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理想の戦いのシチュエーションとは? シャニマスアイドル戦闘BGM座談会!

皆さんは『戦い』と聞くと、どんなものを思い浮かべますか?

多くの人は幼少期から漫画やアニメ作品、ドラマ等で、『戦い』に触れてきているものだろうと思います。勧善懲悪の物語はもちろん、世界中を巡る冒険の物語や智略を凝らした頭脳戦だって『戦い』のくくりの内に入る。さらにもっと広く言えば、救急救命の現場や恋愛の駆け引きだって『戦い』という言葉が持ち出されることがあります。私たちが思っている以上に、この言葉が表現できる領域は広くて深いのでしょう。

さて、この記事に辿り着いている方の多くは何らかの形で『アイドルマスターシャイニーカラーズ』に触れている方なのだろうと推察いたしますが、あなたはアイドルのどこに魅力を感じていますか?

もちろん歌声や容姿、キャラ設定などは入って来るでしょうが、長くコンテンツに触れている人の感じている魅力はきっとそれだけでない。繊細な表現と確かな熱量で紡がれてきた物語には、言葉一つでは言い表せないアイドルたちの魅力がたくさん詰め込まれています。その魅力を飲み下していく中で、私たちの内にもアイドルが一つの存在として確立していくような感覚に陥ります。彼女たちは、私たちの中で、一つの人格を持った確固たる存在として確かに生きている。

そうなってくるともう止まりません。

もしこの時、あのアイドルだったらどう感じるのか。
もしこの時、あのアイドルだったらどう動くのか。
もしこの時、あのアイドルだったらどう立ち向かうのか。


……


………………


そんな”もし”がたくさん湧き上がってくると、
当然、「そこ」に行き着きますよね。


そう、『戦い』とアイドルが結びつくことも何ら不自然なことではありません!

さあ、前置きはこの辺にして、座談会を始めてしまいましょう!
それぞれが考えてきた「アイドル」と「戦い」の融合体。
その妄想を共有する時がやってきたのです!

今回の座談会では参加者をTwiplaにて募集させていただきました。
募集期間中12名の方から参加希望をいただき、その中から抽選により5名の方にお声がけさせていただきました。

~今回の参加者~

生乾き三十郎(@Heyabosi_Sigati/@Heyabosi_suki)
今回の企画の主催兼記事の執筆者。好きな演出は修行の末に編み出した新必殺技が流れる時にOPの落ちサビ前が流れるやつ。

M.C.O(むちお)(@gMuChi_O60)
シャニマスのコスプレ写真やシャニマスっぽい風景写真を撮影している。好きな演出は最終決戦のBGMがオープニングやタイトル画面のアレンジになるやつ。

ベンプ(@4benpu4)
283プロ箱推しを掲げ、noteを書いたり書かなかったりする。好きな演出はチュートリアルが終わって洞窟を出たらバカでかい世界が目の前に広がってるやつ。

エボルーブ(@evol_rrrtt)
※エボループでは無い。(重要)
5thDAY2が初現地である事を永遠に擦っている。
好きな演出はエンドロール後の次回の匂わせ

梶原一郎(@robosuretaroji)
MUSIC Dawnをきっかけにシャニマスを始めたいまだに浅く緩く沼に浸かっているオタク。気まぐれにSS書いたりnote書いたりしている。好きな演出は最終決戦で大気圏外に飛び出しながら燃え尽きる奴(ロボでも人でも)

あらひ(@Sinowy_arashi)
嵐とシャニマスに共通点を見出す男。推しは浅倉透と二宮和也。好きな演出はARASHI LIVE TOUR 2017-2018 「untitled」のつなぐ

~レギュレーション~

『アイドルと戦う』というシチュエーションを元に、自由な解釈でそれに合うBGMを参加者がそれぞれ5曲ずつ持ち寄って発表。設定などを考えるのも可。アイドル個人、ユニットを問わないものとする。
・発表に際して、そのBGMのイメージに近いカードのイラストも併せて発表する。CDジャケットなども可。

~企画進行~

①事前に各自考えてきたBGMの5案のうち1つを一巡ごとに発表していく。5人発表し終わったら2巡目、またその次……と5回繰り返す
②巡ごとの順番はその場のライブ感。曲同士のつながりや、アイドル同士のつながりなどから決める。
③参加者は各自手元のサブスクなどを活用し、聞きながら感想を語り合う。
④勝ち負けなどは何もなし、ただ「良い……」と言い合おう!

ルールを守って楽しく座談会!!

収録日
2024年2月17日 21:00~

☆1巡目 1番手 生乾き

生乾き:最初は発表のデモンストレーションも兼ねて私から行かせていただきますね。

生乾き:一巡目一番手として出す案にしては少し捻った形の物にはなるんですけれど……

コメティック
イメージカード:【オールオブショーオフ】(有償限定2023年コスチュームガチャ)

「Receive You The Hyperactive」
SEGA,83key & 庄司英徳
出典:龍が如く7

生乾き:私が発表したいアイドルたちはこの子たちです!

梶原:カードというよりも衣装からのアイデアなんですね!

エボルーブ:龍が如く…!?

梶原:この衣装で龍が如くなんですね……!?

M.C.O:この衣装のSDキャラモーション、ルカがバットを地面にたたきつけてるやつだから……

生乾き:そう、完全にそこからなんですよね。このBGMも原作固有のキャラだと戦闘スタイルの一つに金属バットがありまして、そこからのイメージをだいぶ引き摺っていますね。

生乾き:曲としてもだんだんとボルテージが上がって行く感じも、チアリーダーとして味方を鼓舞して士気が上がっていく様子に準えることが出来るのではないか?というアイデアです

M.C.O:金属バットと聞いてあれを貼りたくなってしまった

エボルーブ:先生がよぉ…

ベンプ:いいね、この衣装にしてはちょっと武闘派なイメージだ

M.C.O:ちょっとバトルものっぽい感じがある

生乾き:三人とも好戦的な笑顔が印象的なアイドルたちですから、戦い自体を楽しんでいる雰囲気はありますよね

ベンプ:ルカがならず者の頭を掴んでパーンッ!!つって壁にぶち当ててるムービーありそう

生乾き:ヒートアクションじゃねえか

龍が如くシリーズは体術や戦闘環境を利用した
ド派手な「ヒートアクション」と呼ばれるムービーがウリの一つ

エボルーブ:はるきの言う「どっかーんってしちゃえ」ってここから……?

