※ネタバレあり! セヴン#スを読むオタクのチャットログ・雑記
来たよついに。
来る2月28日15:30、ついに満を持して一年ぶりにシーズのイベントシナリオ「セヴン#ス」が公開されました。シーズとしての物語が大きく動いたのはプロデュースシナリオ「G.R.A.D.」以来、実に三か月ぶりになります。シーズのアイドルである美琴ととにちかがそれぞれの道で「生」と「死」について考えを深め、覚悟を固めた物語から暫しの沈黙。ついにその禁は破られたのです。
_____で、今このnoteを読んでいるあなた。
「セヴン#ス」は読みましたか?
読んでいないんだったら可及的速やかに読んでください。
ありとあらゆる情報から距離を取り、真っ白なガラス張りな空間でシャニマスと正面からにらめっこしてください。
シナリオ自体は二時間近くありますけど安心してください。
読み始めたらあなたの心臓の鼓動がテンポを作ってくれるので確実に読み切れます。というか中断とかできないです。
そして、読むのと読まないのとでシャニマス5thライブの意味は180度違ってくると思います。まだ始まってもないのに何を言ってるんだとお思いかもしれませんが、そうじゃないんです。
もう5thライブ、はじまってますから
この記事に登場する人間(筆者ともう一人別なオタク)はチャット時点で既に一度コミュを読了済です。
その上で、Discordの鯖内で別のオタクたちが初読をしているのを眺めながら個別チャットをしていたもののの書き起こしとなります。そのためネタバレに次ぐネタバレの奔流となっています。
物語の考察やら、解説やらそんな高尚なものでもございません。
ただオタクが思いのままにうだうだログを重ねたものを拾った雑記です。
そのことに十分に留意したうえでお楽しみください。
※最終確認
『セヴン#ス』を読んでいないオタクは今すぐ回れ右して
出直してきてください
マジで読め
~初読オタクの同時視聴会~
オタク:今ボイスチャットで視聴会やってるから発狂できない
生乾き:私一度読み終わってるんで付き合います
生乾き:コミュどうでした?
オタク:美琴があまりにも輝きはじめてて途中までは穏やかに見れたよ
生乾き:今回美琴は結果として太陽じゃない?
オタク:あまりにも太陽 太陽すぎる
にちかがやらかした時でも燦然と輝いて、美琴のままでありすぎて
生乾き:ちょうど同時視聴そこですわ
みんな辛くてヤニを吸おうとしている
オタク:エンディングの衝撃やばすぎて何言い出すかわからないから今から発狂してる
生乾き:美琴さんの「戻ってきたよ」でオタクが何人死ぬか見ものですね
オタク:ぎゅっのとこか 八雲さんが八雲さんらしくある為に残った要素
生乾き:にちかと美琴を繋いだ要素でもある
生乾き:にちかも見ていた夢から醒める時間だ
オタク:「アイドル」として壊れちゃったのかここで
オタク:もともと継ぎ接ぎだったけど
生乾き:近くにいる、もっと眩い存在を見ないようにしちゃってたんですよね 自分の中に明確にあるアイドルという幻想に執着していたせいで
それで倒錯状態のままここまできてた
オタク:美琴のことをありのままに見れず、凄い人というフィルターを通して美琴を見続けることしかできてなかった
生乾き:でも、「私の憧れてたアイドルはこんなだっけ」は結果乗り越えましたよね
というかその向こう側から美琴が迎えにきてくれた
オタク:そうなの!
生乾き:今回やたら「アイドル」ってワード出てきましたよね
美琴も「アイドル」としてギグの舞台に立ちましたし、最終ビールケースに戻った時も「アイドル」
オタク:美琴は確実に「アイドル」になった話ですからね
生乾き:美琴自身は「歌とかダンスとかで人を感動させるアイドルになりたい」とは言ってたけど、逆にこれまでそれ止まりだと気付かされましたわ
生乾き:あの子の言う最高のステージって空虚だな〜ってずっと思ってたけどそれこそ美琴がこれまで言ってたものはカラオケに過ぎなかったのかなって
オタク:技術はあるけど空っぽな美琴 情熱はあるけど空っぽなにちか
オタク:ここさ Pが普通に有能すぎる説あるんよね
天井という共通項が繋いだんだよなここ?
