見出し画像

アイドルたちとたどり着いた境地、そしてアイドルたちとの出逢い。〜MOIW2023 感想〜


こんにちは、生乾き三十郎と申します。
シャイニーカラーズの庭で生まれ育ち三年と少し、毛も生えそろってないクソガキプロデューサーです。ライブ自体もMusicDawnから視聴開始、現地参戦はシャニ4thよりセツナビート、ムゲンビート、リスアニ!ライブの計四回ぐらいしか経験がまだありません。
他マスのアイドルさん方が集まるライブに参加するのはこれが完全に初めてでございました。他マスの先輩方は楽曲を少し聞いたことがあるぐらい(本当にごく一部)で、アイドルの皆さんのパーソナリティもまだまだ一端にも触れられてはいないので、参戦前は戦々恐々としていたのですが、行ってみたらまあ心情が二転三転と変わりましたのでここに記録させていただきます。

今回の合同ライブはコロナの規制緩和に伴い、直前で声出しのレギュレーションにも改定が入りました。いわゆる曲中のコールが全面的に解禁、周りの客の迷惑にならない範疇で応援を楽しんでくださいとのこと。

ま〜〜〜〜〜
不安に駆られましたよね。

だってそんなライブに一度も参加したことがないから。
シャニマスはその歴史の大半をコロナ禍の中で歩んできたコンテンツ。私が実際リアルタイムで追ってきたライブでは、そんな声出しは一度もありませんでした。『思わず漏れてしまった声』という抜け道を除いて。
初のコールありライブが、アイマスの先輩方の集う合同ライブという場になったことには緊張を抱きました。アイマス自体は歴史が16年とありますし、当然他ブランドはコールも決まっておりライブまでにはTLにはコール資料みたいなもんが跋扈し始めます。熟練のオタクたちが口々に「予習をしなきゃ」「覚えなきゃ」と言うものですから、あまりに未熟な私なんぞが混ざっていいのかと無為な問答を自分に課したり。

まあ、結果として杞憂だったわけですが。

DAY1

先述の通り、私は現場ではシャイニーカラーズ以外のブランドにはかなり疎く、今回披露された楽曲も大半が初めての体験だったのですが……そんなこと関係なく楽しめました。一つ一つ全ての楽曲についてお話ししたいところではありますが、ここでは全体を通しての感想に替えさせていただきます。

まず声出しコールの不安は一曲目の「THE IDOLM@STER」から吹き飛びました。曲は知ってはいたものの、コールは分からない状態だったのですが、周りの先輩Pたちが声を張り上げた途端全身の肌がビリビリと震え、沸き出す高揚感。声出しのコールの認識がそもそも私は履き違えていたのだとその時気づいたのです。

アイドルの歌声に声被せたら曲聞けねえじゃん
オタクの声って正直ノイズじゃない?

いや待てと。お前の推しているアイドルたちはオタクの声なんかに負けるほど弱かねぇだろと。

コールは必ずしも必要ではないかもしれないが、ステージの輝きを一層増させるもの、一台舞台装置たり得るものだったんですね。先人たちの積み上げてきたものを一曲目からぶつけられて、衝動が生まれる。ウズウズし始めたのなら、もうその先は決まってる。

渦に飛び込め!!!!!!!!

私は叫んだ。吼えた。東京ドームで虎になった。
野球的にドームで虎ってどうなんだろう。
(野球あんま知らないからなんか対立煽りみたいになってたらごめんなさい)
(この虎はそういうアレじゃないから)
(李徴的なアレだから)
(でも山月記って割と悲しいお話しだよね、それじゃ李徴じゃないかも!!!!!!!!!)

とにかく!!!!!

大事なのはコールが初めての人間でも!!!!!
叫べた!!!!!
楽しめた!!!!!!
一緒になれた!!!!!!!!!

それだけの受け皿がアイドルマスターにはあるのだと実感しました。

おそらく私だけでなく、シャニマスPの全員がそうだとは思うのですが、完全にビーチブレイバーが潮目だったなと。
先輩ブランドの方々の楽曲を聴いて、コールはこういうものだ。こんな感じで乗ればいい、その楽しさと導線をしめされた上で始まったらもう喉を潰すほどの絶叫をするほかないです。「LADIES, READY? GO!」が聞こえた瞬間、気づけば同行者のオタクと背中をしばきあっていた_________。
【コールのタイミング、内容を理解している上で】聞く楽曲がこんなにも楽しいものだとは思いませんでした。
声出し解禁の話題が出た瞬間にそこかしこで聞こえた予習、その意味と効用の一端を掴んだような気がします。

・ノクチル

シャイニーカラーズは全体を通して、ノクチルの登板率が高かった印象です。話題を集めたのはやはり樋口円香でしょうか。「ラ❤︎ブ❤︎リ❤︎」はリアルタイムでオタクがバッタバッタと倒れていくのを観測していました。指で作るハートも最高にちょうどいいです。ありがとうございます。

「Gaze and Gaze」の透と円香も印象的。二人を組み合わせてクールさを推した曲を歌ってほしいとは常日頃から思っていたのですが、公式から回答を提示されたような気分です。ニクイのがステージ演出の光。二人の立っている位置が、それぞれのパーソナルカラーからすれば逆なのです。青の個人カラーの透が赤に立ち、赤の個人カラーの円香が青に立つ。そのメッセージ性たるや、妄想をいくらしてもし尽くせないでしょう。

・放課後クライマックスガールズ

放クラでは先述の通り、ビーチブレイバーが最高の最高。コールにまだ不慣れなシャニマスPたちの背中を押して、一気にライブに没入させてくれた立役者と言ってもいいでしょう。放クラの5人は随所でシャッフルに登場していたので、後述で少し語る場面があります。そちらで替えさせていただきます。

それと、これだけは言いたいのが「絶対正義EVERY DAY」の披露。正直ここが一番、楽曲出た瞬間の歓喜の声が出ました。まさかだもん。まさか過ぎるもん。シャニマス楽曲の中でもエイプリルフールに発表された曲で、作中登場する戦隊ヒーロージャスティスVの主題歌を放クラのセンター、小宮果穂が歌っているのですが、それ故に扱いがかなり特殊なんですよね。これまでにライブのような場で披露されたのも、オンライン配信の283フェスのみ。有人で、しかも声を出せる場で披露してくれるとは。果穂の他にはヒーロー大好きなアイドルを集めてくれる徹底振り。今回のパフォーマンスは、アイマスから果穂へのプレゼントを見せてくれたようでした。

