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シン・シャニマスアイドルにカバーしてほしい曲座談会!

ザパーーーーーーーン……

もう、これで何日目になるだろうか。
初めこそ丁寧に、1日1日を木肌に刻みつけて数えていたものだが、海岸線までの景色がいつまで経っても沈黙に付したままに頭上で太陽と月が往来を繰り返すので諦めがいつの間にか脳を埋め尽くすようになっていた。

俺はここで生きていくしかないのだ、と割り切ってからは胸がスッと軽くなったようで不思議とエネルギーに満ちてきた。生物とは元来、そういう適応を得意とするものらしい。

幸いに、この島には潤沢な食材があった。あれだけ口にすることに抵抗を覚えていた島の果物も、今ではどれを食べれば腹を下すのか、どれなら火を通す必要がないのかまで空で分かるようになった。
とはいえあくまで感覚的な安全だ。実際は体に毒物が蓄積されていっているのかもしれないが、その時はその時だと思う。

文明から離れて暮らしていく上で重要な問題なのは飢餓よりも孤独なのだと気づいた。体裁を問わなければ、木の根っこにでも食らいついていれば生きていくこと自体はできるが、意思疎通のできる相手が誰一人としていないとすぐに気が狂ってしまうだろう。人間という生き物は社会形成という優位点を獲得した一方で、寂繆への耐性を失ってしまった側面もある。

ペタッ、ペタッと足裏が湿った岩土を撫でる音が響く。毛穴が引き締まるような冷たい空気と、自然光がほとんどない真暗な闇で満ちたこの場所を、俺は臆すこともなく突き進んでいく。
黒に目が慣れ始めるころ、横穴からぼうっとオレンジの光が漏れ出していることに気づく。気づくも何も、ここが自分にとって唯一の安息の地だということを知っているのだが。

「______よぉ」

この島の暮らしも長くはなってきたが、幸か不幸か俺は気が狂わずにいる。理性がいつまで経っても、この闇の中に溶け出さない理由はただ一つ。




俺には、シャニマスのアイドルにカバーしてほしい楽曲を語り合う同志がいるからだ。


~参加者~

生乾き三十郎(@Heyabosi_Sigati)

主催者兼記事の執筆者。サイコロの1の目だけを赤く塗る仕事をしている。

さちいろ(@choco_color)

三峰結華を推している園田智代子担当。推しのトワコレが衣装ガシャに実装され瀕死。
頭がシャニマスに灼かれている。

ミナセ(@minase_scrawl)

岡咲美保さんのカフェを貸切で楽しんだ猛者。雛菜におみほの曲を歌わせる案をなんとか我慢した強くて固い意思の男。相棒はイワーク。

岡山ディビジョン(@OkayamaDivision)

小糸・雛菜を担当している。シャニマスに手一杯でシャニソンできてません。note書いてたりします。

サムライニトウリュウ(@samurainit99200)

樹里P。Secret Daybreakを完全にセルフカバーして聴いてみたら嘔吐した過去を持つ。

~レギュレーション~

①事前に各自考えてきたカバー5案のうち1つを一巡ごとに発表していく。5人発表し終わったら2巡目、またその次……と5回繰り返す
②巡ごとの順番はその場のライブ感。曲同士のつながりや、アイドル同士のつながりなどから決める。
③参加者は各自手元のサブスクなどを活用し、聞きながら感想を語り合う。
④勝ち負けなどは何もなし、ただ「良い……」と言い合おう!

今回はカバーアイドルの構成は自由!
個人だろうとシャッフルだろうと、ユニットの垣根を超えたシャッフル編成だろうと自由に用意してOK!

※収録日について

今回の記事の収録日は2023年12月20日。
月の初めより日取りをしていたため、この日に開催となったのですが……当日、座談会に挑もうとしていた私たちを襲ったのは

まさかまさかの供給の嵐

enza版シャニマス、シャニソン両方のガチャ更新……
そして、enza版に至っては初のだぶるはpSSRの実装

我々はこの超特大供給を知らずに案を持ってきてしまったのです……

さて、何も知らずにのんきに案を用意してきてしまった座談会の行く末はいかに。
当時の会話をできる限り忠実に書き起こした記録を、ぜひご覧ください……


☆21:00 座談会 開幕

生乾き:大量供給があった日にお集まりいただきありがとうございます! なんというか……本当に今日やっていいのかはちょっと悩みましたが! もともと決めていたことだったので!

さちいろ:ほんと急に一気に来たからね……

生乾き:強行開催いたします!

一同:ワーワー

生乾き:大量供給は……座談会が終わった後に咀嚼してください! 

☆1巡目 1番手 さちいろ

さちいろ:もうね、超鉄板ネタを持って来たからさ。1番手行かせてもらいますよ!

生乾き:よし、お願いします!

カバーアイドル:L'Antica

カバー曲:「Monster」嵐

ミナセ:うぉ、出た! 出た! これだよな~、わかる!

生乾き:やっぱりイメージカードはこのコミュなんだよね、雨竜~~~~

さちいろ:この曲漠然と前々からアイデアとしてはあったんですけど、「Killer×Mission」や「とある英雄たちの物語」を経て、ここ最近でグッと解像度があがったような感覚があるんですよね

CANVAS02は収録されている楽曲すべてで
一つの世界を表現したような名盤

生乾き:そうですね、アンティーカの中でも最近は明確に世界観を口にする楽曲が増えた感じがあるかも

岡ディ:アンティーカが嵐を歌うっていうのは本当「音楽の日2024」とかで披露がありそうな感じですね

生乾き:ですね、私たちの今いる現実との陸続きでアイドルを見つめ直すとこうしたカバー曲にも披露機会がありそうな気もしてきます

さちいろ:嵐の曲のなかでもクール寄りのやつはアンティーカに特に合うんですよね~ 「truth」とかもありかなと思ったんですけど今回は世界観寄りでこっちにしました。

ミナセ:あ~、それもいいな!

サムライ:選択肢にはあったけど、盲点

さちいろ:嵐は本当に曲がいいですよね、放クラとかにも親和性が高かったりするんですよね。

ミナセ:放クラなら「Love so sweet」とかやってほしいな~

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サムライ:やっぱりどのパートをどのアイドルが歌うとかは決まってるんですか?

さちいろ:そりゃもう大野君はまず恋鐘じゃないですか?

ミナセ:結華はニノがいいな~

さちいろ:わかる!! そう、そんでさくやんは松潤なのよ

ミナセ:じゃあ霧子は櫻井くん?

生乾き:悔しい……ですよね……?

さちいろ:あ~~~~~~! 俺霧子は相葉君なんだよな

ミナセ:あ~~~でも、そっちもいいな

サムライ:いや、摩美々がニノという可能性も……?

ミナセ:確かに、いたずら好きだもんな~

サムライ:回しで言えば櫻井くんの役目は結華が担ってそうなんですよね~

岡ディ:アンティーカのバラエティ番組だと結華がMCやってそうですよね……

さちいろ:えっ!? じゃあ三峰結華がラップしてくれるんですか!? よっしゃ~~~~~~~~!!

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国民的アイドルユニット×アンティーカの超王道ストレート! シャニマスの歴史を進めていく中で、アイドルたちの活躍や世界観にも厚みが増していき、その親和性はより増してきたような感触があります。
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☆1巡目 2番手 ミナセ

ミナセ:ごめんなさい、ちょっと備考欄が長くなっちゃってるかも

サムライ:おい!! 今日は飛び道具無いって話だったんじゃないですか!?

カバーアイドル:大崎甘奈、大崎甜花


カバー曲:「クローマ」 riya&Ceui

二人が交互に、どころか違う曲を一緒に歌う天才的な曲 甘奈パートは少し不安ながらも希望の見える前向きな歌詞 甜花パートは妹を安心させるような優しい歌詞 一番好きなところは二番のサビ前までの所 それまでばらばらだった二人が互いのパートを歌い、追いかけ追い越すように歌う 最初に手を引いたのは甘奈、いつも楽しいことに積極的だがメンタルが弱いこともあって不安になる。そんなところを後から支えてくれる優しい姉の甜花。 いつからか二人は仲良くもライバルのような関係で互いを成長させていきます。 千雪さんに対して「花標」という曲も考えましたがアトリエが多いとあれなので今回は控えです。

ミナセ:これは歌い手二人の別々な歌唱をひとつの曲のかたちに合体させた曲なんです

岡ディ:うわぁ~……なるほど

さちいろ:すげぇ……

ミナセ:甘奈と甜花ってアイドルとしての方向性がそれぞれあって、行く道が必ずしも一致しないところがあるじゃないですか。それでもお互いが心の支えとなって励まし合っている……この曲ではそういう二人の姿を感じられるんじゃないかなと思います。

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riya:君と繋いだ      手は離れても   きっと心は離れられないから
Ceui:  君と繋いだ手は   離れても きっと心は  離れられないから

ミナセ:俺が好きなところはここなんですよね~

生乾き:あぁ……すごいわ。音もそうなんだけど、何よりメッセージ性がアルストロメリアの在り方そのものだもんな。彼女たちの歌を聴いている人は勿論、そうでない人も、それぞれの道を歩むことを肯定して寄り添ってくれる子たちというか……「Anniversary」とかに近い物をすごい感じる気がする

Tenka:ひとりじゃ寂しいときも大丈夫 霞む空に 虹を走らせるように

岡ディ:ここら辺とか好きの満ち欠けを思い出して「うわぁ~!」となりますね……

生乾き:アルスト自身もそれぞれの単体での活動が増える中で、相互に応援しあってるのがいいですよね……歌詞のいろんなところでコミュのエッセンスを感じられます

Amana:不思議な夢で出会った景色を もう一度君と眺めたくて

さちいろ:こことか「流れ星が消えるまでのジャーニー」っぽいですよね

ミナセ:あ~、そうですね。あれは大崎姉妹のルーツに関わる話で、確かに過去に夢で見た景色ってのはリンクしますね。

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ミナセ:同じ歌詞を歌っているのにそれぞれリズムが違っていて、歩調を合わせるように追いかける部分なんかもあるんですよね

生乾き:すごい、姉妹の歩みそのものだよ

ミナセ:楽曲中、前半と後半とで歌っていたパートが入れ替わるところもあって……

生乾き:姉妹がそれぞれお互いを見ているからこそできる歌唱だ……

ミナセ:楽曲全体としてバイオリン旋律で透き通る印象なのもアルストロメリアの親和的なイメージにマッチしてます

さちいろ:楽曲の終わり方もめっちゃアルストだ……

生乾き:あの、ふわっと舞い降りて終わる感じだ……

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生乾き:大崎姉妹へのマッチももちろんの事、曲として構造が面白かったですね……!