梶原:場外ホームランをぶっ飛ばす的なことかもしれないですから……

生乾き:SDキャラのムービーもあって、『このBGMが流れるときのコメティックといえば……』という設定が膨らんだのでちょっと貼らせてくださいね

ベンプ:長ぇ!!!!!

生乾き:これは完全に私の妄想の話なんですけど、このコメティックは高校野球のシーンで暗躍しているフリーのチアリーダー。悪徳野球部に対して制裁を下し、正しき道を往こうとする熱意ある部を応援してくれる存在ですね。

M.C.O:だぶるはが選手時代のルカのファン設定なの、公式で実装される前に噂されてた頃を思い出す設定だ……

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座談会の幕開けを飾ったのは、コメティックからの変化球! されどその楽曲自体は王道の王道! 龍が如くの物語に語られる”生き様”はアイドルとしての美学やプロ意識とも重なるのか? 参加者たちの反応も好感触にスタートを切りました。
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☆1巡目 2番手 ベンプ

ベンプ:俺が持って来たアイデアに今回野球ネタがあるんで、もうここで出しちゃおうかな

ベンプ:まあ野球と言えばね?

イメージカード:放課後クライマックスガールズ【C.キャッツユニフォーム】
(PANOR@MA WING 04ジャケットイラスト)

M.C.O:そうだよな、シャニマスで野球と言えばやっぱり放クラだ!

生乾き:王道こそが最強!

「決勝!です!」
「ええ!ここまで互いに勝ち上がってきたもの!フェアに戦いましょう!」
「あわわ……ついにここまで来ちゃったよ〜!でも!負けません!」
「持てる力を全て使って……勝負だ!」
「負けません………勝つのは、私たち放課後クライマックスキャッツです……」
「行きますよーー!!!放課後クライマックスキャッツ!最強のチームへ……変身ッ!!!!!!」

「ガッツだー!」
大久保悟、広野智章、北川保昌、弓島隆子
出典:パワプロクンポケット7・ヒーロー戦BGM

生乾き:出た出た!! そうだよな!! パワポケだよな!!

M.C.O:野球と言えば放クラ、野球と言えばこのゲームって感じですよね

ベンプ:この衣装『C.キャッツ』が出てすぐの時はマジでパワプロ7のことばっか考えてた

エボルーブ:っぽいなぁ~……!

生乾き:楽曲としてもドタバタ感とヒロイック感があるから放クラ感すごい感じるし納得だなぁ。すごい突き詰められてる

梶原:存在しない特訓シーン、夕陽をバックに河川敷で走ってる様子が容易に目に浮かぶようでした

ベンプ:パワポケ原作をやったことある人ならわかるんですけど、本当にヒーロー戦というものがあるんですよ。真ルートを最後まで攻略した先に待っているのがヒーロー戦といって、それこそ何度もやり直させられるぐらいにめちゃくちゃに強い相手と戦うことになるんですよね。

ベンプ:まぁ~~~ね、放クラ戦はね、出現条件が結構難しいのよね! イベントを全部こなしたうえで、放クラの選手たちを自チームに勧誘しないという条件がありますから

M.C.O:存在しないゲームの話がぬるりと始まっている

ベンプ:やっぱり強いんすよね、放クラ。エースの樹里ちゃんがね……

ベンプ:こんな感じの能力で

一同:!?

M.C.O:なんか来たぞ

生乾き:これは””存在するゲーム””の画像じゃん……w

ベンプ:やっぱ夏葉とのバッテリーが強くてね……

生乾き:だよな~~~~~~

ベンプ:三遊間を守ってる凛世と果穂の組み合わせも良くってね……

生乾き:全員分あるなこれ……w

ベンプ:逆境○と窮地○を持ってるから勝ってても油断できないっていうか……

梶原:本当にイメージ通りのスキルを持ってますね……素晴らしいです

ベンプ:果穂の悪球打ちはカードイラストから。これどう見ても悪球打ってますよね

生乾き:言われてみれば……w

M.C.O:ちょこ先輩に人気者ついてるのいいな…

ベンプ:俺は「代打の神様」をなんとしてもつけたくて粘った!!

エボルーブ:これ全部自力で作ったんですか?

ベンプ:はい。

M.C.O:すげ~

ベンプ:なんならシャニマスのアイドル全キャラ分作ってます

生乾き:うわ~、すごい! いいロールプレイだ

M.C.O:存在しないゲームと存在するゲームを実際に結び付けることが出来るとは

生乾き:マジで文字通りの具現化が出来るのはパワポケシリーズだからだもんな

ベンプ:パワポケシリーズはもうなくとも、パワプロは今年も新作出る筈なので! 出たらまた新作の中でアイドルたちを作ります!

そして座談会から数日後、

ニンテンドーダイレクトで新作の映像公開があったそうな……

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キャラメイクは昨今のゲームでは定番化してきていますが、パワプロ・パワポケシリーズはその道の大ベテラン! キャラクターに似ているアバターは勿論、性能や個性で再現することまで。一歩先を行くロールプレイを披露し、参加者たちも思わず一目置きました。
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☆1巡目 3番手 M.C.O

M.C.O:三番手、放クラあるので行かせてください

M.C.O:私のゲーム音楽事情って主に三人に分けられまして『悪魔城ドラキュラ』の楽曲を作られてる山根ミチルさんと『ギルティギア』や『ブレイブルー』の楽曲を作られてる石渡太輔さん、そして『東方』シリーズの楽曲なんですよね。そこから持ってこようと決めていたものがあって……

ベンプ:はいはいはいはい……(超速理解)

M.C.O:これで理解を示されるのみんなインターネットおじさんだと思うんですけど

梶原:笑

イメージカード:「デビ太郎 VS ジャスティスV」ジャケットイラスト

「ぼくらの非想天則」あきやまうに
出典:東方非想天則

M.C.O:これは格ゲーの会話の際の曲だと思って聞いてください

M.C.O:ここから先は存在しないゲームの話をします。『スーパーアイドル対戦』というゲームにおいてギャラクシーデビ太郎という敵と戦う際にヒーローアイドルたちの声援を受けてジャスティスファイブロボが覚醒するんですけど……涙なしには見られないシーンなんですよね。覚醒した時に金色に光るスチルが印象的でした。

M.C.O:なんか放クラはニチアサっぽい雰囲気をみんな感じているかと思うんですが、この曲はどちらかといえばロボットアニメっぽいですよね。なんかそういう雰囲気をごちゃまぜにして、放クラの戦闘BGMにすると合うんじゃないのかな?という発想です