・ストレイライト

私はストレイライトを推しているので、個人的にはやはり「Trancending the World」、「Trancing Pulse」を推さざるを得ません。
リスアニ!にも行っていたのでTTW自体はその時にも聴いたのですが、またその時とは違って意味で格別な衝撃を受けました。歌声とダンス、パフォーマンスがすごいのは当然のこと、先輩アイドル様方が登場してからも全く引け目を取らない毅然とした披露っぷりに目を奪われました。競り上がる奈落ステージに、吹き上がる炎の演出、その中にいるストレイライトの3人はこれまで以上、いや……全く別次元の格好良さでした。

そして、ユニットとして応援に駆けつけたTrancing Pulse。シンデレラガールズ、SideM、シャイニーカラーズの3ブランドからそれぞれクールな三角形的なユニットが混ざった最高のステージ。スタンド席からアリーナまで、そこかしこで色んな三角形のペンライトが見えたのが印象的でした。個人的に印象深かったのが、3人向かい合っての振り付けの場面。12月にBlu-rayが出たばかりの4thライブ、その中でもday2の「 Another Rampage」の最後と重なって見えたのです。

ストレイライトはお互いをライバルとして認識しており、対抗意識を熱く燃やしながらユニットとして高みを目指しているユニットです。そのため、「Another Rampage」の元々の振りにも向かい合い視線を合わせるといった演出は無かったんです。それがday1の披露を終えてから、視線を交わす瞬間を作りたい!というキャスト3名本人の希望たってday2では視線を交わす演出が実現したのです。その時のキャスト3名の想いと、交わした視線の意味を私たちは知っているからこそ、あの選曲・振り付けは神がかっていたという他にありません。

そして、ストレイのメンバーがそれぞれで出張した楽曲について。
「スパイスパラダイス」にピン刺しされていた芹沢あさひなのですが、実は結構食欲が旺盛だという設定があるのでハマり役なのです。

ここに限らず、
コッペパンを事務所に持ち帰って頬張ったり、
待ち時間に山盛りのポテトを食べたり、
食の描写は多めな子

元々中学生ですし、他の人が食べているのを見て自分もついつい食べたくなってしまう……という場面もしばしば。(カレーをあさひに食べさせるという趣旨のアカウントが合同以前からTwitterの海には存在していたりします)放クラと一緒に飛び跳ねてカレーの歌を歌っているあさひが大変に愛らしかったです。

「JOKER⤴︎オールマイティ」今回楽曲に初めて触れさせていただきました。冬優子はシャッフルでもキュートな楽曲で呼ばれるものと思っていたので意外だったのですが、歌詞と演出からして納得でしたね。夏葉と共演しているのも地味に声優事務所的に熱いワンポイント。

そして思わずペンラを振る手を止めてしまったほどの「We‘re the one」! 分かりきっていることなんですが愛依役の北原沙耶香さんがはちゃめちゃの歌がうまいしスタイルが良すぎてカッコ良すぎる……! シャイニーカラーズより出張した浅倉透役の和久井優さんと合わせてビジュアル界の金剛力士像を名乗ってください。それぐらい私は見惚れていました。

あとこれは余談なのですが、個人的に芹沢あさひ役の田中有紀さんを激推ししているため、色々と公演中に大興奮な場面があったのですが、書いているとキリがなく、単純にアレなので胡乱なツイート群だけ貼り付けて終わりにしておきます。

やっぱ嘘、田中有紀さんの番組も紹介させてもらいます。

ストレイライトのパフォーマンスを見て、こんなかっこいいユニットがあるんだ……!と興味を持っていただけた方がいらっしゃれば是非ご覧になっていただきたいです。
ライブ中あんなにもキレキレのパフォーマンスに、焼け付くような視線を携え、低音でクールな歌声を披露してくださった田中有紀さんなのですが、実はかなりほんわかした方で、天然な部分もかなりあるのです。絵しりとりでキリンからスタートしようとしたエピソードが代表的なのですが、番組では毎回ポンエピソード(天然でやってしまった失敗、勘違いなど)を披露するコーナーが設けられているほど。その時の照れながら話す仕草や、思わず自分でも笑ってしまう様子などは癒やされ効果バツグン。
特についこの前の#46は田中さんの魅力がこれでもかと詰まった神回。ぜひみてください。

田中有紀さんの人柄のついて、私の言いたいことはおそらく5thの告知ツイートを見ていただくのが一番わかりやすいかと。

5thの告知ツイートは一通りシャニマスの声優さんの動画があるのですが、一番情報量がないのが田中有紀さんです(当社調べ)。

ちょっとでも興味を抱いていただけたのなら、せめてシャニラジのストレイライト回を聞くだけでも……どうか……!
(どうせアンタもアソプレ会員なんだろ……?!)
(無料で#1から聴き放題だから聴いてくれ……!)
(最近だとホイッスルで戦う田中有紀とかいう胡乱な田中有紀も聞けるからよ……!)

・シャイニーカラーズ以外の楽曲について

私は現状シャイニーカラーズしかコンテンツとしては追えていないので、今回も楽曲の半分かそれ以上は今回がお初でした。そこでの印象を徒然なるままに書き連ねさせていただきます。

・「ドレミファクトリー!」出た瞬間のオタクの沸き具合がすごい良かった。混ざって楽しそうに跳ねている果穂も相まってすごい気になってます。

・「虹色letters」一言で語るのも失礼かもしれないけどエモい……歌詞をしっかり見ながらじっくり聴きたいです。シャイニーカラーズから出ていた二人と重なりそうなメッセージをちょくちょく感じたので、そしてオリメンの方々の歌声も綺麗だ……

・「エージェント夜を往く」すごい楽しかった〜
これちゃんと予習してたらめちゃくちゃ良かったやつ!
しっかりと合わせられたら絶対楽しいじゃん!