さちいろ:ほんとね、テーマもすごく活きてて、透明感と神聖さがより高まってる感じ

ミナセ:この二人ならうまく扱いこなしてくれるはずです

サムライ:これはもう完全に大崎姉妹のアトリエでしたね

さちいろ:メガSecret Daybreakみたいな感じだった

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岡ディ:甜花ちゃんが歌詞の上ですごいお姉ちゃんしてましたね……!!

生乾き:お姉ちゃん力たけぇ~~~、これはレベリング完了してるわ

サムライ:この前のジムシャニは本当に神回でしたね

生乾き:まさか「if I __ wings.」の空白を埋めるワードがここで明らかになるとはね……

サムライ:まさか「wings」の正体が……だったとはね

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二人の歌声を重ね合わせるという特性から聞いているだけで幻想的な世界が広がる一曲は大崎姉妹に抜群のマッチ具合。姉妹がここから積み重ねてきた歩み、その不揃いさもまた彼女らの魅力なのかもしれません。
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☆1巡目 3番手 サムライニトウリュウ

サムライ:ちょっとしたフレーバーテキストみたいなものだけあるので、前置きとして貼らせてください

生乾き:なんだかんだみんなちょっと用意してんだよな……

皆さん、斑鳩ルカのカバー曲で1番合うアーティストといえば?と聞かれたらどうしますか?あのルカのがなりを生かせる曲は何だ?Adoか?
5.5thライブ無自覚アプリオリの『どうすりゃいいんだ!!』
を直接味わった人はルカのがなり成分が無いと生きていけない体になっています。
そんな中私は見つけました。
この曲を聴けば分かります。これが斑鳩ルカのカバー曲における『答え』であると。
とりあえず聞いて?説明はいらねぇよ。

カバーアイドル:斑鳩ルカ


カバー曲:「愚か者たち」GLIM SPANKY

生乾き:あ~、入りからしていいな。ルカと言えばこういう荒んだギターのメロディー。刺々しさを感じる。

岡ディ:歌い方にがなりがすごいですね。曲として一息に歌う部分が多いので、確かに私たちが聞き惚れるあのがなりをより生かせそうな気がします。

生乾き:ですね、シャニマスで触れてるルカの曲はテンポが早めのものが多いですけどこういうのも新鮮で良さそうです。

サムライ:ルカがライブで披露した咽喉を潰すような歌い方ってもうこれじゃないかなって

一同:(笑)

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ここがおそらく最後の分かれ道だ
乗るか降りるか お前なら さあどうする

生乾き:ルカってすごいファンに縋られる、逃避先として祭り上げられているところがあるから、そんな彼女が決断を迫る歌詞ってのがいいですね……

さちいろ:いやそうだね、ルカからファンに向けてぶつける曲ってイメージ凄いあるな

ミナセ:うわ~~~~、ラスサビがかっこよすぎる!

さちいろ:「天に祈っても もう遅いさ」!? 

生乾き:カミサマを否定したいルカの言葉として抜群だ……

ミナセ:この声で「ヤケになんのははやいよ」って……! 感情が乗ってる分ルカにも帰ってくる言葉じゃないですか……!?

生乾き:そうだよなぁ……ルカはルカ自身の偶像に一番苦しんでるもんな……

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異次元フェスでドーム中の観客をも熱狂させた、あのルカの歌い方にフォーカスをした選曲! ルカ自身の今置かれている境遇、ファンとの歪んだ関係性も克明に描き出して、参加者全員が納得のひとことでした。
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☆1巡目 4番手 生乾き

生乾き:私は特に備考欄とか書いてないので、楽曲だけポンッと出しちゃいます

さちいろ:ナカーマ

カバーアイドル:シーズ

カバー曲:「唱」Ado

生乾き:それと、これを……

さちいろ:おい! 違うじゃん!

生乾き:まあ歌割を考えただけなので……楽曲視聴の際のお供にどうぞ……

生乾き:Adoの楽曲は一曲内での音程のアップダウンが本当に激しいですが、これをにちかと美琴でそれぞれ担ってほしいんですよね!

ミナセ:いや、やっぱりAdoって天才だよ……更に歌上手くなってんだもんな……

サムライ:やばい、シーズフィルターを通すとシーズにしか聞こえない!!

ミナセ:サビ前とかすごいですね、それぞれのパートが聞こえる

さちいろ:だし、それぞれの煽りが見えてくるわ

生乾き:そうそう! 観客と一体になってステージを作る感じは最近のシーズっぽくないですか? 「Fashionable」とかモロにそうで……

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Na-na, na-na-na
Ready for my show
異例の危険度 比類なき活気充満
Na-na, na-na-na
Ready for my show
いちかばちか 鳴呼

生乾き:これはもうにちかでしょ

サムライ:うわぁ~、今にちかいましたね!

ミナセ:にちか砲だ……

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サムライ:あ~、めっちゃくちゃいいです……! かなりシーズ

岡ディ:すげぇ……

さちいろ:音の治安の悪さ含めてシーズだわ……!

生乾き:そうですね! よくネットでもAdoの曲とルカの親和性に言及しているのは見るんですけど、この曲はどことなくエキゾチックな雰囲気に歌唱とパーカッションが混じり合う異端さでシーズ寄りなんですよね。

さちいろ:いやフロア爆沸きだろこんなの!

生乾き:なんかこの曲はライブステージで披露してるイメージがすごい沸きやすかったんですよね。実際のキャストお二人で披露してそうな感じないですか?

さちいろ:センターステージを歩き回って観客煽りまくってる感じあるね! 移動めっちゃ多そう

ミナセ:確かに笑

生乾き:今年のUSJのダンスハロウィンのテーマソングでもあって、そのパフォーマンス込みでシーズにしたところはありますね。なのでイメージカードも【こんなのホラーでしょ、最悪】

サムライ:シーズがUSJに!?!?

岡ディ:現実だったらそういうタイアップもありそうですよね~

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ライブパフォーマンス込みでアイデアを生み出してきた一曲。シーズのパフォーマンスは現実のライブでも、二人だけとは思えない興奮を毎回生み出してくれます。彼女たちならこの曲でも、我々を熱狂の渦に引き摺り込んでくれるかもしれません……!
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☆1巡目 5番手 岡山ディビジョン

岡ディ:それでは5番手、行かせてもらいます。今回はとある二人に焦点を当てた案を持ってきました。

生乾き:ほう……

カバーアイドル:風野灯織、斑鳩ルカ


カバー曲:「未来未来」スピッツ

イベントシナリオ「線たちの12月」より、一世を風靡した伝説のカプに歌って欲しい曲です。未来へ向かうポジティブな気持ちと、それを拒んでしまうネガティブな気持ちが入り交じった歌詞は、前へ進むことの意味を何度も問い直してきた灯織と、拒絶することで誰かを惹きつけてきたルカという二人のアイドルにぴったりではないでしょうか。

サムライ:ひおルカだ!!

イベントシナリオ『線たちの12月』より

ミナセ:いや~、やっぱりルカが強いですね~

生乾き:人には人の斑鳩ルカ

岡ディ:正直この曲が好きだっただけという部分もあります

生乾き:好き曲をぶつけ合うだけの会だという説もありますからね

さちいろ:それは本当にそう

ミナセ:スピッツいいですよね……

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岡ディ:「線たちの12月」と「我儘なまま」のパンフぐらいでしかひおルカまだ供給がないんですよね……

ミナセ:いやぁ~、そうなんですよね。あの終わり方をしたまま、この二人の絡みがほとんどない

生乾き:そう、ルカは283には入ったけどまだ自分の「殻」を被ったままで……それを破って外に引っ張ってくれそうなのは今のところ灯織の役割になっている……

生乾き:この曲を歌ってほしいというのは多分灯織にルカを救い出してほしいっていう願い込みなんだろうな……

岡ディ:本当にそうですね

サムライ:コメティックの二人とルカの関わり方はまだ表層的なもので、まだそこには踏み込めなさそうなんですよね

生乾き:283への偏見、先入観をなくした本当の内側を一瞬でも覗けていたのは灯織だけ……

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283プロにいるアイドルの中で、ルカを解きほぐし得る唯一の可能性を秘めているのが灯織。我々は彼女が問題解決の糸口となることを願ってなりません。スピッツの紡ぐ言葉に、その想いを託した絶妙なアイデアでした。
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生乾き:なんか1巡目からルカが結構来ましたね……ルカっぽいな……

さちいろ:いや俺もルカあんだよな……

ミナセ:俺もあるんですよね……

生乾き:ルカちゃんすきすきクラブのみなさんだ……

☆2巡目 1番手 ミナセ

ミナセ:それじゃあ早速、俺のルカをいかせてもらいます

カバーアイドル:斑鳩ルカ

カバー曲:「ECHO」CRUSHER-P feat. GUMI

イメージはジ・エピソードの前後のルカ。ルカの中の葛藤がイメージです。
歌詞は独自解釈強めに和訳しています
美琴に執着を続けていたルカは時間が止まっているように感じます。
美琴を掴む(隣にいること)はできず、でも諦めきれない。そして理解できない。
マネージャーの真意も知って自由になりたいルカ。そんなルカにPから283に来ないかと囁かれます。
「黒から白になってもいいのか」その自問自答に対して鏡を見ることが恐怖になります。
最終的には、これはあの家(天井の事務所)を燃やすためだと言い聞かせてその手を取ることに那なりました。
という妄想です。GUMIによる機械的な声がルカの心情にとても合うと思います。

さちいろ:うわっ、俺これめっちゃ好きな曲だ!

サムライ:GUMI!?

生乾き:うわっ、独自解釈強めに和訳してますってなんだよ……

サムライ:まーたこの人たちは……

ミナセ:イメージはジ・エピソードの時ぐらいのルカですねぇ、283プロにちょうど加入するかどうかぐらいの葛藤のさなかにいるときのルカの感じです

さちいろ:うわ、ほんとだ!

サムライ:敵がいるのかどうか、それが実在するのかすら見えてない……

ミナセ:もう一人のルカが部屋の隅に幻影として見えている部分とかを持ってきてますね

「ジ・エピソード」6話より

生乾き:ホントマジでジエピの終盤まんまだな……

ミナセ:あの時のルカは復讐という目的がないと前にも後にも進めない状態にいたので

I'M black THEN I'M white NO!!! SOMETHING ISN'T RIGHT!!
(私は黒から、そして白に 違う!!! 何かがおかしい!!)