梶原:確かに、放クラなら受け止められてますね

M.C.O:実際にゲームを手にとってプレイしていたこともあってこの曲自体思い入れが強いんですが、東方なのでやっぱり二次創作的な派生作品も多くて、この曲にボーカルをつけたのもあるんですよね。以前別のDiscordサーバーでやったカバー曲談議でもこれを放クラに歌ってほしい!という案で出したことがあります

ベンプ:インターネット老人会始まっちまうよ……

エボルーブ:これ13年前とかになるんですね

ベンプ:そんな前になんの!? にわかに信じがたい……

M.C.O:私このPVのDVD持ってるんですけど、頒布が『C78』って書いてありました。今『C103』とかですよね

M.C.O:あ、この曲ボーカル付きの方だと間奏で必殺技とか叫ぶと気持ちがいいシーンがあるので、好きなカード名とか叫ぶといいです。私は衣装名ですけど『セーフクエクストリーム!』が気持ちいいと思います

梶原:おぉ~、なんかあるかなぁ

エボルーブ:僕は『サンセットスカイパッセージ』で

生乾き:隠匿ッ! シンギュラリティィィィィィィ!!!!!

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日本のゲーム音楽シーンを語る上では外せない東方シリーズ。その当時に実際身を置き、コンテンツとしての隆盛を味わってきた人間だから出せるアイデアでした。オタクなら誰しもがその胸中に持っている熱い闘志を呼び覚ましてくれるような、熱いサウンドには思わず大興奮!
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☆1巡目 4番手 エボルーブ

エボルーブ:M.C.Oさんの言ってたカバー曲談議のサーバーには僕もいて、その時の発表を聞いてたんです。だから直前の案は予想してたところでもあって、それに被せられるアイデアがあるので出させてもらいます。

「もしもし、今きみの後ろにいるっす!」
「冬優子ちゃんと愛依ちゃんすら敵わなかったきみの力、見せてほしいっす!」
「判るっす!友達がいないんすね。せつないっす!」

イメージカード:【Howling】芹沢あさひ フェス衣装
【スケルトンオーヴァードライブ】

「ハルトマンの妖怪少女」ZUN
出典:東方地霊殿 ~ Subterranean Animism.

梶原:東方の楽曲が続きますね……!!

ベンプ:うわ~、なっついな

エボルーブ:僕は東方のゲームを実際にプレイまではしてないんですけど、楽曲は以前から好きなんです。原作でこのBGMで戦う子は意図せずに自分の心を閉ざしてしまい、読心能力をもってしてもその心を読めなくなってしまったキャラクターなんですよね。それが自由奔放が故に、行動も予測できないあさひの個性と相まってハマると思ってのアイデアです。

生乾き:なるほどなぁ、キャラクターのバックグラウンドもあるか

エボルーブ:楽曲もすごい変拍子なんですよ。

梶原:本家ゲームのイメージもありますが、あさひがすごい不規則な弾を打ってきそうなイメージがありますね。避けるのがすごい面倒な相手な感じがします。

M.C.O:地霊殿はスペルを取らないと残基が回復しないって言うすごい難しい仕様なので私はノーマルで精いっぱいだった気がします。

ベンプ:東方は地霊殿もexまでやって気がすんだけどあんまおぼえてないな。紫霊夢でクリアした気はするんだけど……こいしはexボスとしてはすごい強かった覚えはないかな?

エボルーブ:ゲーム本家もどんなものか、ちょっとプレイ動画見たんですけど僕にはとてもクリアできそうになかったです笑 最高難易度は……

ベンプ:ルナティックはいいよ! でもexはパターン化すれば行けるから! 地霊殿は特に!

M.C.O:exはまだ人間卒業レベルだから

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東方の楽曲が続いて、今度は原作ネタ的には正統派! シューティング弾幕ゲーのボスとして、あさひの自由気ままさ、予測不可能さをエッセンスに盛り込みました。実機のプレー経験のある参加者たちからは熱ある思い出エピソードが飛び出します。
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☆1巡目 5番手 梶原一郎

梶原:先に行っておくとレシート並みに文章が長くなってしまっているので……少し設定が凝り過ぎてしまって、楽曲を聞くうちだけじゃ読み切れないかもしれません。

M.C.O:設定凝ってる人が多いですね……

生乾き:座談会らしくなってきた

イメージカード:【とキどき間氷期】七草にちか フェス衣装
【ポルティエレオルディーネ】

「reflection」ハイスイノナサ

生乾き:うぉ……! 出たねぇ……!

梶原:にちかがもしRPG等で戦う相手となるのなら、その戦闘曲は方向性がどちらに無垢ともわからない不安定な楽曲となるのが面白いかなと思って取って来ました。

ベンプ:あ、いいねぇ……! テクニカルな曲がにちかにマッチしてるわ!

生乾き:不規則な感じで音が湧いてくるのが、カードイラストのテイストにすごい合致してますね……

M.C.O:曲の中で存在しない無線の通話みたいなのが混ざるとこいいな、オシャレ

梶原:どういう感じの音の流れになるのか分からないのもこのカードのらしさなのかなと思っています。

梶原:このSSRカードの演出自体がこれまでのカードと違って幻術っぽいんですよね。姿を瞬間的に消して、またすぐに一気に距離を詰めて現れる演出で。

生乾き:他のSSRのきらびやかさとはまた違って、不思議な雰囲気で荘厳な印象が強いカードですよね

M.C.O:確かにこの衣装だいぶイメージ変わりましたよね

生乾き:まだ美琴とどんなタッグを組むカードになるのか全貌は見えてないカードだからな……怖いですよ

M.C.O:妄想するなら今、というわけですね

梶原:にちかは戦うなら毒性魔法とか面倒な戦術を仕掛けてきそうで、設定にもそこを盛り込んでいます

生乾き:わかる! このにちかはデバフが多い!

生乾き:ヒール脱いでんじゃないよ……!

M.C.O:明確に楽曲中で脱いだ瞬間が分かるな……!

梶原:後半になってくると曲調が変わってにちかの必死な戦闘中の様子が透けて見えてくるんですよね。

生乾き:すごい納得感あるなぁ……楽曲の雰囲気とアイドルの個性、カードイラストとどれも無駄がない

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戦う様子やゲームシステムまで練り込んで、解像度を高めて来た渾身のアイデア。にちか自身の強く持とうとしている個、それゆえに自分を顧みない部分のあるアンバランスさ。我々が普段彼女に見ているものを楽曲にそのまま写し取ったような手触りがあります。
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☆1巡目 6番手 あらひ

生乾き:それでは1巡目最終番、あらひさんお願いできますでしょうか?