・「百花は月花に散りぬるを」この曲は知ってました!でもコールまでは知らなかったので、ここでコールするんだという発見。そして衣装とパフォーマンスがものすごく『麗』。扇子を振りに入れているのすごくオサレ度が高い。曲調と歌声もライブで難しいだろうに、維持できているのがすごいなとお見それしました。そしてシャッフルの人選はまさに最適解。モニターに映った瞬間後ろからオタクが『正解〜〜〜!!』って叫んでたの聞こえてきて笑っちゃった。そうだけども。

・「Needle Light」この曲も知ってました! コールを入れるタイミングも分かったのですっごく楽しめた! モニターに映る演出もかっこよかった……メガネ、メガネなんだよなアレ?! なんでメガネがあんなかっこいいんだ……それに途中から混ざる秋月律子さんも良すぎ〜! TLでお見かけしましたが、上条さんからしても憧れの存在と同じ舞台に立てたという意味合いがあるようですね。エモすぎかよ。というか秋月律子さんがこの2日通して活躍し過ぎ……765ASでは一番印象的かもしれないです。

・「Tulip」多分ここが一番沸いた瞬間かも! 曲を知ってたのもそうですけど、SideMのお兄さん方ちょっとセクシーが過ぎますて……モニタで抜かれるたびに膝から崩れ落ちるオタク多発で草。男性アイドルの魅力にこうも撃ち抜かれるとは。ずっとFooFoo言ってるの最高の体験でした。
イケメンすぎ!!!!!!!!

DAY2

「シャイノグラフィ」から始まる……だと
合同ライブの開幕を一番の若手であるシャイニーカラーズが引き受け、オリメンで堂々たるパフォーマンス。そこにコールを合わせられる喜びたるや。シャイノグラフィの歌詞も相まって号泣ものでした。
透明から鮮明に 不可能から可能性に
彼女たちのたどり着いた一つの空のかたちを見させてもらえました。

・イルミネーションスターズ

「ヒカリのdestination」、この曲を765の御三方に歌ってもらう意味と価値は大いに分かります。そこまで追えていない私でも、このステージまでに伸びている道程がくっきりと見え、思わず息を飲みました。ペンライトの色が赤青黄と輝く中、ところどころでピンクと青と黄色のトライアングルを作っているシャニマスPの姿が見えたのも印象的でした。時空を超えて、同じ舞台に立たせてもらっている。そんな一幕だったと思います。

「Happy Funny Lucky」は最近何かと聞く機会が多いですね。SETSUNA BEATではアルストロメリアがカバーして、MUGEN BEATで本家イルミネが披露。そして今回はHappyHappy Twinとmiroirの二ユニットと一緒のお披露目。キュートさと明るさにいつも以上に磨きがかかり、二サビ後の間奏の音ハメ振り付けが大変見応えがありました。この曲はサビの「Happy! Funny! Lucky!」はコールしちゃっていいと思います。

・アンティーカ

「Pavé Étoiles」今回初聞きだったんですがめっちゃ気になりました。アンティーカの幻惑的な世界観との親和性もありつつ、Side:Mの原曲だとどんな感じなのか興味持ちました。公式の3Dライブ見ました。良すぎかい。めっちゃイケボで開幕高笑いしてるお兄さん誰ですか。すごい気になります。翼くんはあかぬけたいのにの健二さんに通じる部分がありそう。あかん沼かもしれん。

「dans l'obscurité」この曲は知ってました! めちゃくちゃ好きで、どハマりして何度も聴いてたので良かった〜
始まった瞬間にアンティーカ絶対来るやんという確信、迫り上がって現れるアンティーカ。この高揚感足るや!!!! ゴシックロック、最高過ぎます。

「純白トロイメライ」曲として繋ぎが上手すぎる。dans l'obscuritéを受けるならGR@DATE WINGの曲しかなさ過ぎます。見てくださいよこのCDジャケット。何? 神話? サイゼリアかよ

そこに加えてDimension-3でビジュアルの最高値を更新してくるのはあまりにも犯罪。ラスサビ前の特殊振り付けヤバかった。FFの裏ボス戦?
シャニのオタクとしては、サビ前の恋鐘のセリフのたびにPたちが絶叫してたのが超良かった。どうだ、うちの恋鐘は。

・アルストロメリア

「O-Ku-Ri-Mo-No Sunday!」
久川姉妹はTLの受動喫煙でずっと知ったら沼だと思っていました。聞きました。あ、これやばい奴〜〜〜〜〜
曲自体は前から聴いていたのですが、ライブで声の調子を乱さずに、かつコール込みでこんなに楽しい曲になるんですね。それに大崎姉妹も加わってもう堪らん。
(駅チカ物件? ペットもOK? それとも一人暮らし1K?)
の甘奈良すぎか。☆散らしすぎか。
(アナタは何が欲しいんだっけ?)
(アナタはどうしたいんだっけ?)
(大きな声でせーのっ!)
の甜花ちゃんヤバすぎか。令和の「好きなものはなんですか?」かい。声張り上げてんの可愛すぎかい。

好きなものはなんですか?

「ラブ・ボナペティート」は開演前から身内で予想していた有力筋。しっかりと期待通りに「Cafe Parade」様と共演してくださり、更には愛らしい先輩アイドル様方も並び立ってくださりもう言うことはありません。横並びになってポッシュシュシュステップを刻んでくれて、壮観の一言。頭から足先まで蕩け切る、甘い一幕でした。

・シーズ

「ALIVE」個人的なday2 the ベストです。
これを聴いてから、緋田美琴というアイドルをもっと本格的に推していきたいと思わされました。シーズのアイドルはシナリオがよく話題になる反面、よく陰鬱な要素ばかりが切り出されている印象なのですが、この楽曲はそれを飛び越えた未来を見させてくれました。

