高級ポップフィルターの比較
こんにちは、イーヴィルな斉藤(@evilsaitoh)です。
さらっと書ける題材ないかな~と思ったら、手元に高級ポップフィルターがあったので比較していきます。
1 Stedman ステッドマン ポッピング・ガード Proscreen 101
おそらくポップガード界で最も有名な品。8,400円くらい。
飽くまで基準として取り上げておきます。
一番有名ではありますが、あまりプロスタジオで見かけたことはない気がする。
定評はありますが、それなりに息は通します。
もちろん、マイクまで数十センチは離すので息がマイクに当たるのは近づきすぎ…というマイキングの話もありますが、まぁ今回は飽くまでアマチュア目線ということで…。
声はあまり変わらない方で、かなり自然です。
全体的に、ポップガードとしての能力は微妙ですが、ここらへんが価格との釣り合いが取れている感じですね。
2 JZ MICROPHONES (ジェイゼットマイクロフォンズ) ポップガード Pop Filter
最も「吹かれ」が発生しにくいポップガードです。28,000円くらい。
しかし、音への影響もかなり大きいですね。
近くで録るとどこか詰まった音になり、どれだけ良いマイクを使っていても「う~ん」となりますね。
また、吹かれそのものは発生しないものの、細かい網なのでそれだけ息を受け止める力が強い……つまり、当然、その力はグースネックにかかり、マイクが微妙に揺れます。
そのせいか低域がモコモコとして扱いにくい印象ですね…。
一方で、ある種の圧が取れるので、近くで録りたい&破裂音でリズムを作るようなラップなどの分野ではそれなりに有用だったりします。
3 Hakan Pop Filter (ハカンポップフィルター) ポップガード P110-Pop Killer with Gooseneck
一番自然に録れるポップガードです。18,000円くらい。
現時点での正解だと思っています。
今までの物とは違い、目の粗いスポンジでできています。
頑張れば作れそうなヤワな造り。
あとグースネックがヘナヘナしすぎ。最近の若者かよ。
「吹かれ」が起きることはあまりなく、音も変わりません。
「じゃあすべての面で優れているのか?」と言われると、もちろん難点もあって、スポンジ表面を吹いたときのような「スー」みたいな音が鳴ります。
まぁ他のポップガードでも吹けば多少は音がしますが、少し大きいところ。
まぁあまりポップガードを長く吹く事なんてあまりないでしょうけど…。
4 おわりに
布製のポップガードは、あまり良い結果でなかったため使っていません。全体的に高域が死ぬ。
また、他にはPauly Ton P120というポップガードが海外では人気だったりします。
目の細かい金属製のポップガードで、私がよく見る海外フォーラムでもとても評判が良いです。
しかし日本で輸入しているところはなく、もし手に入れるなら海外から輸入するしかありません。25,000円くらい。
使ってみたいけどなぁ。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?