あらひ:はい、他の人のアイデアみたく自分はゲームのBGMじゃないんだけど……

イメージカード:【プリティ・スイート】園田智代子 通常衣装

「Marble」Ken Arai
出典:ドラマ「失恋ショコラティエ」

エボルーブ:お、松潤のドラマですね

あらひ:ちょっとこれまでのものとは毛色は違って、戦闘というよりは対戦みたいなニュアンスの方が強いっすね

生乾き:うん、たしかに! 自分はイントロからパズルゲームの印象を受けました

あらひ:色々と対戦の案はあって、パズル以外にも体を動かす系のゲームなんかもありなんじゃないかなと思ってます。ちょうど三日前にバレンタインもあったので、『チョコを貰いすぎたちょこちゃんに代わって消費しよう!』みたいな季節イベントのステージとしてもありです

ベンプ:あ~! いいなぁ!!!!

M.C.O:ちょうどありそうなトンチキイベントだなぁ……w

あらひ:体を動かしてノーツを消していくと、画面上のちょこちゃんが抱えているチョコがどんどん減って行って最終適正カロリーになるという……ちょこちゃんもチョコを取られないようにそこは抵抗してくるんで、そこはしっかりと戦いましょう

生乾き:抵抗してくんだ笑

M.C.O:そこはかとないリングフィット感があって、その設定も飲み込めるなぁ……

M.C.O:戦闘曲らしさはちゃんとありながらポップさもあり、ピコピコ感もあるのがぴったりでしたね。

生乾き:ですね、ダンサブルな感じもあってすごい園田智代子らしさを感じました。まさかドラマのサントラからとは思わなかったな……いい発想と着眼点だ

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戦闘とひとくくりにしても何もぶつかり合うだけではない! ゲームテーマは勿論、楽曲の出典元までその幅をぐっと広げて新しい可能性を模索してきたアイデア。参加者の中にはちょうど世代の者もおり、その懐かしさから息を漏らす場面も。こうした思い出との再会も、座談会の醍醐味の一つと言えるでしょう。
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☆2巡目 1番手 ベンプ

ベンプ:ちょっと直前の発表の話の中でパズルゲームネタが名前上がってたので、それに関係するのを一個発表します。

ベンプ:プレの時に喋った時にも『パチスロの曲聞けますか?』の確認してOKが主催から出たので……

イメージカード:【雲のかなたまで】福丸小糸 フェス衣装
【アクアリオディーバ―】

「倖時間BGM-まよいタイム-」Sammy Sound Team
パチスロ化物語

「ぴゃ!お客さんですか…?」
人気落ちものパズルゲーム「しゃにますぽっぷ!」でのライバルキャラクター、小糸との対戦BGM。
軽快でポップなサウンドが耳に残る。
「よゆーですよ!このぐらい!」
「めちゃくちゃに暴れないと、負けそう…!」

生乾き:出た出た出た出た! しかも今激アツの福丸小糸じゃん!

※ちょうど開催日は福丸小糸STEPシナリオの実装発表があった日

M.C.O:やっぱこのカードですよね……!

梶原:あ~、なるほど! ちっちゃい小糸ちゃんが画面上で動き回って頑張ってる様子が目に浮かびます!

エボルーブ:めちゃくちゃ頷いて首もげそうなくらい

生乾き:『我儘な』ままの楽曲披露の時もだけど、小糸ちゃんはやっぱりステージから皆を巻き込む力がある子だからこういう聞いてるだけでこっちの身体も動いちゃうような曲は合うなぁ……!

M.C.O:SEが完全に小糸ちゃんが飛んだり跳ねたりしてる音なんだよな

生乾き:小糸ちゃんは伸縮自在だもんな……

M.C.O:めちゃくちゃにあばれると言えば小糸ちゃんですからね

ベンプ:やっぱりこの曲はぷよぷよみたいな感じのゲームのイメージだよね

生乾き:パズルゲームの中でも全年齢的なポップさがあるやつ……!

ベンプ:わちゃわちゃ感が完全にそうなんですよね

エボルーブ:なんならぷよぷよのゲームには福丸小糸の声優さんの田嶌紗蘭さん実際出てますね

生乾き:そういえばそうでしたね……!

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シャニマスのゲームで実装されたソロ曲MVにSEをつけるなら……でファンが皆挙げるであろうSEが全部詰まっている、まるで宝箱のようなアイデア。小糸があちこちを走り回る生き生きとした姿が目に浮かぶようです。このアイデアがパチスロ由来だというのがまた面白い所。展開の予測不可能な座談会はまだまだ続きます。
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☆2巡目 2番手 M.C.O

M.C.O:前の案がパチスロということで、自分はパチスロではないんですが大人なゲーム繋がりということで一つ案を持ってこさせてもらいました

生乾き:なんだそれ

M.C.O:イメージカードはこれです

イメージカード:

生乾き:おい! なんかこれ今朝見たぞ! 監禁部屋じゃねーか!

M.C.O:皆さん見覚えのある部屋かと思うんですが……楽曲はこちらです

「トバリシティ(夜)」一之瀬剛
出典:ポケットモンスター ダイヤモンド・パール


生乾き:うわ~、めちゃめちゃ世代の楽曲だなぁ……シャニマスオタクのボリューム層、ここじゃない?

ベンプ:実は自分はあんまりポケモンは通ってきてなくて……でもだからこそフラットに楽曲の味を楽しめるかも。これって『明るい部屋』モチーフの曲ってことよね?

M.C.O:いや、そうではないんですね。私シャニマスで是非だしてほしいゲームが一つありまして、そのイメージの補強の背景がこの画像なんです。

M.C.O:私普段からシャニマスの概念写真を撮っていて、今回も提出する案に合わせて写真を用意してきたので楽曲を聞きながらそっちも見ていただければと思います

生乾き:うお、本職だ……!

生乾き:wwwwwww

梶原:予想だにしないところから概念写真が出て来た!

M.C.O:シャニマス麻雀ゲー出してほしくて

M.C.O:聞くところによるとミリオンライブ!ってドンジャラがあるらしいんですよね。シャニマスもこの地に足ついた感を活かせる麻雀というゲームを活かさない手はないと思うんですよ……

光空雀卓-二八三-(シャイノジャンツー -ツバサ-)

生乾き:wwwwww やかましいわ!