シーズは最近GRADというプロデュースシナリオ内で、「生きる」「死ぬ」という言葉を題材に取り扱いました。美琴にとっては地元で何もない時間を過ごすことは「死んでいる」のと同じ、ステージに立っている、夢を追っている瞬間こそが「生きている」時間になる。合同という大きな「LIVE」で「ALIVE」を歌うことで彼女が生きていることの証明をしてくれたと思います。
歌のパート分けで美琴に「母のぬくもり」「父のおもかげ」が当てられていたのがシャニマス界隈では俄に話題を集めました。というのも、先述のGRAD中で美琴の両親も登場していたのです。アイドルになるため東京に送り出した美琴、彼女が実家にいたときに使っていたピアノは調律もされていなかった。新しく建てた実家には美琴の部屋もない。両親が美琴にむけている想いについてはいろんな解釈ができるとは思います。
ただ、この曲はそれに限るものではなく、この地球で生きとし生けるもの全ての背中を押す、未来に確かは希望があると示してくれる歌です。

実際、モニターに映っていた映像は初めこそモノクロでしたが、ラスサビに至ると色鮮やかな色彩に満たされました。それはモノラル・ダイアーログスとGRADを経て、彼女たちが今から歩んでいく未来への希望を示していたのではないでしょうか? MUGEN BEATで魅せてくれた「いつだって僕らは」と非常に近い文脈だと思います。

「レッド・ソール」ここからシャニマスが爆裂にアクセルをベタ踏みし始めます。赤い靴と言われればもう美琴以外にいないでしょう。超解釈一致のど真ん中ストレート曲!艶やかでジャズっぽい曲に心を奪われました。サビ前の力強い一節、全身の鳥肌が立ちました。桐生つかささん、めちゃいいですね……カッコ良すぎか????

「Fly and Fly」衣装がだったのでワンチャン「Fashionable」かとも予想されていましたが、ここは手堅くFly and Flyでしたね(個人的にはシルキージェムシリカのモコモコでALIVEを歌うとノイズになるからだったと思います)。今までのアイマスでも中々ないK-POPの要素が入った楽曲を見せつけられたのはシャニマスPとしても鼻が高いです。何様やねん。
サビのHeyとHoを入れられるのが最高に気持ちがいい。今だけは少しだけペンラを高く掲げさせてくれ……
そしてここに混ざってきた961プロのお二人。なんとカラーがシーズと共通! お二人の歌声は今回初めて聞かせてもらったのですが、シーズに食らいつかんばかりの治安の悪さ(褒め言葉)。すげえ……

「バベル」頼むから休憩させてくれ。嘘、さすな。お前はそのままでいい。お前が青学の柱になれ。原曲を知っていたのですが、クラップ曲だったんですね。サビ前の盛り上がりよすぎ〜〜〜〜〜
というかDimension-3のおふたりのビジュアル力が高すぎますね。世界観を二人でここまで表現できるのは圧巻の一言。
そしてやっぱり出てきたシーズ。バベルは言うまでもなく、エデンの園の果実を齧り、二人で楽園を抜け出す有名な話になぞらえた楽曲。これをシーズが歌う意味はめちゃくちゃデカい。

というか実際その衣装があるわけだし。
二人の手は今はまだ重なってはいないかもしれませんが、確かにお互いに伸ばしている。それはイベントシナリオのモノラルダイアーログスでも魅せてくれたところです。

・シャイニーカラーズ以外の楽曲について

・「あんきら!?狂想曲」流石にこの曲は知ってたんですが……まさかこの曲でマジの号泣をさせられるとは。セリフパートと歌唱パートがもうしっちゃかめっちゃかに混ざるとてつもない楽曲で驚嘆だったのはそうなんですが、私が泣いたのは最後の最後の観客煽り。原曲とは大きくフレーズを改変し、各ブランドから代表者が各ブランドのPとコール&レスポンスをするところです。ここに三峰結華役の希水しおさんを抜擢してくれたことに心の底から感謝をしています。動乱のシャイニーカラーズを支えるため、新たに二代目として三峰結華役として加わって下さった希水さん。4thからライブに出演をしており、アンティーカそしてシャイニーカラーズの積み重ねてきた歴史……歌にダンスのパフォーマンスを必死に追いかけてくださりました。シナリオボイスの新録、音源の収録も膨大な量があったことと思います。それをやり遂げてくださり、シャイニーカラーズをまたこうして全員が揃った、新たな完成形にしてくださった希水さんに、この「あんきら!?狂想曲」は声を出してお礼を伝えられる場を設けてくれたのです。センターステージで笑顔で声援を受けながら回る希水さんの姿を見ていると、込み上げてくるものが止まりませんでした。シャイニーカラーズをそれなりに長く追ってきている身として、本当に嬉しかったです。

・「太陽キッス」来ると思ってなかったです。放クラ今日いないし。教室に吹いた瞬間絶叫の雨嵐。隣の同行者オタクとぶつかり稽古開始。UO折り折りタオルぶん回し回し。コールありで出来るの最高すぎました。シンデレラガールズの一同の大人数で披露していたのもあり、盛り上がりは最高潮。トロッコ曲になっていたのも良かったです。演者様型の笑顔と煽りを真正面で味わいながら、一体となってステージを作る。これに勝る体験はないでしょう。

・「きゅんっ!ヴァンパイアガール」シャニマスのオタクからかなり好評でしたね。今回初だったのですが、オリメンはタイトル通り少女たちで固めた楽曲なんですね。そこに千雪を入れ込んでいるのが絶妙。 シャニマスの中ではお姉さんですが、誰よりも幼い心を持っている千雪が妖艶な魅力を携えて歌っているのがニクイぜ。

・「Treasure☆」原曲を聞いたことはあって、ミュージカルっぽいしライブとかで披露する時どんな感じになるんだろうとずっと疑問に思っていました。今回はシャッフルでの披露なので、真正面からこの通りではないのかもしれないですが、すごい納得。F-LAGSのイメージともぴったりで、閃光☆HANABI団が合流して一船団となった瞬間には、鳥肌が立ちました。

・「Study Equal Magic!」この曲は知ってました! ただ流石にメンバーが予測不可能すぎる〜
シャニマスから出張した甜花ちゃん、あまりにも面白すぎる。ステージモニターのアルファベット、「Sleepy」「tired」「Ofton」自由か。
でも甜花が出演したことに異論は何もありません。ネタ選出なんかでもないです。
なぜなら甜花は頭がいいから……

