 It を文頭に置き「It is ~ to V」(Vするのは~だ)のカタチにします。
It is a lot of fun to watch baseball.(野球を見ることはとても楽しいです)
英文の頭が軽くなりスッキリしました。この It は仮置きのため、「それ」とは訳しません。
また、接続詞 that は後ろに続く英文を1つの大きな名詞のカタマリにすることができます。
That Ms. Takata was absent was lucky.(タカタ先生が休んでいてラッキーだったよ)
⇒主語(S)として使う
I know that this diamond is a fake.(私はこのダイヤモンドが偽物であることを知っています)
⇒目的語(O)として使う
やはり、主語として使った場合、頭でっかちな文になってしまいますので、これも文末に移動させます。そして、不定詞のときと同様、形式主語 It を文頭に置き「It is ~ that S V」(SがVするのは~だ)のカタチにします。
That Ms. Takata was absent was lucky.
↓
It was lucky that Ms. Takata was absent.(タカタ先生が休んでいてラッキーだったよ)
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