M.C.O:ちゃんとしたイントロダクションもあるので、こちらも併せてごらんください

───283プロダクション寮舎へ怪しい黒い箱と一通の手紙が届いた。

『日々の活躍、ご苦労。たまには遊んで英気を養うといい。 天井』

恐る恐る箱を開けるアイドルたちの目の前に現れたのは、年季ものの麻雀牌だった。

「うわ!なんだこれ!?」
「これって…麻雀牌、だよね?」
「うち、みんなであそんでみたか~!」
「恋鐘ちゃん、賛成!負けないぞ~」
「ふふ…凛世も心得ておりますゆえ…」
「では、今夜は卓上の真剣勝負と洒落込もうじゃないか。」

ちょっと大人な遊びに心躍らせるアイドルたち。
それが新たなる火種となるとも知らずに───

M.C.O:最初に実装されてるのは寮組と大学生組、あとは大人トリオぐらいなんですけど他の学生組もDLCで使えるようになります。心苦しいんですけど、果穂ちゃんにはドンジャラだよって嘘をついて参戦してもらいます。

梶原:絵柄を揃えるだけだよって言ってね

M.C.O:麻雀ゲームと言えばただプレイするだけじゃなくてイカサマトンチキスキルみたいなのもありがちで、それぞれアイドルとしての楽曲にちなんだスキルなんかがあっても面白いと思うんですよね。それも少し考えてきました。

ベンプ:『アポイント・シグナル』めちゃめちゃ強いぞこれ!! あり得ないくらい強い!!

M.C.O:こがたんは存在自体がチートみたいなところあるからね。ただスキルを使うには鳴いたりツモったりして思い出ゲージを貯める必要がって、『アポイント・シグナル』はそこのコストがすごい重たいですね。

梶原:麻雀の思い出……

ベンプ:じゃあ鳴いて早上がりするときに有効なわけだ、はーん……

M.C.O:他にもスキルいくつか妄想してあるんで読みますね。斑鳩ルカのスキル『神様は死んだ、って』(オーラスが流局するとき自分が親になって対局を続行する)

ベンプ:……強ない?

M.C.O:強いです。X’mas partyラストで乱入してきたあのシーンをイメージして設定しました。

M.C.O:浅倉透のスキル『statice』(対局中一度だけ「ふふ、ごめん。点棒ないわ」で点数の減少を踏み倒す)ネタっぽいけど被弾した時には結構便利です

ベンプ:使い勝手いいやつだなぁ

M.C.O:これ楽しいだろうなぁってやつが放クラのスキル『ビーチブレイバー』(リーチとツモ以外の役が消滅するがドラと裏ドラが二翻で計算される)

ベンプ:やば~

生乾き:すげぇ……麻雀エアプだからよく分かんねえけどゲームシステムまで練れてんだ……

M.C.O:シャニマスのアイドルで麻雀やりたいだけじゃんって言われたらそれまでなんですけどね

ベンプ:いや……すげえ……いいわぁ……

梶原:こういう楽曲もテーブルゲームなら持ってこれるんですね

M.C.O:麻雀楽しいのでオタクの義務教育として皆さん是非

エボルーブ:最近は雀魂とかで間口も広いですよね。シャニマス声優さんも番組でやってたりするし、身近な存在になってきてます

M.C.O:そう、それを見かけて思い付いたところもある

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最近何かと人気が高まっている麻雀! なんだったらシャニマスに登場する彼女たちの中にも本当にプレイしている子たちもいるのでは……? それほどに信憑性すらある組み合わせに絶賛の声。テーブルゲームだって立派な勝負だと参加者たちに言わしめました。
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☆2巡目 3番手 あらひ

あらひ:大人な遊び……繋がるやつがあるから行こうかな

生乾き:少し異色なテイストが続きますねぇ……! 面白い流れだ

イメージカード:【♡AKQJ10】有栖川夏葉 通常衣装

「トリリオンゲーム-Main Theme-」木村秀彬
出典:ドラマ「トリリオンゲーム」

生乾き:おぉ……! マネーゲームの作品ですからね、カジノ系の物語とも相性はよさそう

あらひ:カードイラストの通り、ギャンブルの最後に戦うことになる相手が夏葉という想定ですね。本当に最後の戦いなので、一兆円以上の額が動く賭けになりそう。

生乾き:夏葉はこういう作品なら運否天賦ってよりは頭脳でしっかり戦術を組み立ててきそうな感じがするなぁ

あらひ:夏葉はシンプルにギャンブルが強そうなんですよね。頭脳明晰で、度胸もある

ベンプ:いいなぁ。夏葉はちゃんとした実力もあるし、金に物を言わせたプレイングもできる。「積むわ! 肘の高さまで!」つって札束を積み上げてベットしてほしい

生乾き:有栖川夏葉に「オールイン」って言ってほしすぎる

梶原:主人公の味方側としても合いそうなBGM。負けが込んでるときに颯爽と現れてくれたらかっこいいですね

M.C.O:それも熱い。ギャンブル系だとたまにある

ベンプ:ギャンブル漫画あるあるだけど、敵キャラでもすごいキャラが立っててめっちゃ人気が出るやつたまにいんじゃん。夏葉はその枠になれそう

生乾き:なんなら夏葉は倒した後その実力を買ってしれっと主人公サイドにいそうなんだよな

梶原:スピンオフ漫画とか出そうなタイプですよね

生乾き:ありそ~

エボルーブ:ハンチョウ……

生乾き:そっちかよ

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テーブルゲームから派生し、ギャンブルバトル・頭脳戦にステップアップ。漫画にアニメ、ドラマや映画でも題材として扱われる、根強い人気のあるジャンルです! 夏葉の威厳と聡明な印象が、点と点を戦で結びあわせました。楽曲を聞いているだけで思わず、肌がひりつくような賭け事の世界に誘われるようです。
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☆2巡目 4番手 生乾き

生乾き:この続きで私も行ってもいいかな……テーマとしてテーブルゲームとか賭け事とかが続いてる中、戦闘のイメージはそちらではないんだけど、楽曲の出典元がその系譜の作品の案があるんだよね。

生乾き:まあ私一巡目はコメティックだしたので……

イメージカード:【BLACK COLLECTION】(ZOZOTOWNコラボ デザインメイド)

M.C.O:いいよね、このメイドスタイルね

ベンプ:もうカードじゃなくない???

生乾き:なんすかなんすかなんすかなんすか

ベンプ:そういえば一巡目もカードですらなかったよな、主催???