・「ココロ☆エクササイズ」最近シャニマスでも「シャイニーエクササイズ」という楽曲が追加されていたこともあり、メンバーの選出にも大満足。特ににちかは「ムキムキにちか」の異名を持っています。七草、お前が283の筋肉枠を背負って立て。
(なんで夏葉はシャイニーエクササイズでもここでも出られないんですかね)

・「恋のHamburg♪」シャニマスでは表現できない恋鐘のパーソナルな部分が見られました。恋鐘は実家が長崎の小料理屋で、料理が得意な子なのですが、中々シャニマスではそういう特徴的なワードを切り出したり趣味趣向にフォーカスしたりした楽曲が無く、シナリオコミュ内で時々触れられる程度。フライ返しを持って歌う恋鐘の姿が見られて、ぐっと胸を掴まれました。

・「学祭革命夜明け前」まだ放クラやっていいんですか!? 元々声出し解禁なしでセトリを組んでいたはずでは……と疑いたくなるような選曲。3rdライブツアーを全部追ってきた身からすればコールありの披露は待望の待望でした。3年目のCD、しかもB面曲ということもあり、5thやそれ以降も中々披露する機会はなさそうな楽曲ですしね。
コールは結構特殊で初見じゃ絶対無理。他ブランドPはサビでは合わせられないのが確定的に明らかなので(ガチのジャンケン勝負を挑みにかかるプロジャンケナーは別ですが)、その分シャニマスのPが声を張り上げました。いつかジャンケンだけでなくあっち向いてホイも対決したいですね。

・「虹色ミラクル」これは原曲を絶対ちゃんと履修します。

・「Plus 1 Good Day!」これ多分遺伝子に刻まれてるタイプの元気曲です。初聴きなのにこんなに楽しい気分になるなんてある? 原曲の3DMV見ました。良すぎかい。筋肉イケメンお兄さん良すぎかい。上腕二頭筋にぶら下げてくれ。
シャニマスのオタクと語っている中で出たのが、「にちかのソロ曲はまだ登場していないけどこのテイストで来て欲しい」。クッッッッッッッソわかる。

・「MOON NIGHT のせいにして」俺は八巻アンナを侮っていた。と思っていたら青木志貴に刺された。河瀬茉希に貫かれた。松田颯水に斬られた。平田宏美に真正面から殴られた。心臓がいくらあっても足らないんですけど?! 小生は女性声優の応援に駆けつけたはずなのにいつの間にか抱かれてしまっていたでござる?!?!?! 全員それぞれの方面でのVoのイケメンっぷりが光りましたね……なんだこれ、乙女ゲーのモノローグ?

・「花ざかりWeekend」たのし〜〜〜〜〜〜〜〜
曲の評判は前々から聞き及んでいたました。コールの勢いの凄さはPたちの歌詞との親和性なのでしょうか、私も聴いているだけでドンドン刺さりました。お姉さんアイドルたちがこれを歌うの余りにも最適解ですね……
私も連番オタクと千雪来るよな、千雪来るよなでいざ桑山千雪の名前がモニターに映った瞬間小突きあってました。

・「待ち受けプリンス」今回初めて聞かせてもらったんですが、これは色んなアイドルで是非見たいですね。振り付けがめちゃめちゃ可愛い……Let‘s GO! DANCE!DANCE!の時の指を立てて上下に振る仕草が関根瞳さんちょっと反則すぎる。そして曲として変則的に盛り上がる部分が訪れるのが聴いていて楽しかったです。コールも楽しい……! CHU-WAOを色んなアイドルで回してくれたのもよかった……それぞれの個性が光っていて、知っているアイドルの魅力を再認するのにも、今回初めてのアイドルの魅力を知るのにもうってつけ。今回初めて触れた曲で一番ハマりました。

・「Bet your intuition!」シャニマスで中々触れない大人なカッコ良さが濃密な曲! シンデレラとミリオンのお姉様方のクールな歌声と佇まいにずっと「はわわ……」となっていました。レッドソールの時も言及しましたが、桐生つかささんの歌声がマジで刺さってます。カッコ良すぎる…
原曲はこれが男性アイドルのイケボで聴けるんだろ……? うおお……

・「咲くは浮世の君花火」コールの盛り上がりここに極まる! そこかしこで焚かれるUOにペンライトの光が煌々と輝いて、夜がどこか遠くに行ってしまったよう。コールで「fire flower!」を叫ぶのも最高に気持ちがよかったです。それに観客煽りの時にめっちゃ飛び跳ねてたSide:Mのお兄さんは誰ですか?私気になります。

・「Destiny」この曲自体は全く知らず、メンバー的にも古参の方へのサービスなのかなと思っていたのですが、最終こちらまで涙を流しかけていました。というぼも、ちょうど目の前にいた方がイントロが始まるなり応援の手を止めてしまったのです。呆然と、ただ静かに舞台上を見守り、腕を組む。曲が進むにつれて、右腕や左腕は何度か持ち上がり、自身の顔の元へ。
泣いていた。男泣きだった。
メガネを何度も持ち上げてはその下の眼を擦っていた。
涙を滴らせた左手の薬指には指輪が輝いていた。
そのことに気づいた瞬間、アイマスが紡ぎ上げてきた時間、その中に生きてきた人々の思いが波のように押し寄せてきたのだ。年の程は35を回るぐらいだろうか、私ぐらいの歳かそれよりも前からこの方はアイドルを応援し続けてきたのだろう。辛い時も苦しい時も、アイドルの笑顔を信じて、ひたむきに追い続けた。自分の人生を蔑ろにすることなく、アイドルと共に歩んできた、
長く続いたコンテンツ、私はその一端しか知らないわけだが、それに対する畏敬の涙をこぼすことくらいは許されるだろう。

・「M@STERPIECE」当然知ってはいたのですが、まだ誦じて歌えるほどではなかったです、すみません! それでも必死にペンライトを振ったり、わかるところは歌ったり精一杯想いを伝えるようにしました! これまでのライブの中で一度も経験してこなかった、アイドルとファンも含めた本当の意味での大団円。この刹那が永遠に続けばいいとそう思わずにはいられませんでした。演者さんたちがブランドの垣根すら超えて笑顔で歌っている様子を見て、「ああ、これがアイマスなんだ。またここに帰ってきたいな」と胸中で何度呟いたことか。あの光景は目に焼き付いて、この記事を書いている最中でも何度も蘇ってきます。本当に最高の時間でした。

