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#11 【受講生インタビュー】未経験からWebデザインの世界に飛び込み、さらにエンジニアの学習と実務に挑戦中のシングルマザーSuzukaさん

こんにちは。
Engineer.Okinawa(エンジニア・オキナワ)広報チームです。

Engineer.Okinawaは、最前線で活躍するエンジニアが監修した学習教材を、現役のエンジニアから学び、エンジニアとしての実務経験まで提供する「エンジニア養成所」です。

生まれや育ち、住んでいる地域や環境にかかわらず、なりたい人がエンジニアとしてキャリアアップすることを後押しし、一人ひとりが自身に合った働き方を見つけられるよう支援しています。

授業はすべてオンラインで提供しているため、公式noteでは受講生たちの「学ぶ動機」や「学習状況」などリアルな姿を発信しています。

第11回のインタビューは、プログラミング学習と並行してエンジニアの実務を積んでいるSuzukaさんです。

シングルマザーとして3人の息子を育てながら、新たなキャリアに挑戦するSuzukaさんにお話を伺いました。


受講生紹介

友達の弟がやっているパーソナルジムに、地元の友達と通っている🏋️

ーーこれまでのキャリアを教えてください。

わたしは高校を中退していて、19歳で一人目の子供を出産するまでは愛知県の工場でライン作業の仕事をしていました。

沖縄に戻って出産した後は、子育てしながら未経験でも始められるヤクルトの配達を2年くらい勤めました。

その後、二人目の出産やコールセンターへの転職などを経て、子供たちがある程度大きくなってきたのを機に、「正社員として働きたいな」と思って、一般事務に転職して、4年くらい働いていました。

息子たちと毎年行ってるター滝で📸(今夏も行く予定)

ーーなぜプログラミングを学ぼうと思ったんですか?

長男が中学生の頃に、Webサイトの制作に興味を持ち始めて、プログラミングに関する本を1冊買っていたんです。

ただ本人は学校生活や部活で忙しくて触れていなかったので、「面白そうだしわたし借りててもいい?」っていう感じで、わたしが先にちょこちょこ触り始めたのがキッカケです。

事務の仕事をしながらYouTubeを見たり、プログラミングが学べるサイトで触ってみたりしましたが、この時は仕事にするほど技術力もなくて、働くイメージも湧いていませんでした

そんな矢先、夕方のニュースで、Webデザイナーとして就労支援を受けているシングルマザーのインタビューを見て、自分もやってみたくなって、本格的にWeb関係の仕事を目指してみようと思って、事務の仕事を辞めました。

自分ですぐに、シングルマザーの就労支援をしている団体に「今年も募集ありますか?」って問い合わせたんですが、まだ募集開始前だったので、募集が始まるまでの期間、職業訓練でDTP*の講座を受けて、PhotoshopやIllustratorを触ったり、それと並行して自分でコーディングの勉強もしたりしました。

DTP* = Desk Top Publishing(デスクトップ・パブリッシング)
パソコン上で印刷物のデータを制作すること。印刷物をパソコン上で作成することや、作成した印刷データを出力するまでの工程を意味していて、PhotoshopやIllustratordといったソフトウェアを扱うスキルが必要となる。

DTPって何?意味や印刷物制作フローを知ってデザインスキルアップしよう

そして2021年4月にシングルマザーの就労支援プログラムに参加して、研修を受けた後、8月からはWebデザイナーとしての業務に入り、この2年間はほぼほぼプロジェクトに入れてもらって、Webサイトのボタンとか見た目の部品を作るお仕事を始めました。

夜、よくお菓子パーティかアイスを食べてます🍨🧁

ーーさらにプログラミングを学ぼうと思ったのはなぜですか?

携わっているプロジェクトの中では、ページの一部分を作ることしかやっていない状態だったので、Webサイトが出来上がっていく全体の流れが全然わからないし、中の仕組みもわかっていなくて

本当にただただ小っちゃい部品を作っているだけみたいな感じだったので、自分でも家に帰ってから調べ物したり勉強したりしていたら、職場の先輩ママたちが「自分で勉強しているんだったらこういう場所もあるよ」ってEngineer.Okinawaを紹介してくれたんです。

代表の匠さんとは仕事の繋がりで面識はあったので、カウンセリングでカリキュラム内容を聞いたら、開発の一連の流れが経験できるみたいだし、「後にこの作業があるから今この作業が必要だよね」っていう考えも身につくかなと思ったので、2023年10月から通い始めました。

自宅の作業場👩‍💻

ーーEngineer.Okinawaでの学習はどうですか?

入会した当時は、18:00までWebデザインの仕事をして、19:30とかに帰ってきて、家のことやっていたら寝るのが2:00とか3:00、という生活をしていました。

そんなタイミングで三男が発達障害で通院したり、学校に行けなかったりして昨年末は死にそうだったので、2ヶ月ほど勉強をお休みしたこともあります。

本格的に勉強を再開してからは、Web開発を全体から学べるのはすごく楽しいですし、WordPressも初めて触ったんですがPHPとかLaravelとかその都度調べて覚えることがたくさん出てきて、すごく刺激があります。

学習量がてんこ盛りなので、自習は常にやっておかないと本当に追いつかないんですけど、死ぬほど疲れてなければ「1日2時間はコードを書く」と決めてやっています

実際は2時間触っても足りないので、モノレールで通勤中に動画教材のUdemyを見ながら、頭の中でまとめて、帰ったら手を動かして2〜3時間やって・・・みたいなことを毎日やってないと追いつかないです。

Engineer.Okinawaの勉強会に参加した時😎

ーー日頃、どうやってまとまった学習時間を捻出していますか?