さちいろ:ここやばすぎる 当時のルカの心境だわ

ミナセ:この辺りはちょっとバイ・スパイラルの話にもかかってきてますね

生乾き:あ~~~~~~~

岡ディ:和訳が本当にいいですね、283に加入するにあたって、「Colorful and...free?(自由になっていい?)」の部分がかなりリンクします

生乾き:ルカって本当に縛られてる子だもんな。ファンに押し付けられてる偶像の姿に拘束されていて、そういう個人の問題も解決しないままに283加入、コメティック結成までやってるから……本当にイベコミュの動向が気になる子ですよね

生乾き:バイスパが思った以上にだったからさ……

すんげぇ空気

サムライ:いや本当に進まなかったですよね。283にたいするわだかまりはそう簡単には消えない……

ミナセ:ノクチル以上に丁寧にちゃんと描いてほしい部分です

生乾き:天井努は説明責任から逃げるな

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生乾き:283加入までのルカの動揺、困憊、狂乱……そして5thDay1を見た時の俺たちの動揺がそのまま出てるわ

サムライ:笑 確かにこんなでした

さちいろ:Day1といえば円盤も皆さんのおうちに届いた頃かと思いますが……

生乾き:私たちは円盤未開封でこの座談会をやっています

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斑鳩ルカの283加入、その時の彼女の内面は混乱で満ち溢れていました。刃を向けるべき相手もわからず、自他を傷つけることでしか前に進めずにいた。彼女の動揺を直に浴びせられているようで、聞いているだけでひりつくような想いを抱いたそんな一曲でした。
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☆2巡目 2番手 さちいろ

さちいろ:だいぶ「神様は死んだ、って」に引っ張られてる案です

カバーアイドル:斑鳩ルカ


カバー曲:「最低」そこに鳴る

生乾き:ルカはやっぱり激しくてテンポが速い曲だよな~

ミナセ:曲の中でピタっと止まるところがあるのもいい! 最近の曲に出てきやすい変則的なリズム感も、ルカに合う~

さちいろ:ルカって本当に「激情」って言葉が似合うアイドルで、あれだけの衝動が持てるのなら何か大きなきっかけが一つあればよい方向に転んでいくことはできると思うんだよな

サムライ:なかなかそう上手くはいってないのが現状なんだよな……

ミナセ:むしろその逆みたいなところもあるしなぁ……

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生乾き:だいぶ刺激的な歌詞だね……!

さちいろ:これは美琴と離れた時ぐらいのルカのイメージかも

シーズ感謝祭シナリオより

生乾き:激重感情曲じゃん

ミナセ:中盤の「紅く滲む印」……ってのがね。これってもう口紅でしょ!

さちいろ:愛しい相手への執着を、自分の荒ぶる感情のままにぶつける曲……ルカに合いすぎじゃない?!

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ルカを語る上で欠かせないのがかつての相棒である美琴という存在。ルカは未だその存在に執着を滲ませています。依存とも言うべきその執着を、残酷さすら感じるほど鮮明に描いた一曲が座談会に一石を投じました。
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☆2巡目 3番手 サムライニトウリュウ

サムライ:ちょっと偶然にも私もルカのアイデアがありまして……

さちいろ:偶然……? 先ほども出されたのでは……?

生乾き:ルカちゃんすきすきクラブじゃん

ミナセ:283唯一、ソロの印象が強い子だから思い付きやすい部分もあるんでしょうね

テメェらなんでもカンタンに言ってんじゃねえ。うざってえんだよ。というルカ言葉が聞こえてきそうなこの曲。
ルカの心情、心の渦巻きを表現している歌だと思います。

カバーアイドル:斑鳩ルカ

カバー曲:「カンタンナコト」THE ORAL CIGARETTES 

ミナセ:これもまた中々とがった歌詞だな……

サムライ:心情、激情……そのありのままのどえらい歌詞です

生乾き:ルカの曲はイントロでわかるな~、「あ、これルカのやつだ」

ミナセ:なんなら椎名林檎みたいなところある

さちいろ:笑

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そーか!まずは偉そうに
見てみぬフリしたあいつを呪うか

生乾き:誰の事だろな、これ……笑

ミナセ:あいつ一人しかいないんだよな……

生乾き:ちょっとシェフでも呼ぶか……

なんなんだよ

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生乾き:ルカの今追い込まれてる状況って周りの人が投げかける言葉にもその責任の一端があると思ってるんですよね。

生乾き:実際SNSの反応とかの描写にもあるけど、ファンが勝手にルカに投影してるものってルカにとって重荷に他ならなくて、気遣うはずのメッセージがより傷をえぐってる部分もありそうですよね。

ミナセ:そうだよなぁ、ファンがルカに縋りすぎなんだよなぁ

生乾き:そんな状態なルカから、ファンに対して「私はこうじゃない」っていうメッセージをぶつけてほしいっていう思いは少なからずシャニマスを追ってる人なら思う部分なんじゃないかな?

サムライ:ファンに対してルカはこう思っているんじゃないかなっていう想像。まさに仰る通りです。そんな心情が青年漫画版「シャイニーカラーズ」で描写されるならこんな感じかなと。

岡ディ:笑

生乾き:ルカ自身が本当に優しい子で、直接ファンに向けてこの感情を口に出しはしないんだけどね……だからこそ、抱え込んでしまって彼女はどんどん辛くなってしまう

ミナセ:辛いよなぁ、自分以外の人間の痛みも引き受けるのって

生乾き:ルカ……私は見てるよ

一同:笑

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ファンからすれば、自分の目に映るものが全てで、その身勝手な投影も正義に感じられてしまう。ファンとのディスコミュニケーションもまた、ルカの胸を締め付けてしまっている要因の一つです。我々がルカに求める救済は、彼女自身の感情の発露なのかもしれませんね。
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生乾き:なんかルカ案が続きましたね……岡山ディビジョンさん、我々どうしますか?笑

岡ディ:ルカ案私もあるにはあるんですが……私は今回発表のテーマとして任意の二人組の楽曲を出していって、最後にルカ一人の曲で。という形で締めたいと思ってるんです。

ミナセ:だったら後に回しましょ! 楽しみは後にとっておくものです

生乾き:でしたら私が先に行っても良いですか? このルカの並びで乗らないわけにはいかない案がありますので……

☆2巡目 4番手 生乾き

生乾き:ちょっと時計の針を進めてルカを出してもいいですか?笑 今までは結構ソロのルカが出てきたと思うので……

ミナセ:あ~~~~!

さちいろ:なるほどね?

生乾き:ちょっと今日の大量供給でこの案とかが実際どうなるのかは分かんないんだけどさ……笑

カバーアイドル:コメティック

カバー曲:「ドーベルマン」シユイ

生乾き:これまでの案にも出てきた、ソロ時代のルカをコメティックになった彼女の目を通して見てみたいなというアイデアです!

生乾き:ちょっとテイストが違って、ユニットになったことでこれまでのトゲが少しなだらかになったクールさに寄せてみました

さちいろ:歌割めちゃめちゃコメティックじゃん……!

岡ディ:これはそのまま聞こえてきますね……!

生乾き:ユニット内で一人一人の歌割を考えたくて、それが出来る楽曲を考えてきたところはありますね笑

さちいろ:なるほどね、めっちゃそれっぽいわこれ

(はるき)相当ハイになって 妄想・感情 前に出して
互い 向かい合って 殴る構造
(羽那)もう退場して 返事なんていらないんで
違い 誹り合って グダる構造
(ルカ)有象無象 飛び交う怒号と 闘技場の様な惨状を
野放し状態になった 悪い人達が作るの

ミナセ:うわ~、ここすごい分かるわ。曲のリズムが変わって早口で幕してるとことかはるきだよね

サムライ:「有象無象」「飛び交う怒号」ワードもルカだし、がなりが使えそうな跳ね方してる……!

ミナセ:「悪い人達」、これもコミュに出てくる人たちだよな……

さちいろ:コメティックのカバーアルバムにこの曲入ってたなこれ……

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ミナセ:この曲滅茶苦茶好きかもしんない……! よすぎるな……!

サムライ:確かにこれはルカセンター曲だ……超わかる!

ミナセ:歌詞割もピッタリ来ました。ルカだけじゃなく羽那はるきも合ってる……「もう一生 ここで吠えていれば 想像さえ君が持ってくれたら
何事も 上手くいく 勘違いに浸れた」これマジで羽那のwingだ

さちいろ:はるきは「相当ハイになって 妄想・感情 前に出して 互い 向かい合って 殴る構造」っていうところが自分の完成に従って大胆な行動に出る部分と合ってるわ……

生乾き:褒めてもらえんの嬉しっ

ミナセ:楽曲を出すときに言ってた時計の針を進めた先のコメティックっていうのもなんか分かりますね。「あの時の あの言葉 首を絞める様だと」なんて、今後の展開で三人のいずれにもかかって来そう

生乾き:コメティックとして活動を続けてきた中で、かつてのソロアイドル時代の自分に対して「私は一人の人間なんだ」と主張する感じのイメージです。私の思想曲ですね

ミナセ:普通に曲が好きだった……後でプレイリスト入れとこ。シユイさんか……

生乾き:水星の魔女のテーマ曲を歌ってて注目された方です、他の楽曲もどれも歌声がカッコよくておすすめです!

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斑鳩ルカの物語はコメティックとして次のステージへ。ユニットという居場所を得た今、彼女はかつての自分を見てどう思うのでしょうか。ユニットならではの、これまでの案とは違ったルカの魅せ方を示してみせました。
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☆2巡目 5番手 岡山ディビジョン

岡ディ:それではそろそろ私の案を出させていただきます。

カバーアイドル:白瀬咲耶、西城樹里

カバー曲:「ニュー・ソウル」NONA REEVES

人一倍、何かをなくすことの痛みを知っているから、彼女たちは人一倍人に優しいのだと思います。ターニングポイントを経てアイドルになった彼女たちの「ニューソウル」は、季節の終わり、関係の終わり、誰かがどこか遠くへ行ってしまうことに一抹の寂しさを抱きながらも、そこに虹と歌を捧げます。それが彼女らの思う「アイドル」ということなのでしょうか。

生乾き:あっ、これかぁ!