おわりに

というわけでシャイニーカラーズを中心に、合同ライブの二日間を振り返らせていただきました。
始まる前に不安こそあったものの、そんなものを忘れて没入して4時間があっと言う間のライブでした。全身全霊の応援というのを初めて経験したので、ライブ終わりには体に引きずるものは幾らかはあったのですが、心地の良い疲労だと感じています。これまでのライブもどれも感動的で、胸に残る最高のライブだったのですが、今回の合同ライブはそれとはまた違った方面での最高のライブだったと思います。

「シャイニーカラーズがやっぱり大好き!」「この曲を改めてオリメンでも聞いてみたい!」という自分の愛を確かめることもできましたし、
「このブランドの曲結構好きかも! 」「うわ〜、この歌ってる人誰なんだろう! もっと知りたい! 」という新しい自分の衝動に気付くこともできました。

見事アイマス合同ライブの目論見に負けてしまいましたよ、私は。
正直ライブ中はどの声優さんがどのアイドルをやられている方なのか、すべてを追ってみることはできなかったんですが、そんなのどうでもいい。
全員が強すぎたから。曲を追っているうちにまた巡り合うことでしょう。
私たちはそのためのビブルカードを今手にしたのです。
ここまで来たらアイマスというコンテンツにもっと向き合っていきたい、もっと色々と知りたい!
まずは手頃なところから楽曲をいろいろ聞いてみようと思います。またおすすめなんかがあればダイマ待ってます。
それではここまでお読みいただきありがとうございました。
またどこかでお会いしましょう。

まずはシャニ5thじゃい!!!!!!!!!!!!!

(完)





おまけ
合同ライブに行くまでの私、行ってからの私。
◇友達と一緒に現地参戦、
私はいったいどうなっちゃうの~!編◇

当日まで

元々私はシャニマスP繋がりのdiscordサーバーに入っているので、ライブの情報が出てすぐに参加は決定。シャニマスから数ユニットだけ……とかなら最推しのストレイでもいない限り参加していなかったかもですが、2日合わせて全ユニットとなったら参加しない理由もない。おかげさまでリスアニ!から三ヶ月連続で東京行きが決定しました。
本当にこれはたまたまの偶然ですが、ちょうどANAの60周年日本全国どこでも定額キャンペーンが重なったのが僥倖でした。西日本に在住で、新幹線やら飛行機やらでは15k〜18kぐらいが旅費だけで飛んでいく中、片道8kの飛行機はこれ以上なくうってつけ。リスアニ!と合同は旅費がだいぶ浮きました。

元々シャニマスPの集まりで行く予定にはしていましたが、私が最近シャニマスにお熱であることをよく知っており、かつ765ASをかつて追っていた過去のある友人からLINEが来たことで、一緒に参戦することに。学生時代の友人とまさかアイマスのライブを見にいくことになろうとは、シャニマスにであった頃の私は思いもしなかったことでしょう。

全ブランド合同とのことで、チケットもきっと取りづらいだろうと思い、友人と合わせて8枠応募することに(このために友人はアソビストアプレミアム会員にまでなった)。

〜抽選結果開示日〜

終わった。

別に全ブランド合同だからってチケット倍率高くなるわけじゃないんですね。すっかり浮かれちまったぜ……

あとなんか知らんけど友人も全部当選してました。
Twitter見てる限り、アソビストアプレミアム先行は基本全通だったっぽいですね(一部例外もあったようですが)
見通しがあまりにも甘かったでござる。

※結果としてチケットはちゃんと捌けました

ライブが目前に迫ってきていよいよ席の開示。私は両日ともスタンド席でした。連番組んでくれたオタクすまねえ……俺は無力
ただ、今回はこれまでのライブとは事情が違う。今回の会場は東京ドームなのです。私がこれまで馳せ参じたいずれのライブよりも会場の規模は大きくなります。

そこで今回はレンティオを利用して防振双眼鏡を借りました。安いものを持って行ったところで使い物にならないのは目に見えていないですし、推しを見逃すのは避けたい。かと言って実際購入するとなると5万〜ぐらいはかかってしまいますし、シャニの現場では現状そこまで大きな箱になることはなさそうなので、今回はレンタルで様子見です。私が借りたのは↓の双眼鏡。

Kenko (ケンコー) 防振双眼鏡 VC Smart 14×30 倍率14倍

https://www.rentio.jp/products/vc-smart1430

インターネッツで探していた中で、坂道グループのライブをドーム観戦された方のレビューが見つかったのでこちらを採用。レンタルは店舗受け取り方式と郵送方式とありますが、ライブの前後はドタバタするのも嫌ですし、今回は郵送にしました。なのでレンタルの日数としてはライブ前日〜翌日の3泊4日。料金としては7,980円でした。浮いた飛行機代で賄えるぐらいなので金額として不満はありませんね。
ライブで使用した結論として、性能に不満は一切なかったです。全体曲の披露で50名ほどが舞台に出ていても、自分の最推しの声優さんを見つけるのも容易ですし、手ぶれ補正がかなり聞くので、ずっと集中してみることができます。視野もそう狭くはないので、近くにいるときは両隣の声優さんぐらいまでは画角に収まります。ストレイライトという3人ユニットを推している身としてはありがたいですね。
とはいえ、少し重量は重たかったような気がします。特にライブ中はペンライトを片手で持ちながら双眼鏡をもう片方の手で持つことになると思うのですが、片手で持てる重量ではなかったです。だんだん疲れてくるので持ち手を交互に入れ替えなければもたないみたいな場面がちょくちょくありました。重量は倍率が顕著に関わる部分だと思うので、倍率をもう一段階落としてもいいと思います。ピントを調整して少し倍率を下げるような使い方を私もしていたので……

ライブ当日 DAY1

午前7時 空港出発

今回もリスアニ!同様飛行機で東京へ向かいました。飛行機にはMUGENで使うまで長いこと乗っていなかったんですが、この数ヶ月でもうこれで三回目。割と目新しさは無くなってきていました。そんな中、たまたま気象条件に恵まれて雲海の景色をみることができました。お隣に座っていたお姉さん方もおおはしゃぎしてました。これは何かの吉兆でしょうか? 合同ライブ……いいものになりそうだぜ!

