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Webデザイナーを振り返る〜4年目の学びと反省

こんにちは。Eveです。
5年間のデザイナー人生を振り返る記事を書いています。
4年目までしっかりかけている自分を褒めたい。

1年〜3年目の記事はこちら ↓

転職して1年が経ち、戦力の一員としては認めていただけていたかな、と我ながら思っています。
できることが増えたからこそ、新しい壁も学びもあったなと感じる1年でした。


4年目の業務内容

  • 引き続き1ヶ月、2~3案件を常に同時進行

  • ディレクター業務が当たり前に

  • 自社サービスの立ち上げに参加

自社サービスの立ち上げに参加した経験が、視野をグッと広げるきっかけになりました。

4年目の壁

仕事に“他人事”などない

これまでは自分の領域を精一杯やっていればそれなりに評価をしてもらっていましたが、業務の幅が広がるにつれ、営業やエンジニア、クライアントなど、自分以外の人間への関与が必要不可欠となりました。

以前は「構成案、今日届くっていってたけどまだ連絡こないな〜。でもディレクターの仕事だもんな〜。催促って気が向かないな〜」なんて呑気なことを考えていましたが、それでは回らないプロジェクトが多くなってきました。

また、自身もディレクター業務に多く携わるようになったことで、関係性のできていないクライアントに提案・催促をすることも増え、クライアントの調整作業もうまくやっていかないと…ゾーンに入りました。

少しでも円滑にプロジェクトが進行できる立ち回りを身につけることが必要でした。

理想だけでは企画は成り立たない

この年から企画開発の部署を兼任することになりました。
毎月新しい企画案を出すか、以前提示した企画案をブラッシュアップする提案を求められました。

企画を考えることはとても面白かったです。私の場合は、日常生活で気になったことを列挙して広げていくというスタイルで企画案を提示していました。

しかし、「どうやってマネタイズするの?」「それって誰が使うの?」「想像するユーザーはWebに強いことが前提なの?それ以外のユーザーは取り込めないの?」ような課題だらけで、詰めが甘々な提案をしてしまうことが多かったです。

企業で利益をあげるために企画開発をするのですから、「なんだか面白そう」「楽しそう」だけでは成り立たないことがたくさんあるのだと痛感しました。

4年目の学び

色彩検定2級合格

シレッと色彩検定2級の試験を受けて合格しました。(いつか勉強方法をまとめたい…)
久しぶりの試験でドキドキした記憶があります。
ちなみに98点でした✌️

Vue.jsをゴリゴリ書き始めた

プロダクト開発のためにVue.jsを本格的に書き始めました。
最初はオブジェクトの受け渡しで頭がパンクしていました…
Udemyで学習を進めつつ、スラスラかけるエンジニアの方にサポートいただきながらなんとか1つのサービスをVueで構築できるようになりました。

コミュニケーション上手がプロジェクトを制す

仕事の全てが他人事ではなくなったとはいえ、他人と連帯をとるという事実は変わらずそこにあるわけです。

例)今日、届くはずの構成案が届かない…ディレクターに催促したい

今日来るって言ってたやつまだですか?今日もらえないと間に合わないのですが…

シンプルに伝えたら上記になるのですが、ちょっと高圧的に感じますよね。

今日届く予定の構成案、進捗いかがでしょうか?
18時までなら確認できます!
遅れる場合は明日の確認になりますが、もし数日遅れる場合はスケジュール調整のご相談をさせてください。

相手との関係性にもよりますが

  • 催促を送る場合は相手も返信しやすいようにやわらかく接する

  • もし難しい対応になりそうなら相談したい旨も伝える

などを工夫するようにしました。

また、自分自身の進捗についてもチームメンバーを不安にさせないよう逐一報告するように気をつけました。
催促されるのが嫌…監視されてるみたいで嫌……なら自分から言っちゃえ!って話です。
「この人は報告してくれるな!」と思ってもらえれば、向こうも安心して仕事を任せてくれるので、のびのび働けることを実感しました。

叩き台を作るやつは本当にえらい!

企画開発部署に所属したことで“叩き台”を作る機会が圧倒的に増えました。

コンセプトやマネタイズ方法を考え、簡単なワイヤーフレームを作る。そして、それにみんなが乗り込んでくれるような土台を仕組むわけです。

これ、ほんとに大変です!!!!!!!!

受託業務にも追われながらなんとか作った企画案が10分でボツになったこともあります。
「仕事辞めて〜」というぐらい悔しくもなります。人間だもの。

ただ、ゼロイチを作ることで別の角度からのアイディアを得やすくなり、プロジェクトが育つスピードがめちゃめちゃ速くなります。
「そこまで作ってくれてるなら一肌脱ごうかな」と動いてくれる方も増えます。

叩き台を作る作業は、第一歩踏み出す作業でもあるわけです。

この感覚を身につけてからは、少しでも前向きにプロジェクトを進めるために、暑苦しいと思われてもいいから、叩き台係を担うことをが多くなったっと思います。

まじで偉いので、よく褒められるようになりました///

4年目の私を助けた書籍

縁の下のUIデザイン

自社サービスのWebアプリを作る上で、どの表現が最適かを検討したり、UIコンポーネントを選定したりする機会がかなり増えました。
その際の引き出しとしてこちらの書籍がかなり助けてくれたかなと思います。

最短合格! 色彩検定2級・3級テキスト&問題集

これ一冊やりこんだだけで、98点合格でした!
図解もわかりやすく、学校での勉強が苦手だった私にも抵抗なく受験勉強ができました。

ビジネスデザインのための行動経済学ノート

企画をするにあたって、まず学問的に人間の行動を学びたいと思い購入しました。
むずかしい専門書ではなく、デザイナー視点でわかりやすくサービスに活かせるヒントが盛りだくさんです。

秒で伝わる文章術

文章を書くことは好きなのですが、簡潔に記入することが苦手な私を手助けしてくれた本です。企画提案文を書くときにもお世話になりました。
また、UXライティングを勉強するきっかけになりました。

まとめ

ぐんと仕事の幅が広がった1年だったなと思います。

デザイナー以外の領域も担当することで、各部署の苦悩や、なんなら代表の苦悩も知ることになりました。
この経験により、人の痛みや思いがわかったことで、助け合いながら円滑に進められることもかなり増えたと思います。


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