see / look / watch の使い分け【3日間完成 Day1】
「見る」を表す see / look / watch の使い分け
おはようございます。横山です。神戸と大阪の隠れ家塾「やりなおし英語JUKU」で「話せる・使える英文法」のレッスンをしています。
さて、今回は「見る」を表す see / look / watch の使い分けトレーニングを行います。どれもなじみのある単語ですが、キチンと使い分けができている方は多くはありません。
さっそく、ひとつずつチェックしていきましょう。
(1) see
see は「意識しなくても自然に視界に入る」ときに使います。「見る」というよりも、「見える」「見かける」といった感じです。
I saw Annie at the station today.(今日、駅でアニーを見かけました)
During winter, you see a lot of people wearing masks. (冬の間はマスク姿の人をたくさん見るね)
(2) look
look は「意識して目を向ける」ときに使います。まさに「見る」という日本語があてはまります。
Look at this!(これ見て!)
Today I looked at my bank account.(今日、銀行口座を見ました)
(3) watch
watch も look と同じく「意識して目を向ける」ときに使いますが、「動いているものをじっくり見る」のが watch です。
I watched the game on YouTube.(YouTubeでその試合を見たよ)
I watched a documentary that was about a famous animator.(私はドキュメンタリー番組を見たの。有名なアニメーターの話だったよ)
「映画を見る」は、映画館の巨大なスクリーンから映像が自然に目に入るイメージで see a movie がよく使われます。
What would you like to do? -Let’s go see a movie!(何をしたいですか? -映画を見に行こう!)
しかし、自宅で動画を見ることができるようになった現代では、watch TV(テレビを見る)と同じ感覚で、watch a movie と表現することも多くなりました。
Didn’t you watch the movie last night? -No, I fell asleep.(昨日の夜、その映画を観なかったの? -うん、寝ちゃったんだ。)
文法的な使い分け
ここまで、ニュアンスの違いについて説明させていただきましたが、文法的にも、この3つの動詞は使い分けがあります。
look は「自動詞」であるため「look at+名詞」のようなカタチで使いますが、see と watch は「他動詞」であるため「see+名詞」「watch+名詞」のカタチで使います。
I saw Annie at the station today.(今日、駅でアニーを見かけました)
Look at this!(これ見て!)
I watched the game on YouTube.(YouTubeでその試合を見たよ)
自動詞は「直後に名詞を置かない動詞」のことで、他動詞は「直後に名詞を置く動詞」のことです(詳しくはコチラ!)。
このように「意味的な使い分け」と「文法的な使い分け」の両方の視点で違いを押さえることができたら最高です。
ここから先はマガジンご購読者限定の発信トレーニングです!「see / look / watch の使い分け」に絞ってゴリゴリトレーニングを行います。コア英文法ポイントを会話に紐づけることを意識しながらトレーニングしましょう。
このトレーニングは、10個の英文を3日間連続の3ステップで完成させます。「しつこく繰り返す」ことがポイントですので、この3日間は同じ英文を角度を変えてトレーニングします(トレーニング内の英文は3日ごとに常に新しいものに更新されます)。詳しくはコチラ。ご質問はコメント欄にお気軽にお寄せください!
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