ミナセ:めっちゃ聞き覚えあるわ……笑

さちいろ:めちゃめちゃ知ってるイントロ

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生乾き:はえ~、咲耶ってこういうジャジーな雰囲気も合うんだな

岡ディ:咲耶も樹里もどちらも失ってきたものがあったうえで、今まで歩んできた部分があるアイドルなんですよね。そんな彼女たちだけが持つ「やさしさ」がきっとあるはずなんです

生乾き:S.T.E.P.……

岡ディ:この二人には寮生という共通点もありますしね

サムライ:お互い良く知る者同士なのもこの曲にいいですね

岡ディ:お別れも爽やかに送り出して応援してくれると思うんですこの二人

さちいろ:夏のお台場辺りでやってほしい~

岡ディ:笑

サムライ:野外フェス、夕方四時半のステージだなこれは

さちいろ:最後の「OH OHH!」二人に煽ってもらって一緒にやり立過ぎるな

生乾き:ファンと一体になってステージ作るのが得意だし、好きな二人だもんな…

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新しい魂を空に掲げて
失ってきたもの全てに祈りを捧げ
歩き出し、またひとつ心の鐘を
鳴らすためにぼくらは生きてる
そんな気がするよ、今

さちいろ:ここやっば

生乾き:これこの二人が歌う意味強すぎるよ~……

ミナセ:歌詞が上手いな……本当に、感心してしまう

岡ディ:「失ってきたもの」ってなると二人はSTEPのコミュでそれぞれの失ってきたものが語られているんですよね

生乾き:デヤッ!? そう、そこ、それなんだよなァ~~~……

さちいろ:本当に……本当に……咲耶STEPは……ウワァ~~~~~~~……

ミナセ:まだSTEPは読めてないけどそんなやばいんだ、やっぱり

さちいろ:STEPの中でも頭を抱えた二人ですよこれは

岡ディ:咲耶STEPを一緒に呼んだ友人とすぐ一緒に【幸福のリズム】の話をしたんですよね……

生乾き:そう、あのコミュには……お父さんに浴衣を買ってもらった話が出てくるからね……アア……

白瀬咲耶pSSR【幸福のリズム】より

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失うこと、別れてしまうこと、常にそのことへの眼差しを持っている彼女たちだから歌うことに意味がある曲だと感じました。みんなで一体になってステージを作る楽しさもありながら、どこか切なさも携えている、まるで二人の表情が浮かんでくるような一曲でした。
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☆3巡目 1番手 ミナセ

ミナセ:自分樹里ちゃんありますよ、しかもイベントコミュが発想の元のやつ

サムライ:めっちゃいい奴や……

カバーアイドル:西城樹里、放クラ


カバー曲:「黄色いカラス」Tacica

俺の好きなコミュの一つ「階段の先の君へ」をイメージしています。 俺はSTEPを見ていないので過去のことはよく知りませんが、優しい樹里ちゃんの初期の印象は周りを寄せ付けないようにしているように感じました。それはどこかから逃げ出してきたかのように。「水溜まりに映った姿から掛け離れた居場所を知る」というようにアイドルとして羽ばたくことを知ります。「理解不能で愉快なドラマ 」は紅蘭偉魔空珠学園でしょうか。
最初はモノクロだった景色に放クラという色がついていつか霞んでも覚えていたいという感傷に浸る樹里ちゃんエモいですよね。そうやっていろんな人から貰ったものを返すように樹里ちゃんは歌います。貰ったものを十分に返し終わったとしても

ミナセ:完全に「階段の先の君へ」をイメージしたアイデアですね

生乾き:ぐわぁ~~~! やっぱりそれだよな!

ミナセ:アイドルになるという選択をして、新しい街での暮らしを始めたばかりの樹里ちゃんってはじめはまだこれといって大切なものもその手にはなくて……

ミナセ:アイドルとしての生活、街の中での暮らしを重ねることでそうしたものも見えてきた

僕にとって 誰によって
大切なモノとは何だろうか
僕によって 誰にとって
大切なモノなど在るだろうか
僕にだって 誰にだって
大切なのはさ理に叶ったモノばかりを求める為?
それだけじゃないって事を

ミナセ:ここで放クラのメンバーを智代子→果穂→凛世→夏葉とそれぞれ想起していって最後にはパッと樹里ちゃんにスポットライトが当たるような映像を見てみたいんですよね

生乾き:本当に樹里ちゃんのこれまでの歩みを描いてる曲ですね

ミナセ:Cメロから一気に樹里ちゃんにフォーカスしていきますね。最後には「貰った声だけを枯らしても鳴く」。樹里ちゃんはもらった恩を過剰にでも返すタイプの子なので笑

岡ディ:そうですねぇ……

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生乾き:やっぱり樹里ちゃんにはバンドミュージックが合うなぁ

さちいろ:いや~、そうね!

ミナセ:爽やかなのが合いますよね~、個人曲だってそうだし……

さちいろ:この曲もイントロ聞いた瞬間にパッとアイドルが思い浮かぶチョイスだったよ……

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シャニマスは人と人とが織りなす交流の営みにも焦点を当てて描いてきました。樹里の変化にはその人同士の心の通わせ合い無しには語ることができません。そんな彼女の目を通した人々の笑顔、そして街並みが想起されるようで、我々もノスタルジーをつい抱いてしまいました。
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☆3巡目 2番手 岡山ディビジョン

生乾き:我々後半になりがちだから今巡は早めに行っておきたいところ……

岡ディ:それでは私が二番手に行きましょうか

生乾き:お任せします!

カバーアイドル:田中摩美々、三峰結華

カバー曲:「Super Ball」TOMOO

ポケットにしまい込んだままのスーパーボールは、容易く他人と接続できない自分や、度しがたい欲求のメタファー。ためらいを押しのけてしまいそうな好きの感情に向き合うこの楽曲は、摩美々と結華にぴったりではないでしょうか。自分に向けて歌っている、お互いに向けて歌っている、月岡恋鐘に向けて歌っているという、三パターンの味がするのも◎。

さちいろ:は??????

生乾き:こっわ

さちいろ:ちがうちがう! ビックリしただけだから! これはそういう圧じゃないから、不意に推しカプで刺された衝撃から出た声だから

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さちいろ:あ~~~~~~~~~、すごい! 言ってる通り本当に味が三つする!!!!!!

ミナセ:歌詞のメタファーこの二人にすごい合うなぁ、すごいわ

生乾き:「好き」みたいな感情を明確に言語化するのではなく、行動や態度ににじませるぐらいのこの二人の温度感に合ってるよね

修まりの良い綺麗なビルじゃ まるで馴染まないちゃちなボールを ポケットの中一個隠して歩いてる

ミナセ:この一文だけで物語感じられるもんな……この二人を選んだのが本当にいいチョイス

俯いたままで踊って 胸から飛び出す虹色 それでも時めく理由を 「好き」を黙らせないで

生乾き:サビの歌詞もすごいな……自分の感情を抑え切れていないことをスーパーボールが零れ落ちることで表すってのが

ミナセ:「俯いたまま踊る」ってのも……またこの二人のイメージかも

岡ディ:しかも2番になったら「あなたに見せたい虹色」になるんですよね

生乾き:ニクいな~

岡ディ:言葉選びがいいですよね、「傘も持たず今君が居るなら 踊る様に並んで歩こう」とかもお気に入りです

生乾き:いやマジで、全行でコミュのタイトル行けるわ

一同:笑

岡ディ:それこそこれは摩美々と結華がお互いに向けて歌っている曲としても見れるし、「好き」を手放さないことを教えてくれた恋鐘に向けて歌った曲として見ることもできるんですよね

ミナセ:俺はアンティーカ全員に向けてるようにも見えるなぁ……アンティーカって魅力がひと方向だけではないじゃないですか。かっこいいはもちろんのこととして……

さちいろ:かわいさもあり、やかましさもある

ミナセ:笑

生乾き:アンティーカはユニット内部でそれぞれがそれぞれに向けるベクトルが特に味わい深いですよね……

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プロデューサーでもその内面の全てを知ることはできない、摩美々と結華だからこその一曲。ユニット内でお互いに向け合っている想いの深さはまだまだ読み取れきれない部分がありますが、メタファーのモチーフ込みで二人への適性がとても高い会心の一曲でした!
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☆3巡目 3番手 生乾き

生乾き:3番手他に任意のカプで行きたい人はいますか……?

一同:笑

さちいろ:俺は今回は特にないかな

ミナセ:俺は最終順まで取っておきたい……

生乾き:今巡目はもうカプ要素は大丈夫そかな? それなら、私はもう今回の座談会やりたいことは固まってるのでもう好きに出させてもらいます

生乾き:先ほど私はコメティックを出させてもらったので今回は……

生乾き:コメティックで行きます!

カバーアイドル:コメティック

カバー曲:「オセロ」ダズビー

生乾き:まあコメティックといえばセンターが曲ごとに変わるじゃないですか……そういうことです

さちいろ:うわぁ~~~~、やってきてんのか

ミナセ:やっぱり仕込んできてた

生乾き:まあ……これもまた実際の所、コミュで生死がどうなってるのか分からないアイデアではあるんですが! まさか今日来ると思わないじゃん!!!!!!!!

一同:笑

サムライ:まさか二人一気にガチャ実装来るとは思わないですよね笑

生乾き:なので、羽那wingを見たうえでの私の感想……解釈のアイデアですね。

生乾き:やっぱり羽那のwingを経てもまだ彼女の内面って見えてこなくて……周りの人間が彼女の持つ『美しさ』にあてられている状態というか、プロデューサーもその内の一人なんだけど

ミナセ:うんうん、様子変だったもんな

生乾き:周りにはその『美しさ』で担がれては来たけど、羽那自身にはその自覚がないというかさ

サムライ:無自覚に、その期待に返してきた。返してこれた子なんですよね。

生乾き:そうそう、決して主体性がないという訳でなく、八方美人の究極系というか。どんな人にとっても理想を演じることが出来ちゃう、演じ続ける道を選んできたのが今の羽那、みたいに私の目には映ったんです

生乾き:そんな彼女が周りに判断をゆだねるのではなく、自分で自分自身を定義するみたいな一歩踏みこんだ姿が見たくてこの曲を持ってきました。

サムライ:白か黒か、正か悪か、決めるのは最後は羽那自身……

ミナセ:本当に羽那wingのプロデューサー様子おかしかったもんな

生乾き:だね、それこそにちかwing実装以来ぐらいにTwitterとかでも議論されてた印象がある。ちょっと面白い子だよね

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さちいろ:しかし歌詞がコメティック過ぎるな……

(羽那)またながされていく
(ルカ)またうらがえされる
(はるき)またこたえがかわる
くりかえす…くりかえす…

さちいろ:三人それぞれに当てはめてるここ、あまりにもコメティック過ぎる

サムライ:歌詞が強すぎる……

特別だとか一番だとか
軽々しく毒のように吐いてさ

傷つける刃も癒す薬も
同じなんて馬鹿みたいでしょ
わかってるわかってるから

ミナセ:これとかもホントコメティックなんだけどさ、言っていいの……こんなこと

生乾き:そう、私たちがアイドルを励ますために投げかけている言葉は彼女を時に傷つけ得る言葉でもあるという……

岡ディ:あぁ……なるほど

ミナセ:プロデューサーのかける言葉とかもそうなんだろうな。今までにアイドルに投げてきた言葉も、ルカに対しては毒になる部分もあるんだろうし……色々考えさせられるな

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ミナセ:曲のタイトル、モチーフのオセロもすごい合ってますよね。だってそもそも彼女は絶対純白領域を展開する子なので……

サムライ:それが黒になっちゃうの!?