生乾き:天井の話を聞くために近寄ってますね
いち新人プロデューサーのバイタリティではない
オタク:ベテランとのコネがあるってこと!?
生乾き:雨の日に傘を刺さないやつなんか準備不足に決まってるだろ
オタク:それはそう
生乾き:ルカの偏愛っぷりすごいなあ
オタク:ルカもにちかも 美琴が隣りに来たことで時間が進むんだよな……
生乾き:ほんま恒星と衛星の関係だよ
オタク:今回のコミュで唯一美琴のプレミ
生乾き:二次創作かと思った
でも二次創作ほどにちかが脆くなかったから良かった
オタク:そういえば← →って椅子見えて 真ん中に椅子あったとき大きい声でました
生乾き:緋田美琴が魔性の女すぎるよ
オタク:みんな狂うからね
生乾き:え?!
オタク:え!?
生乾き:あの八雲なみの親族が?!
オタク:衝撃の新事実!!!
オタク:ナポリタン作らなきゃ
生乾き:まずいね…このナポリタン
オタク:ここの天井が裏で画策してるやつ結構衝撃
生乾き:最強の弁護士軍団! 冷静沈着北村弁護士
オタク:丸山呼べ!!この空気かえろ!!
生乾き:菊池弁護士のスキンヘッドが今日もステージを照らす
オタク:ここのベテランがシーズ評価するとこめっちゃ好き
生乾き:でもこいつなあ
なんか最後意味わからんこと言うよなあ
良さが全く出てないってのは二人が噛みあっているようでズレているのを見抜いてたってことなんですかね
オタク:実際二人しかいないアイドルとして噛み合わなすぎるしな
生乾き:ここが序章だあああああああ
オタク:まじで序章天才
生乾き:これ初見のときはこんなところで流すなと思った
生乾き:いやでもこっから捲るとは思いませんでしたね
オタク:正直次もあるんだろうなぁみたいな顔してた
生乾き:どーせ話進まんやろ(ハナホジ)だった
オタク:最高に合ってるぞFashionable
生乾き:「彼女たちは苦痛や葛藤をしながらも、わずかだが確実に距離を縮めている」っていうシーズの定型文を吐き出す準備はしていた
まさかほんまに序章にしてくれるとは!!!!!
オタク:美琴がソロパート代わりに歌ったって結構どころか化け物だよなぁ
生乾き:ほんまね ずば抜けてる
それをなんとも思わないって言うのが余計に
オタク:ステージの上だと全部見えてるまである
生乾き:そこらへんノーカラット以後の人間味の有無でにちかの方が売れて美琴が売れないみたいな話と通じるところありそう
オタク:今回 美琴の人間味多くてすき
生乾き:わかる
なんか人の心を知ろうとする歩み寄りがすごい多かった
オタク:人に心があることを知った美琴
生乾き:八雲なみの間奏のランダム振り付けの意味に興味を持って関係者を訪ねたり、凹んだり謝ったりするにちかに理由を訊いたり 変化は結構ある
生乾き:でもそれゆえにそういうところがルカからすれば別人の感触を覚えたのかな
オタク:それだけ今までの美琴が好きだったんだろね
一緒に居た時間も長いから気付いたんだろうね
生乾き:研究生時代の美琴に盲目的すぎたのよ、、、
オタク:にちかは「なみちゃん」の姿 、ルカは美琴の昔の姿
二人とも幻影に追われてるんだよね
生乾き:あんまこういうこと言うとアレだけどルカはガチのレズっ気ありそう
生乾き:民度が終わってるニコニコ動画の同時視聴だとここで大赤文字で「N T R」って出てる
オタク:出そう
生乾き:「脳破壊ww」 「シコれる」
「ガチやん」
「泣かないで」
「N T R」
オタク:終わりだよ
オタク:にちかってなんでここまで自分に自身ないんだろ
美琴のせいか?美琴のせいか……
生乾き:wing見るにPのせい
こいつがッ! こいつがッ! 好きな飲み物の味も把握しないせいでッ!