自宅近くに実家はあるんですけど、私の母親は「子供を産むのも離婚するのも決めたのは全部あなただから一人でやりなさい」っていうタイプなので、これまで親の手を借りたことは一度もないです。

でもその分、息子たちがすごく助けてくれていて、夕ご飯はいつも次男が作ってくれるんです。作ることが好きみたいで、今日も次男はスコーンを焼いてくれました。

日中は仕事をして、仕事から帰ってきてからも別の開発案件を触っていて、プラス授業も受けるので、息子たちが家事を手伝ってくれるのはすごく助かっています。

帰宅して、30分くらい休憩したら「じゃあ勉強部屋にこもってくるね」って言って、お仕事したり授業を受けたり。その間に「母上、ご飯できましたよ」って言いに来てくれて本当に助かります。

洗濯も息子たちが勝手にやってくれるんですが、片付けは下手なので、そこは私がやることにしていますね。

ーー授業がある日のスケジュールを教えてください。

たまに限界が来るSuzukaさんの1日🕰️

6:30に起きて、ご飯食べて準備して、モノレールが混んでても1〜2本逃せる余裕を持って7:50には家を出ています。9:00から16:00までお仕事して、17:00前に家に着いて、一旦30分休憩します(笑)。

それから別の開発案件もさせてもらっているので、授業前に修正作業をして、19:00から21:00まで授業を受けています。

カリキュラムが反転学習(*)になっていて自分で進める感じなので、授業が終わったら一旦30分だけごはん食べて、また自習室に戻って1:00くらいまでもくもくしてます。

*反転学習とは?
「授業で学び、自分で復習する」という流れを反転させた学習法で、「自分で予習し、授業でさらに学ぶ」流れにするもの。
「深く理解できる」「アウトプットの習慣が身につく」「一人ひとりの理解度を確認でき、受講生に合わせたサポートが可能」というメリットがある。

反転学習とは何か?注目される理由やメリット・課題について徹底解説

勉強終わったらみんな寝てるから、そこからキッチン周りとか後片付けを初めて、2:30とか3:00に寝ます。

たまに限界が来て、21:00ぐらいにパソコンを胸に抱えながら寝落ちしてて、朝起きたら息子に「すごい落としそうな状態で寝てたから置いといたよ」って言われて気づく、みたいなことがあります(笑)。

講師(現役のエンジニア)からのレクチャー合宿も参加した🏠

ーー毎日、学習時間を作っているのが素晴らしいですね。

私、すごい面倒くさがりだし、一回スイッチが切れるとやらないので、もうルーティン化しておかないと多分やらなくなるんですよね

一日でもパソコンを開かなかったら、だいぶ差が開くし、すぐ忘れちゃうんで、忘れないように毎日パソコンを開くことにしています。

ーー実務ではどんな業務をされているんですか?

今まで紙でやっていたことの電子化とか、業務のデータ管理です。例えば「店舗の実績を集計・報告してほしい」みたいな、各部署から上がってきたやりたいことをヒアリングしてWeb画面を作っていく、ということをやっています。

Webデザインでは目に見える画面しか作ってなかったけど、裏側のデータの部分も考えて作ることが増えました

授業の内容にも活きているところがあるので、理解は深いところでできているんじゃないかなと思います。

ーー今後の目標について教えてください。

いま実務をしている企業や、Engineer.Okinawaの受講生みんなの役に立つことができたらなと思っています。

バックエンドの内容まで進んでないのでまだ決めきれないところもあるけど、今やっているフロントエンドの部分は深く勉強していきたいなと思っています。

あとはエンジニアとしてのスタートが遅いので、技術だけだと上はすごくいっぱいいるので、技術プラス何か自分にできることを模索中です。

ーーちなみに息子さん(長男)もEngineer.Okinawaに入会されましたが、どういう経緯があったんですか?

本人が「アルバイトしてみたい」と言ってきたんですけど、目先のお金よりも、将来的に自分の学びにつながることに時間を使って欲しいと思っているので、「お金がどうしても必要なら、私がそれくらい稼げるまで働くからあなたは学ぶことに時間を使って」って伝えて。

一応、若干誘導もしたんです。(プログラミングに)興味はあるけど時間がないみたいなことは言っていたので、「ここで授業受けられるよ、一緒に勉強しよう」って話してたら、「いつからできるの?」って向こうから言ってきてくれて。「じゃあ1回話してみたら」と自分から匠さんに話すようにしました。

ただ長男は高校入学したばかりで、空手とかも続けてて。友達と遊ぶ時間とか色々あると思うので「全部続けていける?」「学校の課題もやりながらだよ?」「もうちょっと学校生活に慣れてからでもいいんじゃない?」「学校と違って全部が全部教えてくれるわけじゃないから厳しいよ」「自分で調べないとやっていけないよ、いいの?」って色々話しました。

それでも、彼が「5月からやりたい」って言うので、まだ学生だし、ゆっくり時間かけてもいいから最後までやってほしいなと思います。

すごくコツコツやるタイプなので大丈夫だろうとは思っているけど、もう途中でやめるとか言い出したら背負い投げですね(笑)。

ーーぜひ親子で目標を叶えましょう。引き続き応援しています📣


最後まで読んでくださった方へ

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また、Engineer.Okinawaで学ぶことに興味が湧いた方がいらっしゃれば、以下のスクール公式ホームページを覗いてみてもらえるとうれしいです。

受講生の半数以上はプログラミング学習が未経験の社会人で、仕事や家事育児の合間にみんなで学び、分からないところを解決し合っています。完全オンラインでも実践的なスキルを磨ける環境を用意しています。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!