生乾き:白と黒は表裏一体……♠ 

さちいろ:でもそうなんだよな、コメティックにおける色の取り合わせって面白いところだよな~

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楽曲ごとにセンターが変わる唯一無二の個性を活かして、羽那のパーソナリティにスポットライトを当ててきたアイデア。彼女のプロデュース中に感じた不安定さ、そして流動性をオセロの題材になぞらえました。ユニット自体のカラーとも符合しており、このためにあるかのような一曲を掘り当てることができたようです。
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☆3巡目 4番手 サムライニトウリュウ

サムライ:4番手、行かせてもらってもいいですか? 2巡目で一度ルカの流れには区切りがついたようで申し訳ないんですが……

サムライ:今回私は5案とも斑鳩ルカで用意しています

一同:笑

生乾き:ワロタ

ミナセ:思想が強すぎるよ

カバーアイドル:斑鳩ルカ

カバー曲:「一心不乱」B'z

ストレートに若者の未来を肯定するのではなく、『一心不乱』に動いてみろ!とひねくれた応援曲。 あれこれ思い悩んで葛藤して未来を信じることに疲れたルカ、若者の間でカミサマと呼ばれるルカにこそ歌って欲しい。
『想像してる暗い未来のビジョンは思い出の寄せ集めなのに』というリリックにルカ自身も少しだけ背中を押されてくれればいいと思います。

サムライ:ネガティブな面から描く応援歌! ファンに向けてルカが吐き出すエールとしてすごくいいと思うんですよね

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生乾き:なんか美琴と一緒にやってた時のルカを思いますよね……?!

ミナセ:そう! それ丁度俺も言おうと思ってた!

いい汗かいてるね

生乾き:本当にあの時って、弱音とか言い訳は絶対考えないようにしてただろうから。必死に美琴についていくことだけでいっぱいいっぱいだったはずなんだよね

ミナセ:「ピュアな細胞 もっと動かせ」とか折れそうになる自分に檄を飛ばしてる感じなんですよね

サムライ:確かにそうかも~! 案で出した時には思ってなかったですけど、凄いしっくりきます

ミナセ:美琴とルカが二人で練習生として挑んでた時の熱が見える気がします……

サムライ:いや本当にそうだな……

サムライ:じゃあ、そっちで

一同:笑

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ミナセ:応援歌の方のイメージも分かる気がします、灯織に対して接するときとかこうだったのかも?

生乾き:そうですね、283プロに対する偏見、先入観みたいなものがなければ案外気のいいねーちゃんではあるはずなので

才能だとか 運だとかは二の次
ケチな弁明なら 捨てちまえ

ミナセ:なんかこういう考えの切り替え方はルカもしてそうですよね

生乾き:「ケチな弁明なら捨てちまえよ、練習生」つって灯織の背中をバシバシ叩いてる

一同:笑

ミナセ:稲葉さんに影響を受けてるルカ概念面白いな……笑

さちいろ:こういうアプローチは意外だったな……! 不思議としっくり来てる

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発表者でも見えていなかった面を他の参加者が気づく、これもまた座談会の醍醐味です。ルカにもきっとシナリオ内で語られてきたことだけでない人生の歩みがあり、様々な場面・ドラマがあったはずです。応援歌というテーマから発展的に連想して結びつけることで、過去の視点という新しい形を得ました。
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☆3巡目 5番手 さちいろ

さちいろ:ちょっと突然なんですけど、異次元フェスすごかったですね!?

生乾き:おおっ!?笑 本当に良かったですよね~

さちいろ:最初はアイマスとラブライブって話でしたけど、宣伝とかでVtuberさんとコラボとかもあって……私元々にじさんじとかもちょくちょく見てる人間だったので、そこで絡んでくるのかなんて驚きもあったんですけど

さちいろ:異次元の直前の歌番組、あれで案がニアミスして!

ミナセ:あ~、冬優子とかドーラ様とかが出てたやつか!

さちいろ:まさにそれ!

カバーアイドル:芹沢あさひ

カバー曲:「レッド・ルーラー」ドーラ

さちいろ:こうですね

ミナセ:本当にドーラ様なのか!笑

さちいろ:黛冬優子にしてなくてよかった……本当に! 公式に案を潰されるところだった!

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ミナセ:曲は初めて聞いたけどかっこいい……!

サムライ:ストレイ色が強めですね!

ミナセ:ユニット固有の熱さに、曲の雰囲気として神秘さも織り交ぜつつ、ちょうどいい塩梅であさひになってる感じがしたな

生乾き:なんかこういう世界観!的な曲ってさ……あさひ自体にも合うしさ……

生乾き:ごめんなさい、ちょっと声優さんが好きすぎるので声優さんの話をするんだけど

一同:笑

さちいろ:はい! どうぞどうぞ笑

生乾き:あさひ役の田中有紀さんが、今年の一月にCoe-monyというグループとしてのコンサートでKalafinaの「Magia」を歌ってたんですよね。

ミナセ:マジすか!? すげえ……!!

さちいろ:ええ~! そんなことあるんだ

生乾き:なんか世界観の厚みに導かれて行く感じが、その時の歌声を呼び起こされたようでうれしかったです……! ごめんなさい、ただの声優オタクが出てしまった

サムライ:いや、すげえいい情報だった……

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岡ディ:終盤の畳みかける熱い感じが「Wintermute,Dawn」の終わりを思わせる感じがありましたね。一気にストレイとしての熱を取り戻していく雰囲気がすごくマッチしてました

さちいろ:イメージカードがHowlingなのもそこに繋がりますかね……

生乾き:あさひの持っている熱……それこそ気焔を感じさせてくれるカードなんですよね

さちいろ:この曲のテーマとして炎があるんですよね。曲的には赤色だと思いますが……個人的にあさひの炎って青いイメージがある

ミナセ:なんでだろ、温度がより高いからかな

生乾き:なんかソロ曲の二周目とかやるんだったらこういう好戦的な曲もやってみてほしいなぁ

さちいろ:いや~、欲しいっすね! 

サムライ:あ~、熱い炎的なやつ! ……あ、でもあれか! あさひにはもう”あの曲”がある……!

生乾き:今日ゲーム内に実装された……!?

ミナセ:あれで炎枠消化しちゃうの!?

さちいろ:シャニソンでも叩きたいんだよな、「ホムラインビテーション」

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よりユニットに近い面からアイドル単体の魅力を導き出した一曲。ストレイライトのメンバーにはそのいずれにも独特の熱を感じます。世界観が強い楽曲で、私たちの住む世界との違った地平を見せてくれることで、彼女の持つ冒険心の高鳴りも教えてくれました。
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~小休憩~

サムライ:これは没案なんですけど、コメティックに「∀NSWER」歌ってほしいんですよね~

ミナセ:あ~、いいなぁ

さちいろ:「∀NSWER」ストレイでもいいんだよな

ミナセ:デレの楽曲とかは割とマジで可能性あるんだよな

生乾き:ね、今後の合同ライブとかでカバーしあうことは全然あり得る話

さちいろ:いやマジで、睦月周平持ってきてくれ! 「SOS」だけじゃ足りねえよ!

一同:笑


☆4巡目 1番手 サムライニトウリュウ

生乾き:4巡目はどうしましょうか、やること決まってる人たちから行く?

さちいろ:それじゃコメティック軍団行く?笑

サムライ:では、私が先陣を切ってもいいでしょうか

カバーアイドル:斑鳩ルカ


カバー曲:「ラブレター・フロム・メランコリー」烏屋茶房

『あなた』や『君』が美琴を表し、『愛』や『恋』は尊敬や信頼を表しているとするなら。 『屋上からの手紙』は親愛なるファン達への歌に置き換わる。 そう思って聴くとルカの優しさと怨恨、責任感と自暴自棄、といった相反する感情がないまぜになったストーリーを感じられると思います。

生乾き:わ~! 烏屋茶房さん!!!!!!!!! おかげさまで生きております!!!!!!!!!

さちいろ:お世話になっております!!!!!!!!!

ミナセ:いつも、いつもお世話になっております……!!

ミナセ:流石は烏屋茶房の音作りだ……

サムライ:ここでいう「ラブレター」とは、美琴への……ではなくファンに届く手紙だと私は解釈しています

ミナセ:ほう……

サムライ:美琴との間の軋轢に対する自暴自棄な感情のはけ口として歌にぶちまける。この曲の通りに屋上からラブレターをばらまいてるんじゃないかというストーリーを思い描けるんじゃないでしょうか。

生乾き:なるほどなぁ……美琴への思いのベクトルが強くて、その結果溢れだしたものが第三者的な位置にいるファンの所にまで届いちゃってるんだ。勝手に拾われてるんだろうな。

ミナセ:「OH MY GOD」の後に「神様は死んだ、って」を聞くとこの曲のメッセージ性がより強く感じられそうな気がしますね

生乾き:クリパの時の私たちの体験ってモロに「ばらまかれたラブレターを拾う第三者の視点」だったんだろうな

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アイドルの楽曲を聴いている、その体験の意味についてあまり考えたことはありませんでした。その歌がアイドルにとってどんな役割を担っているのか、どんな位置づけになるのか、その定義を改めて見直すことで表情も変わってくるような気がします。そんな認識を改めて考えさせるような一曲でした。
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☆4巡目 2番手 生乾き

生乾き:ではこの並びでコメティックで行ってもいい奴ですかね。それでは私も続かせていただきます!

生乾き:どっか~ん!

カバーアイドル:コメティック

カバー曲:「アノニマス」さユり

ミナセ:出た! さユりだ~! 俺も今回持ってきてはないですけど「アノニマス」はカバーしてほしい案としてありましたよ! 