生乾き:最初にちかに対して輝きをマジで見出してなかったからなぁ
それをにちか自身も自覚してて実績を出してからも引きずってる
オタク:自分の結果とも向き合わないままここまで来ちゃったからか
そして隣りに美琴がいるから功績を自分のものだとも思えない
生乾き:そうそう、結果は出てるのにいつまでも自分は弱い、しょうもないっていう先入観に飲まれてる
オタク:実家に帰って わかったこと
生乾き:シーズとして生きることなんだよな
生乾き:最高のステージを生み出すために生き続ける
→自分が生きるのはステージの上
→ステージの上に立つのはシーズとして
→シーズとして生きていく
生乾き:だから今はにちかがステージの下にいるのなら、上がってくるまで待つ……そう思ってくれたんじゃないかな
オタク:ここで疑問を抱く美琴
オタク:美琴がにちかちゃんを理解しようとしてるよね
生乾き:拳を握る動作は弱い心の現れだからこそ、にちかはそれに共感するし、身近にいたルカからすれば忌避したい行為
生乾き:でも八雲なみ自身は拳を握ることで表現したかったから、美琴の理想とするステージには拳を握る動作が必要になったんだよな
オタク:なるほど
にちかは八雲なみと同じで弱いままにステージに立つからその姿が好き
ルカ自分の親の弱い姿だからこそ拳を握る振り付けは見たくない
オタク:これ最後になみちゃんが残した最後のあがきってなるのもいいよね
生乾き:ね
オタク:はづきさんの描写も良かったよね今回
生乾き:にちかを一番そばで見てる人だからねぇ
てか唯一にちかが「アイドル」だった頃とそうじゃない今を知ってる人間か
オタク:「ちょっと指切るくらいで~」からの「いいなぁにちか」のとことかちょっとまじでよかった、表現も演技も
生乾き:あそこら辺の温度感、家族でありアイドルを守る事務員でありって感じでいい
オタク:はづきさんの嫉妬みたいな言い方かわいいしな
生乾き:やっぱPの心意気が立派すぎるよ
オタク:ここすき
生乾き:Pもここら辺wingから成長してる にちかに対して怪我しないように、悪いことがないように祈るだけだったのに
オタク:八雲なみがどんな存在だったのか どんなアイドルだったのか
生乾き:正味5thで天井過去編イベントシナリオ実装!みたいな告知あってもおかしくない
オタク:ここらへんくそ不安だった
生乾き:というか精神性が幼すぎるんだよ にちかもルカも
オタク:シーズの関係人物大体な気もする
生乾き:自分の手に大切にしたいものがあると気分が高揚するけど、そうじゃないと不安が湧き上がる
美琴をとったとられたってのも正直程度が低い話ではある
美琴も無垢すぎるよなああ
生乾き:ざわ……ざわ……
オタク:ざわ……ざわ……
生乾き:「選んだよ!」
オタク:「見てほしい」、ね
生乾き:初見オタクたち嬉しそうで草
生乾き:ずっと自己肯定感が低かったにちかが、美琴からの歩み寄りでリハ相手で適しているのはにちかだと選んでもらえた意味はでかい
オタク:リハ相手ににちか選んだところマジで
オタク:マジで、マジで
生乾き:美琴からしてもにちかの姿勢は自分と一緒に理想を追いかける姿と重なると思えたのかな
生乾き:それに、モノラルGRAD経て美琴もちゃんとにちかを受け入れられる下地ができたんだよな
オタク:美琴も一つずつ成長したんだよね ゆっくりではあるけど
生乾き:こわれちゃった
生乾き:草
生乾き:草じゃないが
オタク:草はやすな
生乾き:「アイドル」だ……
オタク:「アイドル」だね
生乾き:うわあああああああああああ
オタク:まーじでこれ
生乾き:「アイドル」だった頃のステージに、今一緒にアイドルを目指している憧れの人が一緒に……!!!!