「華ヒラク蛇××」TECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND
出典:賭ケグルイ××

生乾き:どこか歪なクラシックサウンドってところで取って来ました。曲調は結構早いんですけど、疾走感というよりは焦燥感みたいなものを強く感じる楽曲で、ユニットとしてのかたちがまだ粗削りで固まり切れてない彼女たちの現況を感じてもらえるんじゃないかな。

ベンプ:これ設定的に味方じゃないの? この子たちと戦うの? 戦いたくねぇ~……

生乾き:www ちょっと設定が戦闘によっては胸を痛めるものになってしまってるかもしれない

梶原:戦いの末に刀が折れて終わる、みたいな映像の戦闘かもですね

生乾き:そうかも。片膝ついて戦い終わりかも。

生乾き:俺個人的にこの衣装のコメティックには教会で戦ってほしいんですよね。ステンドグラスをバックにして、途中シルエットだけになるカットが欲しい

ベンプ:『BLACK LAGOON』……? ロベルタじゃん!

生乾き:あ~、そのイメージに近いのかも

M.C.O:完全に頭にガンスリンガーガールしか出てこなかった

生乾き:ww 割とオタクに共有されてる認知ですよね、この辺の発想

ベンプ:だってメイドに重火器って、ベタっすからね

梶原:wwww

M.C.O:チャイナ、メイド、ミリタリーどれもオタクが好きなやつだからな

生乾き:この衣装と武器の組み合わせ、どれも知ってるやつなんだよな。「え? メイド? そりゃ戦うでしょ?」って感じだった、オタク。

ベンプ:格ゲーっぽさを今感じてる。メルブラみたいな。コンボゲーのキャラクターなのかも

M.C.O:確かに! 

ベンプ:多分ステージ背景に緋田財閥の屋敷があるんだろうな……

M.C.O:なんかエントランスみたいなところで、天井にはシャンデリアが釣り下がってるんでしょう

ベンプ:カードイラストの持ち武器と違っちゃうんだけど、格ゲーなんだったらはるきは遠距離武器使いそう。投げナイフとか

生乾き:あ~~~~~~~ 万能タイプっぽい感じするよね

ベンプ:ルカは使い勝手難しくて、tierでは羽那の方が上になりやすいんだろうな……

M.C.O:鈴木羽那はいい感じの強化アプデ入りそうだけどなかなかtier変動しないがち

ベンプ:ルカはコマ投げコマンド難しいがち コンボの中にコマ投げ入れられてて入力むずがち

生乾き:なんのあるあるなんだ……

生乾き:これ原作を知ってる人にしか伝わんないことを言うけど、コメティックは私立百花王学園なら絶対に風紀委員。以上です。

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ギャンブル漫画のBGMを依り代に、ダークでシックな武闘を手繰り寄せて来たアイデア。コラボで描かれたイラストはどれもオタク心を擽る、美麗で濃い物ばかり。戦闘BGM座談会においてはこれ以上に格好の題材もないと言えるでしょう……
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☆2巡目 5番手 梶原一郎

梶原:それじゃ続いての案行かせていただきます。またレシートを貼らせていただくんですけど……

M.C.O:レシート……w

イメージカード:【はり・はり】芹沢あさひ フェス衣装
【ポゼッションプリンス】

生乾き:あ~~~~もうこのカード好き! 顔が良すぎんだよ……!!

M.C.O:このイラストいいよね……

「祭壇」鎌野愛

M.C.O:あ~、「それそれそれ!」って感じだ

生乾き:ほ~ん……?

梶原:あさひのソロ曲の「星をめざして」もピアノが混じっていたり、曲調が途中で乱れたりする展開のある楽曲じゃないですか。この曲でも不規則な裏表が出てくるのがそれらしいと思っています。

生乾き:なるほど~、これもまた読めない楽曲。それでいてどこか異国情緒のようなものを感じさせるのがこのカードらしさですね

梶原:あさひが戦う相手として登場するなら、純粋な悪というよりはイベントボスのような特別な存在として出てくると思うんですよね。

M.C.O:「厄災」設定なんですね、面白い

梶原:作中で設定が明かしきらない方があさひの少しミステリアスな印象も引き立つかなと思って設定しました。

生乾き:ファンの間で考察が深まるタイプのキャラクター、オタクの大好物ですね……

生乾き:この底知れなさがあさひだよな……

梶原:無邪気に戦っているんだけどめちゃくちゃ強い相手であってほしい

生乾き:全然なんてこない、大ぶりなモーションもない攻撃でHPをガッと半分ぐらい削り取ってほしい

M.C.O:強制的にHPを1まで減らす技をもっていそう

ベンプ:初見殺し感あるのもあさひっぽいな……

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芹沢あさひは無自覚に表情でかき乱す……! 同じ底知れなさを語るのでも、フォーカスするカードが違えば描き出されるイメージもまた変わってきます。伝説にその存在だけが語られる災厄、そんな仰々しい役割でも違和感なく担えてしまうあさひのポテンシャルには驚かされるばかりです。
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☆2巡目 6番手 エボルーブ

エボルーブ:じゃあ2巡目最後は僕が……霧子のBGMで

エボルーブ:選曲基準としてはあまり他の方が出さないような、雰囲気の変わる楽曲を持ってきました

イメージカード:【縷•縷•屡•来】幽谷霧子 通常衣装

「月の光」ドビュッシー

生乾き:おぉ~、そういうことしてくるか。確かにあるよな、こういう戦闘!

M.C.O:マジか……

エボルーブ:結構「月の光」自体は色んな作品で使われている楽曲ですよね。海外版ゴジラのPVであったり、ダンガンロンパV3であったり……

「ダンガンロンパv3」より

生乾き:おい……ロンパV3のドビュッシーはダメだって……w 俺は分かるけど……w

エボルーブ:曲としては少し物悲しくて、絶望感を切り取るような使われ方をされることも多いので、霧子の戦闘においては水中で戦うボスとして考えています。先ほどのあさひの案のように、霧子も悪の存在として戦う相手ではなく、無垢なる存在が操られて立ち塞がる感じですかね

ベンプ:海中で戦うボスって面倒なイメージが強くて……

M.C.O:酸素ゲージとか気にしないといけない奴ですよねw

梶原:プレイ中に考えることが多い相手ですね

生乾き:潜っていかないと霧子のもとに辿り着けないけど、霧子からの波状攻撃が強すぎて近づけないんだよな……攻撃が苛烈って言うよりは単純にかわしづらそうだ

生乾き:うーん、こういう戦闘もあるよなぁ……クラシックサウンド……

M.C.O:水の中で戦うのも定番だし、戦うことが辛いという状況も割とあるあるですね

エボルーブ:ダンロンV3の時も「なんでこんなことすんだ」と思いながらやってましたね

生乾き:【検閲済み】

ベンプ:確かにクラシックは俺絶対選ばないからこれは面白い選択だったな

M.C.O:エボルーブさんすごいんですよね、カバー曲の話の時も青森県の県歌を持ってきたりするので

エボルーブ:あれは完全に「雪・月・風・花」なんですよ……

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オタクたちはみんな知っている。案外クラシックとバトルものは近い所にあるということを。しっとりとしたミュージックだからこそ、戦いの残酷さや悲壮さが浮き彫りになってしまうのです。霧子のカードの中でも異色な雰囲気を持つカード、その妖艶な魅力を月光が仄かに照らし上げます。
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☆3巡目 1番手 梶原一郎

梶原:これはどうしても持って来たかった楽曲なんですけど、発表の前に少し文章を投下してもいいですか?