午前8時過ぎ 東京羽田着

少し飛行機で寝ているうちに着弾。飛行機は移動時間がかからないからいいですね。その分空港に行くまでとついてからの道のりが長くなるのはネックですが。
さて、着いたタイミングで前日入りしていた連番のオタクから「おめーが配分してねーから特典もらえなかったじゃねーか」と小言を言われてしまいました。完全に失念してました、申し訳ない。

これで解決。思う存分コメダに行ってくれ。

さて、今回は水道橋付近のホテルをリア友と一緒に宿泊する予定。まずはそのホテルに荷物を預け、街に繰り出します。
大体それらが落ち着いたのが午前10時過ぎ、昼飯はオタクたちと一緒に食べようかと思っていたので、前々から予定していた神保町の「さぼうる」へ。
喫茶・軽食用の「さぼうる」、ランチ向けの「さぼうる2」と二店舗が隣接して立っています。有名なナポリタンをいただくためにさぼうる2に10時半過ぎ、開店30分ほど前から並ぶ。

それでもこのみちみち具合。早いとこ並んで正解でした。
後から神保町にやってきたオタク3名と合流し、一緒にお食事開始。

外食でナポリタンを食べることって人生経験で今まで一度もなかったんですけど、大満足です。ケチャップの味がしつこすぎず、具沢山で食べ応えもありました。大盛りにしたオタクは完食までに苦労していたので、成人男性であっても普通盛りでいいと思います。

昼食を終えたら……暇。
特に今回の遠征はライブ以外はノープランだったんですよね。
整理券も持ってないし買う気もないんですが冷やかしのために物販会場の科学技術館までウォーキング。

日本武道館と陸続き……同じ敷地内にあるので、中を歩いている一般客の方々がオタクの行列を怪訝そうに見つめているのが面白かったです。

で、結局何かを買うわけでもない私たちは暇続きのまま、「どっか行くとこもないし……まぁ、ドーム……行く?」のノリで早くも東京ドームに向かうことに。

昼過ぎのドームはまだ足の踏み場がある。今思えばこのタイミングで行っておいて正解でした。のぼりを全部見て回ろうにも、入場前になるともう自分の意思で歩けないほどの人の並。ラクアからドームの2階まで。一通り見て歩くことができました。

注文したのは
ストロベリーマカロンとブランニューデイの
SWWCN

まだ時間があるのでオタクたちとバスキンロビンスへ。一月登場のフレーバー、ストロベリーマカロンマジのガチのおすすめです。ドームシティの店舗ではアイマスライブのキャンペーンで五百円以上買い物をするとステッカーが一枚もらえるんですね。ホロ仕様のキービジュステッカーを引けました。当たり!


時間があるので一旦ホテルに戻ってチェックインしてからの合流ルートです。
ホテルでついでにグッズの開封作業。この前のツタヤストレイライトコラボ、たまたま私は濃厚接触者になってしまっており外出ができない状況だったのでオタクに代理購入を頼んでいたのです。諸々買ってもらって、中身を確かめる必要があるのはミニアクスタと特典プラカード。

いやミニアクスタ大当たりかい! 何が出ても嬉しいのはそうなんですが、ストレイを自引きで揃えられた上に被りなしなのは強い。特典カードはいくつか身内のオタクに譲渡しました。オタクグッズはそのアイドルを推している人間の手にこそわたるべきだ。

東京ドームに再臨。人の数が桁違いに増えてる……もはや待ち合わせの場所にたどり着くのも一苦労。そこかしこで名刺交換などの交流が起きてましたが、人混みから逃げ去るように身内の元へ。仲間内でワイワイやってから、ライブ本編へと移りました_________

終演、規制退場後。既に時計の針は21:30を回ろうかという頃合い。この日は明日もライブがあるということで特に飲み会などの予定もなし。近くにホテルをとっている仲間内でご飯を食べるぐらいにしよっか〜とゆる〜い感じでお別れ。

全員惨敗。

まっっっっっっっったく空いてなかった。
そりゃそう……オタク考えること全部一緒。水道橋駅周辺一帯を歩き回り、なんならドームシティに戻ってきてサイゼリアも当たったんですがダメでした。
感想を語りながら食事をするのは断念して、各自ホテルへ帰還。
ホテルに着いたのは23:00前ぐらいでしょうか。

同じ部屋に泊まる友人は一日目はラブライブ!の方にご用事があるらしいので別行動。私だけ先に帰る連絡を入れました。彼が返信している頃にはもう私の意識はなかった。

DAY2

気がついたらなんか知らん奴が隣で寝ていた状況でスタート。この朝まで全く顔を合わせてなかったので、、、
いまや住んでいる場所も全くの別県なので久しぶりに見た顔は一瞬わからないほどでした。
私が起きたのは7時ぐらい、午前中はこの寝ている友人と一緒に池袋辺りをぶらつく用事にしていたので、彼が起きるまでスプラトゥーンでフェスをやって時間を潰します。ワイはカリスマのビターチョコ派や。

11:00頃 池袋サンシャインシティ到着

友人が起きるのを待っていたり、途中いろいろ寄り道をしていたところ、池袋に着いた時にはもう昼飯時。せっかくなので施設内のレストラン街で食事を探しました。

8枚のクソデカ豚肉にご飯大盛りのスタミナ飯。ライブ前の活力をここでチャージ!