生乾き:なんとなくコメティックの曲はいずれも歌い手畑に近い方々の曲で考えてきましたね。やっぱり毛色が近いので

生乾き:はるきってwingでも頻りに他者の目に留まることを意識しているというか、自分の表現するものを他人がどう思うのか、どう評価するのかのレスポンスがあって世界が広がると考えている子だと思うんですよね。

ミナセ:ですねぇ

生乾き:「くだらないや」の歌詞でも、相手に対しても自分自身の言葉、力で表現することを求めている節を感じたんです。私たちをはじめとして現代では横並びの意見、借り物の意見に甘えてしまいがちなので、そういう匿名性に対するアンチテーゼをはるきからぶつけてほしいなと感じました

ミナセ:なるほど……

生乾き:曲の終わりとかもそうだけど、羽那とはるきにダイレクトに強いメッセージをぶつけてほしいと思っちゃってるのかもしれない

さちいろ:www いや、その気持ちはわかるわ

ミナセ:さっきの「オセロ」の案があったから二人のぶつけてくるメッセージへの解像度も上がった感じがありますね

アノニマス
(羽那)本当の声で言葉で話がしたいの
アノニマス
(はるき)誰か聞いているのなら、応答してよ

生乾き:それぞれの楽曲でセンターを変えた意味はあったかなと思います! それぞれ強調したい個性・メッセージがやっぱり別なので

サムライ:コミュを読んだわけじゃないのに、それぞれへの理解度が進んだ気がします

生乾き:いやわかんない! これもしかしたら真裏に進んでる可能性だってあるから!!!!!!!!!

一同:笑

※収録日はだぶるはpSSR初実装の日

さちいろ:コメティックのシナリオ、シャニソンの方でもまだちゃんと読み切れてないんだよな……そもそものプロデュースの難易度も高いし

生乾き:シャニソンに実装されてるのも、enza版で今後出るであろう話の補完みたいな役割でしょうしね……本格的に噛み砕けるのはもう少し先になるのかな

サムライ:ユニット同士初顔合わせのシーンもちゃんと描いてくれ~

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ミナセ:自分は「アノニマス」では霧子目線の摩美々と咲耶ってのを考えてたんですけど……

さちいろ:あ~、ほう……感謝祭か! 

生乾き:うわ~~~~なるほど、そういうことか!

ミナセ:シャニソンの方でもね、実装があって間もないので……

さちいろ:いや~、あの感謝祭のシナリオをシャニソンの方でも実装してくれたのは良かったな……でも、海のシーンは入れてほしかったな……

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コメティックの中でも、より対話的交流を求めている印象のあるはるき。彼女が我々に求めているもの、その答えを楽曲の中に探し求めました。三人に真正面から楽曲をぶつけられた時に、我々の口から溢れでるもの。それを改めて見つめ直してみたいと思います。
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☆4巡目 3番手 岡山ディビジョン

岡ディ:今回も何かしら飛び道具を仕込んでこようかと思ったんですが、あまり思いつくものがなくて……ちょっとそれ未満の物、概念を併せて出してもいいですか?

カバーアイドル:浅倉透、樋口円香


カバー曲:「絶対零度」赤い公園


狭い水槽の中から、世界をひっくり返してしまいそうなほどの熱と衝動が描かれるこの楽曲は、透と円香に当て書きされたような魅力を湛えます。ノクチルのシナリオに登場するキーワードが随所に感じられるのも魅力。「息を吸って吐くことが奇跡」からは透GRADを、「塩分濃度振り切って渇いた喉で歌えば良いたとえ届かなくとも」からは、円香GRAD、LP等を思い出します。

生乾き:うわ~~~~解像度

ミナセ:これ……これ飛び道具では??

さちいろ:関連動画も地味に細かいぞ……「L'Antica特別メドレー あさひテレビ【公式】」……???

岡ディ:もうちょっと詰めたかったんですが最後までやり切れず、この場で供養させてください

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サムライ:サビがかっこいい~~~!

さちいろ:かっこいいけど歌詞がマジでとおまどすぎんだろ……

岡ディ:「天と地を裏返してやれ」とかノクチルっぽいですよね~!

さちいろ:「息を吸って吐くことが奇跡なんだと知っても」こんなのGRADじゃん……!

ミナセ:「塩分濃度振り切って渇いた喉で歌えばいい」こんな表現あり!?

生乾き:楽曲中透と円香それぞれのフェーズが入れ替わるのを感じるというか、この二人それぞれの領域がありますね……!

さちいろ:「魚」が曲中に度々登場するのも、その魚が赤色なのもいいんだよな……

生乾き:ノクチルと言えば魚……

さちいろ:読めないことでおなじみのノクチル一周目ガチャタイトル……

岡ディ:笑

さちいろ:「かまとと」しか読めないんだよな

アラバの海の真ん中
泳いでみせてきやしゃんせ
天と地を裏返してやれ

サムライ:はじめと同じフレーズを最後にまた持ってくるのも、物語冒頭に行っていた冗談を終盤の決め台詞に持ってくるみたいな演出でいい

さちいろ:ノクチルの内輪ノリが後に活きる奴だ!笑

生乾き:なんかノクチルそういうテイストありますよね。氷河期氷河期とかも実際コミュでライブ中のコールみたいになってましたし

イベントコミュ『ワールプールフールガールズ』より

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ここまで雰囲気で感じさせるか、と膝を打った一曲。これはノクチルの楽曲ではなく、透と円香の楽曲だということに強い説得力があります。織り交ぜられているフレーズには過去のシナリオのキーワードも登場し、強く納得感を持って受け入れられました。
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☆4巡目 4番手 さちいろ

岡ディ:続いて、どなたが行かれますか?

さちいろ:では、私が……

さちいろ:いや~、異次元フェスよかったですね!

ミナセ:あれ? なんかさっき聞いた奴だ……笑

さちいろ:異次元フェスなんですが、第一弾って書いていたじゃないですか。第二弾、第三弾と続けていくつもりがなければあんな書き方はしないはずなんですよね。

さちいろ:同系統のコンテンツは色々ありますから、アイカツとかバンドリとか……そんな中で一つ案を思いついたので、持ってきました

カバーアイドル:ストレイライト

カバー曲:「UNSTOPPABLE」RAISE A SUILEN

さちいろ:今回は俺も歌割があるんで貼ります

生乾き:うぉ~

さちいろ:これはバンドリの楽曲ですね、イントロを聞いた瞬間にストレイライトだ!って思うはずです

サムライ:ハードル上げますね~、ストレイライトのイントロだなんてそんなことがそう易々とあるわけが……

〔楽曲視聴開始〕

ミナセ:ストレイライトじゃねえか

一同:笑

サムライ:めちゃめちゃストレイライトだわ……いろんな要素で三人の顔が見える

生乾き:合いの手のとこめちゃくちゃふゆちゃんじゃん

ミナセ:作曲者同じか?ってぐらいにはストレイライト

生乾き:歌詞割に思想が出てないか???

さちいろ:笑

生乾き:この任意の二人の組み合わせ良くないなぁ……やってんなぁ……

一同:笑

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生乾き:すっげぇ~「The Straylight」と「Wintermute,Dawn」を感じるわ……最近のストレイライトだね、これは

生乾き:初期のぶつかり合うライバル同士の関係性もいいんだけど、最近は共に挑み続ける戦友みたいな関係性にフォーカスされることが増えて来たからそのエッセンスを強く感じるかも

さちいろ:これ案自体は「Wintermute,Dawn」より先に考えてたんだけど、あのイベントコミュでかなり厚みが増したね

岡ディ:そうですね、化けましたねこれは笑

(あさひ)何不自由ないだけで 底はカラッポだったと
吐き散らかした 夢や希望を静かに見つめ
(愛依)(Let me see)
(冬優子)『Do you agree?』…仕方ない
(愛依)(Let me see)
(冬優子)問いかけに ただ頷くよう目を瞑れば
I get lost in a maze

生乾き:ここであさひの独白から愛依、冬優子の二人が先行して走って行く感じがあるのがすごい「Wintermute Dawn」のラストを思い出して胸が熱くなるね

ミナセ:う~ん、いいなぁ

さちいろ:本当に最初は曲調ぐらいしか選んだ理由もなかったんだけど、歌詞の要素の一つ一つがストレイライトを辿ってる感じがあったんだよな

ミナセ:構成もストレイライトっぽいしな~

サムライ:曲名も「UNSTOPPABLE」? ストレイライトじゃん

生乾き:本当にCANVASのストレイライト楽曲のテイストを感じました

さちいろ:ダンスパートも実際ある曲なので、ストレイライト向きです!

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さちいろ:マジで第二弾異次元フェスはバンドリで行きませんか? アイマス×バンドリとかだったら何が何でも行きますんで

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異次元フェスを経て、我々はよりコンテンツライブへの解像度が高まりました。他のコンテンツとの交流も強く求めるようになって、この曲はその延長線にあるものでしょう。ストレイライトの強い熱は別の天地でも描き出すことができる、その新次元を見てみたいと強く願ってなりません。□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

☆4巡目 5番手 ミナセ

ミナセ:それじゃあ5番手行きます

カバーアイドル:有栖川夏葉

【モーニング・グロウリー?】西城樹里より

カバー曲:「トラベルプランナー」ハヌマーン

いつのまにか子どもの時嫌だった大人と同じ年齢になってしまったけど、 なってみてわかる真剣に遊んでいただけだったのかと。そんな曲です。 途中の「恋をしてしまう」という歌詞が好きです。
大人だって恋はできるけどその特権は青春を生きているひとたちのもののような気がします。だからこそ漠然と恋に落ちることが大人が子供に戻れる瞬間かもしれません。 放クラで一番大人に近くて青春を送っている夏葉にぴったりだと思い選曲しました。

アラーム音 固定パターン1に 感情まで支配される朝は 血でも魂でも何でも売っ払って たった一秒でも長く眠りたい

さちいろ:これwwww

生乾き:めちゃめちゃ夏葉で草

イベントコミュ『サマー・ミーツ・ワンダーランド』より

サムライ:朝弱いもんね……

ミナセ:ここもいいですよね笑 全体を通していい歌詞なので、ご堪能ください

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岡ディ:おぉ~……めちゃくちゃいい曲!