M.C.O:おお、いいイントロダクションだ

梶原:どんなアイドルか想像しつつ楽曲を聞いてもらえればと思います

ーーーーあぁ、と吐息が漏れる。曇天から降り注ぐ雨粒が、俺の頬を、髪を伝って地面に落ちていく。そう言えば、師匠に拾われた日もこんな雨の日だった。

産まれた場所も知らない、本当の親の顔さえも知らない、そんな、この世に居場所がない俺を、拾ってくれたのがあなただった。ぶっきらぼうで、粗暴な口調で、でも、あなたは。
「師匠……」
あなたは俺に、全てを教えてくれた。飯を食べる術も、人間らしい作法や学も、戦い方も。だから、俺は……。
「久しいじゃねえか、小僧。勝手にデカくなりやがって」
師匠が唐傘を閉じもせず、地面に放り投げた。代わりに片手にはーーーー見慣れた、愛刀を握りしめて。俺は……。
「天井に下ったらしいな。なら、遅かれ早かれこうなってたんだ」
「師匠、俺は……!」
俺の言葉を、迷いをそのままぶった斬る様に、師匠は抜刀した。雨音が聞こえなくなり、俺はもう、張り詰めた頭の中で、こうなるしかないのかと、歯を食いしばった。
「お前も抜け。苦しまねえ様に」

「一撃で殺す」

ベンプ:ルカ、ルカだなこれ……!

イメージカード:【Noisy Rush】斑鳩ルカ 通常衣装

生乾き:なるほど、そういう解釈を広げて来たか……この服装を和装として膨らませて来たか……!

「成れの果て」椿屋四重奏

M.C.O:もはや実質イメソン談義になりつつある

梶原:この衣装が実装されたときに、先ほど生乾きさんもあげたzozoコラボのこともあって剣戟をするイメージがすごい膨らんできたんですよね

ベンプ:両儀式みたい!!

M.C.O:あ~、確かに! 斑鳩ルカ裏社会に立ちがち

生乾き:確かにボーカルアリの楽曲を背にして戦うというのもアニメでよくある表現ですよね。熱いなぁ!

M.C.O:ドラマとかでもありますよね。そのまま暗転してスタッフロールに入ってほしさもある

生乾き:なんなら先ほどのイントロダクションのセリフを発しているときは、通常のedと違ってアニメ映像が流れつつスタッフの名前がポップアップしている特殊版edの気がすんですよね。戦闘自体は来週なのかもしんない。

梶原:笑

生乾き:いいなぁ~! ルカ、手書き作画のジャギジャギのテイストで剣戟してほしいな~!

生乾き:刀についた血を振って払う仕草、ルカに合うんだよな……

M.C.O:合う

梶原:私はそれこそアクションゲームの戦闘で考えていて、一手間違えるとすぐに敗北に繋がってしまうような緊張感のある戦闘な気がしてますね。

ベンプ:画面の真ん中に「死」って浮かび上がって来そう

生乾き:特定のゲームを思い浮かべている奴がいるな……

M.C.O:初めに超えるべき壁であり、最も高い壁でもあるというね

ベンプ:初見あっさり負けて「え?」ってなりそう

梶原:チュートリアルを越えて最初に戦う相手になるんですけど、それがとても難易度が高いというのも燃える展開ですよね

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戦闘中にボーカルアリの楽曲が流れるのも定番! 曲調や歌詞に戦いに挑む者たちの想いを準えて、臨場感をぐっと高めてくれる演出で、人気も高いです。師匠という身でありながら、自ら手を下さねばならない。今回の設定においてルカの抱く複雑な心境を荒々しくも克明に、歌い上げてくれました。
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☆3巡目 2番手 ベンプ

ベンプ:次俺行っていいすか? 俺も同じカードで考えて来たネタがあって

M.C.O:お~、企画ならではの展開だ

ベンプ:同じカードではあるんですけど、こっちは特訓後・フェス衣装のイラストの方で考えてきてて

イメージカード:【Noisy Rush】斑鳩ルカ フェス衣装
【コメティックノート】

「ARMAGEDDON」下村陽子
出典:LIVE A LIVE

「どこに行くつもりだ?てめェ」
「世界の解剖は止まらねェ……止めさせねェ……」
「全部ぐちゃぐちゃにして……」

「”あの人”への手向けにしてやンだよ……ッ!!!!!」

ストーリーラスボス、狂気の科学者斑鳩ルカとの戦いで流れるBGM。
各攻撃は大火力であり、防御策を講じなければならないが、
戦闘には「世界解剖装置」が作動するまでの制限時間があり、もたもたしていると強制的にゲームオーバーになる。
ここまでのストーリーで描写もあったとおり、世界解剖装置の完成にあたり、ルカは弱っている。
防御力などを上げたらまわりのファンネルは無視し、ルカへの直接ダメージを狙って動こう。

生乾き:科学者!? ほう……!

M.C.O:肩書からして結構意外かもしれないですね

ベンプ:そこは結構元のネタに引っ張られている部分はありますね。「LIVE A LIVE」でこの曲が流れるときは負けたら文字通りに世界が滅びるので……

生乾き:ギュッとしても大丈夫じゃなかった世界線のルカだ……

M.C.O:うわ~、時間制限付きのボスは面倒くさい……! これルカは制限時間を満たすようにわざと粘ってきたりは……

ベンプ:やらないです

M.C.O:だよね!