昼食後 ポケモンセンターメガトウキョーへ

サンシャイン池袋に来た主な目的はこちら。
というのも、少し前にポケモンセンターからポケモンfitsというぬいぐるみのシリーズがリリースされ、そこに愛してやまないポケモンのシンボラーもラインナップされていたのです。オンラインで買えば郵送費もかかるので、せっかくならと来店。
まあ、品切れだったんですが。
シンボラーのような絶妙に人気があるわけでもないわけでもないポケモンが一番在庫と供給のバランスが取れないんでしょうね。ちなみに東京駅と新橋のトウキョーDX店にも行ったんですけど全滅でした。この街にシンボラーはいない。

それよりも掘り出し物だったのが、階下にあったガシャポンのデパートにてシャニマスのミニアクスタを見つけられたこと。4thの特典イラストを使った可愛らしいアクスタをずっと探し求めていました。
元々の予定になく、手ぶらでやってきてしまったのでジャンパーのポッケに突っ込める分だけ、7回だけ回しました。

最初の三回でストレイ揃ってワロタ。滅茶苦茶偏ってたんですかね、ストレイPとしてはこれ以上ない僥倖ですが。

ホクホク顔でお持ち帰りをして、ホテルに一時帰宅。そろそろドームへと向かいます……
今回私はドームに行くのに時間の制約がありました。というのも、実はこの日の朝に私がオタクたちに取り付けた約束があったのです。

オタクたちの集合写真!

これに憧れていたんです。何もネットミームになっているような画像を作ろうという訳でなく、単純に趣味を共有しているもの同士、形の残る思い出が欲しかったのです。どうしてもインターネットを通じて知り合った身、本名や出自など明かしていない部分もお互いにはございます。それでも、もう何度も繰り返し会って、一緒に遊び酒を飲み交わした仲。写真を記録として望むのはわがままでもないでしょう。

そして実際、一緒に撮ってくれた仲間たちも喜んでくれました。撮ると決めてからはもうノリノリ。どんなふうに映すか、どんなポーズを撮るかとか考えだして、なんだこいつら、ノリいいじゃん。

ちょっと照れくさいかもしれませんが、ライブの思い出がより強く形として残るので、自分込みの交流の記録を残しておくのは割とありです

DAY2の終演後は身内のオタクが飲み屋を抑えてくれていました。とはいえ、終演が押したので時間はかなりギリギリでしたが。昨日も話せなかった分、オタクたちと完走を熱く語り合う!
私はシャニしか追えてはいないですが、他のオタクは大体他ブランドも交えて話してくれたので、とても有意義でした。曲の解釈、認識が深まったのはいい経験。
そして後ろの座敷に集まっていた客もたまたまアイマスPだったこともあり、謎の意気投合。お別れの際には演者さんに叫んだ時よろしく「ありがと~~~~~~!!!」で手を振ってお見送り。ああ、めっちゃオタクしてるわ俺たち。

飲み会は23時過ぎで解散。今日は日曜日、翌日にはそれぞれいろんな事情がございます。私は有休をとっていたので、ホテルに帰ってぬくぬくタイム。
同級生もこの日はライブに参加をしていたので、彼と酒を飲みながら感想を語る二次会に突入しました。

友人はアニマスを見ていた経験もあり、765周りの話は私よりも深くできるのですが、一方でシャイニーカラーズの情報は完全に私だより。お互いの持つ情報を共有し、それぞれが気になった声優さんについて見地を深めあいました。

余談ですが彼のシャイニーカラーズにおける感想は身内の鯖内でも好評でした。
彼には私が8年借りパクしていた流星のロックマンのソフトを渡すと同時にシャニのベスト盤を今回貸出済み。

2/14公開の過去ライブ振り返り映像も見てくれるそうです。徐々にシャニ沼への導線は引いていきたい……

DAY3

同室に留まった同級生は午前中で帰る予定、私は夕方までは東京でもう少しだけ遊ぶんじゃよ。
チェックアウトを済ませてからは、友人を見送りついでに秋葉原に繰り出しました。友人と別れてからはアトレ内のアイマスショップへ。合同ライブの影響あってか、競り始まりたての築地市場かといわんばかりの人の数の店内。いるだけで汗が額ににじむほどの熱気を感じつつのお買い物。

その次はらしんばんに移って中古グッズの物色。MusicDawnの初回生産限定Blu-rayを何故かここで買って帰る阿呆。だって、ちょっと安かったから……

昼食はドームシティのかむくら


この日のメーンイベントはオタクたちとのボウリングでした。合同ライブの二日間で腕は壊れかけ。それならいっそ全壊まで持って行った方がキリがいい、という単純明快なロジックで主催しました。

さあ、腕の耐久値のギリギリまで投げ狂いましょう!!!!?!??!???!?!?

と思ったらハプニングイベント発生。真隣のレーンでボウリングをしていたお兄さん方がミリマスPだと判明。
突発的に祭壇の作成と名刺交換がなされました。

マジでなんなんだこれ。オタクの習性か、これが……

ボウリングのスコアはまあお察しで

後は最後にクレープを食べておしまい!
ドーム23ゲート付近のマリオンクレープに成人男性オタク10人ほどで大挙しました。私が注文したのはアップルシナモンカスタード。店員さん同士の略称はシナカスだそうです。思想強そう。

ここまでを終えて時計の針は15時30分ごろ。私は18時過ぎに飛行機をとっているのでそろそろ羽田へと移らねばならない時間になってしまいました。名残惜しくはあるものの、オタクとはここでお別れ。一人でとぼとぼと帰路につきました。

空港に着いたら自分用のお土産にニューヨークサンドを買いつつ、マクドナルドで油淋鶏バーガーをむしゃり。今のアジアンキャンペーンバーガーではこれが一番好きです。

そしていよいよ飛行機の搭乗口へ……

(あれ……目の前の人、MOIWのストラップつけてない?)

オタク、最後の交流に成功。すごく優しい方でよかったです。
たまたま同じ地元に向かうPさんと飛行機に乗る前と、着いてから荷物が戻ってくるまでの間合同の感想を語り合えました。
アイマスの力ってすごいですね。初対面しかも年齢もバラバラな相手とすぐにこうして会話ができてしまうのだから。名刺文化の底力を実感しました。

この三日間、最後の最後までアイマス尽くしで幸福の至りでした。

その分で失うものも多かった

これ以上の充足感は人生長けどそうそう得られるものでもないでしょう。コールが加わったことで今後のシャニの現地参戦の楽しさも加速度的に増していく。どうやら私の人生はまだまだ始まったばかりのようです!

これからもシャニマスを、アイマスを……全力で追い続けていきましょう!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?