生乾き:いやほんと急に幸せになりすぎてびっくりした
生乾き:美琴と一緒にあの頃みたいに周りを笑顔にできるアイドルを目指すんだよな
オタク:これのボイスが「そうだよ」になってるのマジの天才
生乾き:お願いだからもう暗転しないで
オタク:ここからやばやばのやば
生乾き:こいつマジで新人かよ
声も立ち絵もない男がやっていい領域を踏み越えすぎてる
オタク:だからこそここからの行動力が壊れてる
「自由にやらせてもらってる」からこそのバイタリティ
生乾き:天井では描けなかった、描こうとも思えなかったキャンバス
生乾き:八雲の血を継ぐもの こいつをどう料理してやろうか……へへ
オタク:ゲスかよ
生乾き:うわあああああああああああ
オタク:涙出てきた 新たなキャンバス1枚目、やばすぎる
生乾き:マジでこれ天才 CANVASシリーズを先に告知してるの天才すぎる
オタク:自分のプロデュースしてきた7組を信じてるのかな この発言
生乾き:だからこそじゃないですか、やっぱり
生乾き:これです”Pが最後に持ち出した提案は彼女を掬い上げること、八雲なみの新しい1ページを彼女の血を引く人間と共に刻んでいくことなんではないでしょうか?
CANVASシリーズの楽曲の最後に斑鳩ルカの名前は来てもおかしくなさそう”
生乾き:依存先を見失っていよいよなあの子をどうにかしなきゃ→キャンバスにもう一色加えるみたいなね
オタク:これ、Fasionableから次のCDのシリーズから何もかも狙ってやったとしか思えなくてやばすぎて泣いてた
生乾き:物語中盤に「Fashionable」流れてくるあたり意図してますね
あくまでファッショは「序章」なので来年以降の展開を示唆したものなのは間違い無いと思う
生乾き:で、それを踏まえたうえで虹の行方の歌詞を見てみると
初見ではシャニの大団円かと思って幕引きすら感じてたけど こういう展開だと 「探していこう 次の空を」のコーラスとかキャンバスに新しい一色の繋ぎとして綺麗なんですよね
オタク:あれは誰の落とし物とか意味深になるよね
生乾き:八雲なにさんなんですかね
思ってた以上に彼女がこの作品の世界観の核だった
オタク:シャニマス・ゼロできるレベルでめちゃくちゃ濃いよね
生乾き:CANVASシリーズの全体曲の一枚目がないってことは……
オタク:8枚目はありそう そこで描かれる新たな一枚
全体曲と「なにか」があるかも
生乾き:5thの告知に絡んできそうだぜ
オタク:普通にライブ怖すぎるんだよね
このコミュの最後、現実にリンクさせることできるから
生乾き:キャンバス≒Pの提案したものに絡める演出はきそう
◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
以上、シーズの新イベントシナリオ「セヴン#ス」を読みながら進めたチャットのログでした。
いやぁ~~~マジでよかった。
正直なところ、シーズのシナリオの展開はゆるやかだな~とずっと思っていました。二人が葛藤を乗り越えたかと思うとまた別の葛藤を抱くようになり、二人の距離が近づいたかと思えばそれは一面だけのものだったり。そんな状態が長く続けば、シャニマスの界隈内外にもシーズのそんな面ばかりが伝わってしまった部分もありました。
5年目を目前にして、そういう停滞で薄雲った空気を一発でぶっ飛ばしてくれるようなシナリオを挟んでくれて痛快です。ムゲンビートのいつ僕カバーの時にぐだぐだ言ってた面倒なオタクも「セヴン#ス」でぶん殴れます。最高。
にちかと美琴が、お互いの存在をしっかり目視したうえで、本当の笑顔を見せあって終わる。私たちの待ち望んだ二人の姿がそこにありました。
皆さんはシナリオ読了後、今後のシャニマスの未来に何を思い描きましたか?
少なくとも私はこのシナリオを読む以前と以後で全くの別物になりました。
283プロダクション全員がこれまでに描いてきたキャンバスをしっかりと下地にしたうえで、それを序章と捉え、まったくの新しい次元で羽ばたいていく。少女たちの背中にあった「羽」は今、より大きく、より強い、そしてより自由な「翼」へと変貌を遂げようとしているのかもしれません。
5thライブの表題は「if I ___ wings.」ですが、その「If」を私は希望に満ちた意味合いに感じてなりません。来る3月18日、19日。
シャニマスというコンテンツの歴史が変わる瞬間を見せてくれるはずです。
※すごい個人的な話をすれば、シーズの物語がなかなか前進しないことに耐えかねて、「セヴン#ス」公開前にシーズの話を急速に進めようとする二次創作を書いたりしてました。結果として、このお話とセヴン#スは真逆と言ってもいい着地をしたのでこのお話は完全なるifです。
よければ亡霊と化したこのお話も読んでやってください。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?