生乾き:夏葉の感性の描き方がすごいわ、こんな一面から描けるんだ

サムライ:すごいですね

ミナセ:子供の時って大人はいつも難しいことを言っているイメージがあるしあまり好きじゃないところがあると思うんですけど、実際に自分が大人になってみたら意外とそうでもない。真剣な顔して、子どもの時の自分たちと大して変わらないことを口にしているって気づきますよね。

生乾き:あぁ~、ちょうど夏葉ってそれに気づくことのできる年齢にいますよね

ミナセ:そうそう、ユニット内で一番大人な夏葉はその子供と大人の境目にいるんですよね! 「漠然と夢を見てしまう」「漠然と恋をしてしまう」みたいにまだ完全に大人を理解しきってはいないんです。

生乾き:放クラの中の年長者ではあるけど、根っこの部分は何なら一番幼いまであるもんな……夏葉

ミナセ:夏葉って真剣にふざけるじゃないですか。「行けもしない旅行の計画を浮かべながら」の歌詞みたいに、宇宙旅行に行くみたいな話題でも彼女なら『こういうプランはどうかしら』って目を輝かせて提案するみたいな

サムライ:放クラの中で笑いあいながら話してそうですよね

ミナセ:そういう無邪気さを青春のノスタルジーと共に歌ってるこの曲は夏葉にピッタリだなと思いました。

サムライ:あぁ~、すごくいいですね。樹里と夏葉が二人でドライブしてるときに流してほしい曲だ

生乾き:うわ、すげ~わかる

さちいろ:あ~~~~~、いい!!!!!

サムライ:ドライブしながらこの曲流して、他愛もない話を二人でして、あとで果穂たちにも共有するみたいな

岡ディ:いいですね……放クラの中でもあの二人のドライブだけの空気がありそう

ミナセ:楽しい時間ってすぐにおぼろげな記憶にはなっちゃうんですけど、そこには確かな温かさがあるんですよね

サムライ:いや~、しみじみ刺さっちゃったな

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放クラというユニットにおいて、子供と大人の過渡期にいる夏葉の存在の持つ意味は大きいと痛感。夢に思い描くような、そんな現実味のない話をする子供に寄り添うことも、大人として建設的な話をすることもできる。でもそのどちらも本質的には同じ。夏葉が我々に教えてくれるのは、そんな痛快で単純な回答なのかもしれません。
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☆5巡目 1番手 サムライニトウリュウ

サムライ:では、最後行かせていただこうと思います!

突然の283プロへの移籍。
コメティックとしての鮮烈なデビュー。
気がつけば1年も経ってしまった。
なんだか今年は時がすすむのが早い。

今でもアイツは許さない。
プロデューサーは鬱陶しい。
周りにはチョロチョロと五月蝿いヤツらが多い。283プロと馴れ合うつもりは無い。
それは変わらない。

美琴とは未だに腹を割って話していない。その事を考えるだけで胸が痛んだ。
でも逃げるつもりは無い。心の準備だけはしてきた。

ライブからの帰り道。
1人で歩く長い坂道。
いつの間にか地面に影が伸びて。
いつからだろうか。目を閉じても。
あの頃ほど感情が燃え上がることが無くなった。

ふっと香る金木犀の香り。
自然と歌いだしていた。

カバーアイドル:斑鳩ルカ

カバー曲:「赤黄色の金木犀」フジファブリック 

ミナセ:あぁ……なんだかすごく切ない

サムライ:ルカの一年後を考えるとして、完全に今抱えている問題を全て解決できているとは思えないんですよ。彼女を取り巻く問題はそう単純なものではない。

生乾き:そうですね、多分彼女自身がそれは許さないと思う。

ミナセ:うん、だろうなぁ……

サムライ:でも、ルカにはふとした時に、いつからか少しだけ胸が軽くなっていたことに気づいてほしい……それぐらいの進展をルカには望んでいるんですよね

生乾き:あぁ~、いい着地点ですね。諸般の問題に彼女は完全な回答を見つけ出すわけではなさそうな気がします

ミナセ:なんかルカの心境を思うと、泣けてくるな……

生乾き:赤黄色の金木犀のか……なんか色的に、彼女たちの髪色を想起しちゃうな。ルカは過去に嗅いだことのある香りだったりするんじゃないかな……

生乾き:本当に5案を通してルカの歩みを見せてくれましたね

岡ディ:やり切り通してくれましたね……

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ルカのこれからに、劇的な解決はないかもしれない。それでもきっと、今より少しだけでも良くなっているかもしれない。そんな展望とルカとを繋げてくれるような優しく、切ない一曲。ルカが自分からこの曲を口ずさむ未来がきっとどこかの世界にはあるはずです。
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☆5巡目 2番手 さちいろ

さちいろ:最後は異次元フェスではないです! 少ししっとり寄りにはなるのでここで行っとこうかな

生乾き:異次元フェス、終わってしまったのか……

カバーアイドル:三峰結華

カバー楽曲:「レイニーカラー・ウォーターカラー」烏屋茶房

生乾き:おかげさまで生きております!!!!

サムライ:お世話になってます!!!

ミナセ:またしても! お世話になってます!!!!

さちいろ:カバーって言うのもあるんだけど、283プロにいるアイドル三峰結華が二曲目を出すならこういう感じなのかな……という気がします

さちいろ:プラスチック・アンブレラが実装される前のイメージって三峰結華のソロ曲も明るめのものだったと思うんです。彼女自身がアイドルとして見せている姿もそうですし

岡ディ:実際マイコレのコミュでもソロ曲を聞いて「思っていたよりも湿度が高い曲が来たね」みたいな反応をするんですよね。

生乾き:我々が見ている姿と、彼女自身が見せたい姿とではきっと違う部分があるんだよね

ミナセ:実際「プラスチック・アンブレラ」は【NOT≠EQUAL】を知っているか否かでだいぶ印象違いますよね

さちいろ:向こうのファンが見ているアイドル像に近いのはこっちなんじゃないかなって感じかな

生乾き:結構歌詞はベタベタに甘い感じだね。私たちは三峰の持ってるじれったさも知っちゃってるから余計にこの曲を三峰が歌うんだ!っていうインパクトでの胸の掴まれ方をするね

ミナセ:向こうのファンで「プラスチック・アンブレラ」の後にこの曲を出されたら一気に堕ちるわ

岡ディ:「君はまだ、何も知らなくていいよ このドキドキ」の部分、プラスチック・アンブレラの「分かられたくない」っていう姿勢から変化して「いつかは伝えたい」に移っているような感じがしますね……! この曲は恋がテーマではありますが、三峰自身の内面を描くうえでも適した表現に思います。

生乾き:そうですね……最近の彼女に起きた変化を感じます

岡ディ:このカードのコミュ名を思い出しました。「まだ全部はできないこと」

生乾き:「まだ」っていう言葉のもつ意味が大きいですよね……!

さちいろ:【ノー・ライフ】に出てきた商材、電話風メッセージの後とかにこれ聞いたらやばくない?

三峰結華pSSR【ノー・ライフ】より

岡ディ:あ~~~~! なるほど! あれと組み合わせるのはやばいですね!

さちいろ:プラスチック・アンブレラに関しても、あれは三峰結華のソロ曲というよりも「三峰結華が演じている子」という側面が強くなってるから、この案もその延長戦なの。その子が恋をしたならこんな風になるかなという……

ミナセ:確かにな……傘の中が自分だけの世界から2人だけの世界に変わってるし……パワー強

さちいろ:なんなら案を出すときも三峰結華ではなく「三峰結華が演じている子」で出そうかと思ったぐらい

一同:笑

生乾き:いや~さちいろさんの理解度、愛ゆえの案でしたね

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アイドルが見せたい姿と私たちの見ている姿は必ずしも同じではない。三峰結華はその象徴たるアイドルなのかもしれません。
でも、その両面を知っている、知ろうとしている私たちだからこそ、彼女がぐっと距離を縮めるようなフレーズを口にした時の破壊力はひとしおに感じられますね。
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☆5巡目 3番手 ミナセ

生乾き:座談会も残すところ三曲……どうしますか皆さん

ミナセ:ここは俺が先に行きますよ

カバーアイドル:七草にちか、緋田美琴(シーズ)

カバー曲:「セントエルモの火」BUMP OF CHICKEN

にちかが美琴を追いかける話。美琴という目指すものがあるからにちかはなみちゃんを失ってもアイドルを続けられたのかもしれません。でも美琴もにちかから貰っているものがあるはずです。美琴に足りないものはにちかから貰っているはずです。というわけでcメロ(?)あたりから美琴視点です。靴紐、水筒なんとなくにちかを思い出し、にちかのいいところを吸収していこうね。パートナーなんだから。全部お互い様でしょ。

生乾き:うわぁ~~~~~~~~……

サムライ:ちょっとこれは……ドンピシャ過ぎないですか……?

ミナセ:笑

生乾き:セヴン#スゥ……セヴン#スゥ~~~~~~~……

ミナセ:いい着眼点ですね

サムライ:「水筒って便利だ」がすごい刺さります……にちかによって教えられ、気づいていく美琴……

岡ディ:分かります……本当にそこいいですよね……

生乾き:美琴ってにちかに教え導かれている、にちかによって人間性を取り戻している部分があって……それこそこの前の「not enough」で筑前煮を作る話とか……

生乾き:二人の距離もここ最近で一気にぐっと近くなってユニットとしてそこで完成したからさぁ~……初期から追ってると本当に感慨深いですよね

ミナセ:ホントそうなんですよね。この曲の歌詞が良くて、「勝手について来たんだ 構わず行けよ ほら全部がお互い様な」なんてのもお互いのことを見ていないと出てこない歌詞ですし……

ミナセ:それが曲の最後になると「今どんな顔してる ちょっとしんどいけど楽しいよ ほら 全部がお互い様な さあ どんな唄歌う」でお互いに同じ表情をして、一緒に歌ってる姿があるんですよね

サムライ:本当に、今現在のシーズって感じですよね

ミナセ:ですね、今までの歩み込みのシーズです

生乾き:初期コミュの話にはなるんですけど、ノーカラットが実装されたときにオモコロの広告案件で「ノーカラットの感想を語る座談会」がありまして、そこで参加者の歌人の木下さんが読んだ美琴の歌がすごい好きなんですよね

さちいろ:あ~、ありましたよね

生乾き:この時はプロデューサーとの交流の中での美琴をテーマにした短歌だったんですけど、今のシーズを思って読むとすごいにちかとの関係性にも刺さるんですよね

ミナセ:あ~~~~! いいですね!

