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絵本『えんとつ町のプペル』で英語をやりなおし #22

キングコング西野さんの絵本『えんとつ町のプぺル』を1ページずつ、英訳の英文法解説をします。(#21はコチラ

【STEP 1】まずは日本語で読んでみよう!


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それから、ふたりが会うことはなくなりました。

プぺルはルビッチと会わなくなってから体を洗うこともなくなり、ますますよごれてゆき、

ハエがたかり、どんどんきたなく、どんどんくさくなっていきました。

プぺルの評判はわるくなるいっぽうです。

もうだれもプぺルにちかづこうとはしません。


【STEP 2】次は英語をチェック!

The two of them stopped seeing each other after that.

After he stopped playing with Lubicchi, Poupelle stopped washing his body, so he got even dirtier. 

Flies swarmed around him, and he became filthier and filthier, smellier and smellier.

Poupelle’s reputation kept getting worse.

Nobody came near Poupelle anymore.


【STEP 3】英文法解説をします!

The two of them stopped seeing each other after that.
それから、ふたりが会うことはなくなりました。

◆ポイント1:同格の of
the two of them は「彼ら2人(=プぺルとルビッチ)」という意味で、ここでの前置詞 of は「同格の of」と呼ばれています。同格とは「イコール関係」を表すものであり、ここでは「the two = them」の関係になっています。「その2人、つまり彼らは」といった感じの解釈です。
The two of them(彼ら2人は)

◆ポイント2:動名詞
「動詞のing形」を動名詞といい、その名の通り「動詞を名詞にしたもの」です。「~する」という動詞を ing形 にすることで「~すること」という名詞の働きに変化します。動詞 stop(~をやめる)の後ろには名詞を置きますが、動詞 see(会う)を動名詞 seeing にすることで置けるようになりました。
stopped seeing each other(お互い会うことをやめました)

◆Words & Phrases
each other(お互い)
*新出単語・熟語のみ掲載しています。


After he stopped playing with Lubicchi, Poupelle stopped washing his body, so he got even dirtier.
プぺルはルビッチと会わなくなってから体を洗うこともなくなり、ますますよごれてゆき、

◆ポイント1:接続詞 after
ここでの after は2つの文をつなぐ接続詞の働きをしています。After S V~, で「SがVしたあと」と解釈し、時間の前後関係を表します。
*1文前の The two of them stopped seeing each other after that.(それから、ふたりが会うことはなくなりました)の after は前置詞の働きをしています(意味は同じく「~のあと」です)。
After he stopped playing with Lubicchi,(プぺルはルビッチと遊ぶことをやめたあと)

◆ポイント2:動名詞
ここでも動名詞(Ving)が登場です。stop Ving のカタチで「~することをやめる」と解釈します。stopped playing with Lubicchi は、直訳すると「ルビッチと遊ぶことをやめた」になりますが、これは、もともとの日本語の「ルビッチと会わなくなってから」を直訳すると stopped seeing each other となり、1文前と表現が重複してしまいます。英語は同じ表現の重複を嫌うので、あえてこのような英訳になったと思われます。
he stopped playing with Lubicchi(プぺルはルビッチと遊ぶことをやめた)
Poupelle stopped washing his body(プペルは自分の体を洗うことをやめた)


◆ポイント3:接続詞 so
接続詞の so は、前に「原因・理由」を表す英文を、後ろに「結果」を表す英文を置き、「A, so B」のカタチで「Aなので、B」という解釈になります。
so he got even dirtier(なので、ますます汚れていきました)

◆ポイント4:比較級
dirtier は、形容詞 dirty(汚れた)の比較級です。2つのものを比較するとき、英語では比較級というカタチを使います。dirty を dirtier という「形容詞+er」のカタチに変化させることで、2つのものを比べる表現になります。ここでは「今の状態」と「以前の状態」を比べていて、「以前よりも汚れてきた」ということが表現されています。また、dirtier の前に置かれている even は比較級を強調することばで、「さらに、なおさら、なお一層」と解釈します。
so he got even dirtier(なので、ますます汚れていきました)

◆Words & Phrases
get dirty(汚れる)、even(さらに)


Flies swarmed around him, and he became filthier and filthier, smellier and smellier.
ハエがたかり、どんどんきたなく、どんどんくさくなっていきました。

◆ポイント1:比較級 and 比較級
「比較級 and 比較級」のカタチで、「ますます~、だんだん~」という表現を作ることができます。filthier は filthy(汚い)の比較級、smellier は smelly(臭い)の比較級です。
he became filthier and filthier, smellier and smellier(どんどんきたなく、どんどんくさくなっていきました)

◆Words & Phrases
fly(ハエ)、swarm(群がる)


Poupelle’s reputation kept getting worse.
プぺルの評判はわるくなるいっぽうです。

◆ポイント1:keep Ving
動作や状況が継続していることを表現するときに、keep Ving(~し続ける)というカタチを使います。

◆ポイント2:比較級
worse は、形容詞 bad の比較級です。「形容詞+er」のカタチではなく、ガラッと変わってしまうパターンです。he got even dirtier(ますます汚れていきました)と同様、動詞 get の後ろに置かれています。「get+形容詞」のカタチで、「~になる」という「変化」を表す表現になります。
Poupelle’s reputation kept getting worse.(プぺルの評判はわるくなるいっぽうです)

◆Words & Phrases
reputation(評判、風評)、get worse(悪くなる、悪化する)


Nobody came near Poupelle anymore.
もうだれもプぺルにちかづこうとはしません。

◆ポイント1:否定語で始まる否定文
日本語では「誰もプぺルに近づこうとしない」と、最後に否定語を持ってきますが、英語はそれをすることができません。Nobody came near Poupelle anymore. のように、否定語はできるだけ前に持って来て、否定文であるということをハッキリさせます。直訳すると、「いない人がプぺルに近づいた」となり、なんだかヘンな感じですが、これが英語の特徴です。
Nobody came near Poupelle anymore.(もうだれもプぺルにちかづこうとはしません)

◆Words & Phrases
come near(そばに寄る、近づく)


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