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"have"の使い方【3日間完成 Day1】

今日からは have の使い方をやります!

おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。

さて、今回は、「~を持っている」でおなじみの動詞 have をピックアップして、トレーニングを行います。


(1) 動詞の have

動詞 have は「~を持っている」という意味でおなじみですが、「一緒にいる」「近くにいる」というのがコアニュアンスです。

ですので、日本語で「持っている」と訳さなくても、英語では have を使う表現がたくさんあります。

What do you have in your hand?
手に何を持っているの?
This station has a bookstore.
この駅には本屋さんがあります。
I have a headache.
頭痛がします。
I have no plans for this weekend.
今週末は何も予定がありません。
And, I’ll have a slice of pizza as well.
それと、ピザも1切れください。

いずれも「一緒にいる」「近くにいる」というイメージで押さえておくと理解しやすくなります。


(2) 「義務」を表す have to V

have to V は、「~しなければならない」という「義務」を表しますが、なぜ have を使うのでしょうか?

have to V は、「"have to"+V」という組み合わせだと思われがちですが、正しくは「have+"to V"」です。

「to V(動詞の原形)」のカタチを不定詞といいます。不定詞は、もともと「~する」という動詞だったものが、「(これから)~すること」という名詞の働きに変化したものです。

つまり、have to V は、「"これから~すること"(to V)を持っている(have)」⇒「~しなければならない」という解釈になるわけです。

自分の携帯電話の充電をしないと。
I have to charge my cellphone.

ちなみに、否定文 don't have to は「不必要」(~する必要はない)を表します。

こんな早く起きる必要はなかった。
I didn’t have to get up this early.

◆「義務」を表す have to V について、さらに詳しくはコチラ


(3) 現在完了「have+過去分詞」

現在完了形は「have+過去分詞」で表現し、完了・経験・継続の3つの用法があります。

① 完了用法
I have lost a little weight!(少し痩せた!)
② 経験用法
I have read this article before.(以前、この記事を読んだことがあります)
③ 継続用法
I have lived in Kobe all my life.(生まれてこのかた神戸に住んでいます)

なぜ現在完了にも have が使われているのでしょうか?

先ほどの例文をもう一度チェックしてみましょう。

I have lost a little weight!(少し痩せた!)

lost a little weight(少し痩せた)という状況を今もまだ持って(have)いる、つまり「痩せて今ハッピー」「痩せたから今このジーンズが履ける」と、過去が現在につながっている(今もまだその状況と「一緒にいる」)話をしています。

現在の状況・心境を表すために have を使っているのです。

ここが過去形との大きな違いです。過去形 I lost a little weight. は「あのとき痩せたなぁ」と現在とは切り離された過去の状況・心境を表します。

「過去が現在につながっている」というポイントを意識すれば、

① 完了用法:過去の出来事から現在の状況・心境を話す
I have lost a little weight!(少し痩せた!)

② 経験用法:過去から現在までに経験したことを話す
I have read this article before.(以前、この記事を読んだことがあります)

③ 継続用法:過去から現在まで継続していることを話す
I have lived in Kobe all my life.(生まれてこのかた神戸に住んでいます)

と、すべて同じイメージで捉えることができるからです。

◆現在完了形について、さらに詳しくはコチラ



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