岡ディ:こちらの方、シャニアニのパンフにも出ていらっしゃいましたよね

生乾き:そうですね! シャニマスの広報は是非もっと率先的にこういう方々にも案件を振ってほしい……シナリオの魅力を伝えるうえではこの上ないと思っているので……

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シーズのこれまでの歩みを思い出して目頭の熱くなる一曲。互いに大切なことを教え合い、補い合うことでここまでやって来た。そのことに気づくことができた彼女たちならこの曲も、真っ向から歌い上げることができるでしょう。そこに見る光はきっと、温かく優しいものになるはずです。
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☆5巡目 4番手 岡山ディビジョン

岡ディ:では続きまして……私ですかね

カバーアイドル:斑鳩ルカ

カバー曲:「meridian」日食なつこ

岡ディ:これはもう本当に歌詞に注目……ですね

詞の全編からルカを感じます。光や希望を望まない人がいるかもしれない。あるいはルカ自身も……けれど、溢れ出す光に飲まれてしまったとしても、闇のことを忘れない彼女だからこそ、手が届く人たちがいるのでしょう。彼女の今後を見届けたく思います

岡ディ:これマジでバイ・スパイラルじゃないですか……?

サムライ:すげ~~~……あまりにもルカ、283に入ってのルカですよ

生乾き:すごい丁寧にルカの輪郭をなぞってる感覚があります……!

さちいろ:こんなバイ・スパイラルな曲あるんだ……!

ミナセ:光と闇をテーマにしてて、雰囲気もマッチしてる……

meridian 光が空に満ちた日
それを望んではいなかった誰かの絶望
消えるのか さよならだ 光に呑まれた君よ
さよならだ 闇の私と

ミナセ:ルカから見た、美琴のいる283プロってこんな風に映ってるだろうな

生乾き:彼女自身も283プロには入ったけど、美琴はにちかと共に事務所には既に馴染んでいて、それを遠巻きに見つめることしかできない今のルカだ……

meridian 痛みは知られたくはない
それを隠したただひとつの場所も今はもう

岡ディ:こことかももう……

生乾き:いや~、ニクいですね

ミナセ:これは元の事務所の事なのかな……笑 ルカって実家もテレビ局にバレそうになってたりしましたよね

生乾き:うわ~、それもあったな! 

ミナセ:ルカが本当に素直になれる場所はあの、ママと過ごした家だけなのに……

生乾き:今までのコミュでルカは執拗に奪われてきたんだな……

サムライ:すごいな……これをルカが歌うとなると色々と思い出すものがある

岡ディ:やはりこれも今現在のルカ、ですよね。どうなっていくのか分からない、これから先の未来を見ているルカのための曲です

生乾き:状況として追い込まれてきてはいるけど……きっと何か変化が起きようとしている。それが今のルカですよね

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イベントシナリオのために書き下ろしたとすら思えるほどの親和性に舌を巻きます。光と闇、283プロとルカを描く上で不可分なキーワードが全く同じ温度感で綴られたこの曲との出会いは運命的にも感じられます。283プロの光の中に居るかつての相棒である美琴を、今のルカはどう見ているのでしょうか。それは今後のシナリオで、語られていくのでしょうか。
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☆5巡目 5番手 生乾き

生乾き:じゃあ最後……行きます、か……? これまでにね、みんなで丁寧にルカやシーズの歩みをたどってきた中でこの曲を出すのが非常に申し訳なく思う部分はあるんですけども……

生乾き:俺だけ毛色が違いすぎるかもしれない! 本当に俺の癖をぶつけまくっただけなんで、これは……

さちいろ:やった~! そういうのが一番いいんだから!

生乾き:……やります!

カバーアイドル:シーズ×コメティック

カバー曲:「グロテスク」平井堅feat.安室奈美恵

ミナセ:うわ~! 来た! しかもこれか~! マジかぁ……!

サムライ:こんなことしていいんですか!?

生乾き:モロにルカとにちかの衝突から引っ張って来ました!

ミナセ:やばいですよこれ……マジでこれやばいって……

(シーズ)アイツの幸せ喜べますか? 
(コメティック)あのコのもの欲しがってませんか?
(全体)果たして自分は特別ですか? 
it's me, why don't you kill me?

生乾き:こういう掛け合いを真正面から相手ユニットにぶつけてほしいんですよね……

ミナセ:これ……プロデューサー死んじゃうよ???

一同:笑

ミナセ:人の心がないよ……

生乾き:にちかが言う「アイツの幸せ喜べますか?」って「今の美琴を見てお前どう思う?」ってルカに直接聞いてるようなもんだからね

ミナセ:やーばいって

生乾き:ルカからにちかに対しては反対に、美琴との関わり方を問う感じというか……憧憬と嫉妬をはき違えてないかと尋ねるというか……

(コメティック)素直に生きる あなたは言う
(シーズ)その目の奥に光が無い

さちいろ:wwwwwww

ミナセ:ひどいひどいひどいひどい!笑

さちいろ:プロデューサーの胃爆発しちゃうよこんなの

サムライ:これは……ちょっとダメだって……笑

(シーズ)グロテスクな私愛せますか?
(コメティック)本当は嬉しいんじゃないですか?
(全体)明日を生きるパスはお持ちですか?
it's me, why don't you kill me?

サムライ:遠回しに遠回しにやってきたものじゃないですか! これは!

生乾き:wwwwwww

ミナセ:やばいやばいやばい

さちいろ:ぶっ飛ばしてるってこれ! 色々と!

(にちか)暴きだせ、(ルカ)曝け出せ

生乾き:ここはもうこの二人でね

ミナセ:この二人かぁ~……ぶつけちゃダメでしょ~……

(シーズ)グロテスクな自分愛せますか?
(コメティック)本当は泣きたいんじゃないですか?
(全体)今を生きるパスはお持ちですか?
it's me, why don't you kill me?

生乾き:シャニマスがここ数年でじっくり描いてきたものを全部ここでぶつけてもらいます

岡ディ:wwwwwww

サムライ:戦争だよこんなの

ミナセ:ダメダメダメダメ

さちいろ:まあ確かに言ってしまえばこんな感じだよな、ここ2年間こんな感じだよな!

生乾き:まあ二人の衝突、敵意はこの2ユニットの間に横たわる衝撃でありつつも繋ぎ目でもあると思うから。真正面からぶつけ合うことで新しい展開を産んで、後の「Synthe-Side」に繋がってくれねぇかな~という願望です!

ミナセ:そうだよな~、ルカとシーズが関わるなら今はもうにちかとの因縁だもんな

さちいろ:このよもぎ餅なんだよな

生乾き:まだ二人の直接的な干渉もモノラル・ダイアーログスのアレ止まりだからね。それぞれの心の中にある澱を文字通りグロテスクにね、ぶつけ合う機会が欲しいんですよ

生乾き:もう完全に”癖”でしかないですよ

一同:笑

サムライ:いやぁ~……グロイっすわ……これぇ……

岡ディ:終わった後クリニックまた要るんじゃないですか

ミナセ:酷いよぉ……

生乾き:この流れで最後に出すやつではなかったかもしれない笑

ミナセ:でも全部あってんのがすごいよ……ホント、それぞれのパートが合ってる……

サムライ:納得感はすごいんだよな……最後に爆弾放り込んできた

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これまでの流れをぶった斬って阿鼻叫喚を引き起こしてしまいました。シャニマスがこれまでに丁寧に描き出して来た、彼女たちの葛藤。それを真正面からぶちまけ合えば待っているのは破滅的で悲劇的な結末なのかもしれません。
ただ、にちかとルカの間の軋轢を解消するにはこれまで通りの慎重なアプローチでは叶わないのもまた事実。一歩踏み出して解決に乗り出す未来が、いつか来るのかもしれません……
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以上、参加者5名、各5案ずつが出揃いました。
ここで今回発表されたアイデアを一度振り返ってみましょう。

生乾き
・シーズ:「唱」Ado
・コメティック:「ドーベルマン」シユイ
・コメティック:「オセロ」ダズビー
・コメティック:「アノニマス」さユり
・シーズ×コメティック:「グロテスク」平井堅feat.安室奈美恵


さちいろ
・アンティーカ:「Monster」嵐
・斑鳩ルカ:「最低」そこに鳴る
・芹沢あさひ:「レッド・ルーラー」ドーラ
・ストレイライト:「UNSTOPPABLE」RAISE A SUILEN
・三峰結華:「レイニーカラー・ウォーターカラー」烏屋茶房

ミナセ
・大崎甘奈、大崎甜花:「クローマ」 riya&Ceui
・斑鳩ルカ:「ECHO」CRUSHER-P feat. GUMI
・西城樹里、放クラ:「黄色いカラス」Tacica
・有栖川夏葉:「トラベルプランナー」ハヌマーン
・七草にちか、緋田美琴(シーズ):「セントエルモの火」BUMP OF CHICKEN

岡山ディビジョン
・風野灯織、斑鳩ルカ:「未来未来」スピッツ
・白瀬咲耶、西城樹里:「ニュー・ソウル」NONA REEVES
・田中摩美々、三峰結華:「Super Ball」TOMOO
・浅倉透、樋口円香:「絶対零度」赤い公園
・斑鳩ルカ:「meridian」日食なつこ

サムライニトウリュウ
・斑鳩ルカ:「愚か者たち」GLIM SPANKY
・斑鳩ルカ:「カンタンナコト」THE ORAL CIGARETTES 
・斑鳩ルカ:「一心不乱」B'z
・斑鳩ルカ:「ラブレター・フロム・メランコリー」烏屋茶房
・斑鳩ルカ:「赤黄色の金木犀」フジファブリック
 

ルカばっかじゃねーか

斑鳩ルカを取り巻く環境の複雑さ、彼女自身の感情の起伏の激しさ、そしてかつての相棒との別離と再会……我々が触れる楽曲と結びつく上でのフックの多さがその要因なのでしょう。ついつい彼女の影を、私たちもまた追い求めてしまう……彼女がカミサマと持ち上げられてしまう理由を身をもって感じました。

そしてルカ以外にも秀逸な案がいくつも飛び出した今回の座談会。参加者たちのシャニマスに注がれている情熱と愛をまざまざと見せつけられてしまいました。人によってアイドルに見ているもの、惹かれている要素、望んでいる未来はそれぞれ異なっていて、解釈や発想も様々。自分では絶対に思い付かないアイデアに触れられるのがとても有意義な体験だったなと開催のたびに思わされます。

さて、ここまでお読みくださった聡明な読者諸君ならもうお分かりのことかと思います!

これから先のあなたの人生に待っている終末までの猶予期間、シャニマスのアイドルにカバーしてもらいたい楽曲を考えなくっちゃ嘘ってこと!

そうじゃなけりゃあなたに待っているのは退屈の果ての発狂ですよね!
そんなの嫌ですよね! 



気、触れたくないですよね!










それではここまでお読みくださりありがとうございました。
私はそろそろ海岸に打ちあがっているであろう缶詰を拾いに行ってきます。
良いお年を。

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