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アナと雪の女王2を観て

2019年11月22日に日米同時公開された『アナ雪2』
新型コロナの影響で自宅待機になってる今、ずっと気になっていたこの映画を観てみました。

日本でのキャッチコピーは
『なぜ、エルサに力は与えられたのか』

映像は美しい3Dアニメで、キャラクターの表情、洋服、背景、すべて美しかった。
見応えありました。

遠く、どこからか聞こえてくる歌声に導かれるようにエルサとアナ達は魔法の森を目指して旅立ちます。
そこで出会う人達、精霊たち。
エルサとアナは『正しいこと』をし、精霊の世界の歪みを正し、アレンデールを救えるのか。

最後の場面、あれでエルサは本当に幸せなのかという意見もあったようですが、
私はいい終わり方だと思いました。
エルサがもう自分を異端だと思わなくてもいい、彼女のありのままを受け入れてくれる環境と人々。
海を駆ける活発で自由な姿こそエルサ本来の姿だと思いました。

性格的にはエルサの方が引っ込み思案で守りの要素が強く、アナの方が活発で能動的なのかと思っていましたが、役割は逆のようでアナは国や家族、愛する人々を守る役割を担っていて、エルサの方が異民族の人々や生き物などそんな存在の隔たりを超えて交流していく役割を担ってるんじゃないかなと思いました。

面白いですね。

そしてアナとエルサは対照的な女性のようにも見えます。
この姉妹は女性が持っている願望を具現化しているようにも感じました。
家を守り、家族を守り、愛する人と人生を共にしていくアナ。
生まれ育った家を出て、全く違う環境で、自分を受け入れてくれる人達と新しい世界を築き上げていくエルサ。

どっちもは手に入れられません。

あなたはどちらを選びますか?

私は気づいたらエルサの方向に進んでいました。


この映画の中に出てくるノーサルドラという民族ですが、自然を大切にし、魔法の森に住む民族です。
このノーサルドラは北欧の少数民族サーミがモデルになっているそうです。
今回の『アナ雪2』では民族同化を揶揄するような内容もあります。
『ゴールデンカムイ』が好きな私はとても興味深く観る事ができました。

とてもいい映画でした。

皆さんも是非。

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