ベンプ:ルカはただただシンプルに強い、激しい攻撃に対処しているうちに時間がいつの間にか迫ってきてしまいます

生乾き:やばいやばい画面処理落ちしちゃうよ……

生乾き:ルカこういう曲も合うんだな……この設定ならオルガンのサウンドも納得ですね……

ベンプ:この曲後半に連れて鐘の音が鳴り始めて、最終的には逆に鐘の音だけになるんです。全て終わってゲームオーバーだけが画面に出ている

制限時間オーバー時のテキスト
「アハハハハハハッ……!!!鐘の音だ……終わりの鐘の音だ……!!!」
「これで…………………………これで─────」

梶原:暗転して白い文字だけ浮かんでるやつ

生乾き:ルカ……これがルカの望んだ世界なの……何も見えないよ、ルカ……

ベンプ:ゲームオーバーした後はスッと何もなかったかのようにタイトル画面に戻ってほしい。

M.C.O:もうただロードして挑む以外の選択肢がないやつだ

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ルカの自暴自棄がちな側面を、世界の終末と重ねることで壮大に盛り立てたアイデア。ルカのアイデアとして、オルガンのサウンドが出てくるのには目新しさがありました。世界が滅びを迎えるときが近づくにつれて、鐘の音が広がっていく……ルカがカミサマとして祀り上げる姿を見ているときの虚しさに似た余韻が広がっていくのをなんだか感じてしまいます。
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☆3巡目 3番手 生乾き

生乾き:さあ、ルカは他にいるか!? いないんだったら俺が行くが……?

生乾き:まあ俺の場合はルカというよりはね……

生乾き:コメティックでいくんですけど

コメティック
イメージカード:【BLACK COLLECTION】(ZOZOTOWNコラボ デザインチャイナ)

ベンプ:カード……????? あれ、レギュレーション……?????

エボルーブ:主催なら何をやってもいいと……????

生乾き:なんのことですかね……? ちょっと雰囲気変えていきますよ

「煉獄の七眷属」高梨康治
出典:FAIRYTALE

生乾き:このイラストを見た印象が「敵に回すとやばいやつ」だったので、とにかくそのダークさ、全容の見えなさを強調するような楽曲で持ってきました。

M.C.O:あ~、いかにもだ

ベンプ:あ~~~、もうBGMからして戦闘がだるいのが分かる……!!

生乾き:wwww

M.C.O:顔が半分陰になっていて、悪だくみを話し合っている様子がこの曲をバックにして流れている……

生乾き:このコメティックもゲームシナリオ上戦闘はあるけど、完全な勝敗がつく相手ではないんですよね。戦闘後のムービーでは普通に立ってるし、なんなら「いいところで邪魔が入ったか……」みたいな演出が入るタイプ。

M.C.O:聖蹟に中華街はねーよw

生乾き:裏社会の情報屋。だけど本人たちも実力は高く、敵に回すと非常に厄介といった感じですね

M.C.O:ルカの得意料理がルーローハンなのもいいな

生乾き:案外ああいうふわふわしたものが得意であってほしいな。かわいいよね

M.C.O:郁田はるきの五目炒飯もいいな、食べたい

生乾き:この炒飯の中に色んな具材が全部あるんだねぇ~

生乾き:戦闘中に何度もQTE入ってほしいんですよね。三人の銃弾とか斬撃を中華テーブルをひっくり返して防ぐみたいなムービーが欲しい

M.C.O:ジャッキーチェン的な演出のやつね、わかる

エボルーブ:やっぱりこれもチャイニーズマフィア的なシーンとしてなんとなく分かる……

生乾き:ほんとオタクの共通の素養をくすぐってくるイラストだよなぁ

ベンプ:もっかい言うけどこれ「BLACK LAGOON」??? バラライカ???

生乾き:笑

梶原:自分もルカの案を出しましたけど、やっぱりシャニマスの中でもとびぬけてルカは戦闘曲の適性が飛びぬけて高いですね

生乾き:これもまた絶対原作知らないと理解できないこと言うんですけど、コメティックって絶対に闇ギルドなんですよね。ゼレフ書の禁術を探し求めている魔導士たちで、ルカは第二世代のドラゴンスレイヤー、羽那は精霊魔導士、はるきは造形魔導士。以上です。

ベンプ:あ~~~~、久々に聞いたわ。もう結構前の作品だからな

生乾き:俺はBLEACHとフェアリーテイルだけを摂取してここまで大きくなりました

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これまたオタクの共通認知の部分を、しっかりと受け止めて一つの案にまとめてあげて来ました。チャイニーズマフィアの強キャライメージを残しつつ、コメティック三人の関係性も取り入れた設定に称賛の言葉が上がります。それぞれの持つイメージをすり合わせていく瞬間の心地よさが、座談会の中にはあります。
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☆3巡目 4番手 M.C.O

生乾き:ルカは一通り出尽くしたっぽいですね。どなたでもご自由にどうぞ

M.C.O:それではいかせてもらおうかな、今回発表したいのはノクチルなんですが……イメージカードはこれなんですよ

イメージカード:ノクチル【リップリングクリアマリン】
(L@YERED WING07 ジャケットイラスト)

M.C.O:で、このジャケットと言えば……

M.C.O:これじゃないですか

生乾き:あ~、出ちゃった。この瞬間、今しかね~~~~

M.C.O:そして曲がこれなんです

「Bullet Dance II」石渡太輔
出典:BLAZBLUE CHRONOPHANTASMA

生乾き:うお~、ノクチルだ! 元ネタの作品名との親和性もすごい

M.C.O:石渡大輔さんのBGM曲って殆ど全部ロックなんですよね。なのでこの案は『ノクチルバンド・激』といった感じでしょうか

ベンプ:あら~~~、かっけぇ!

M.C.O:でしょう? もともとアンティーカにギルティキスやブレイブルーの楽曲を持ってこようとしてたんですが、曲の幅の中にはこうした爽やかな曲調の物もあって、よりノクチルにフォーカスしてこちらを設定しました。

ベンプ:メルブラはやったけど、ギルティギアは通ってきてないんだよなぁ……こんなのもあるんだ

M.C.O:私にとっては声優という存在を知るという体験を与えてくれたり特異点みたいな存在のゲームなんですよね。今もネット対戦には人がいる、ファンの定着している格ゲーです。

M.C.O:登場する楽曲……石渡大輔さんの楽曲はどれも良いので是非皆さん聞いてみてください。私のおすすめはギルティギアのエルフェルトの楽曲です

M.C.O:この楽曲を彼女たちが文字通り演奏するなら、雛菜はドラムをやりきるけど、浅倉は途中でギターを放棄し、小糸は放心、樋口は食らいつこうとした挙句の死となることでしょう……

梶原:www

生乾き:なんちゃってバンドで演奏するにはガチすぎる曲なんだよ

M.C.O:シャニソンでリズムゲーも出たことですし、ノクチルがバンド部を立ち上げるみたいな外伝みたいな作品もイメージしやすくなったシチュエーションですね。マジでノクチルバンドは無限に妄想が広がっちゃうのが良くない……

M.C.O:実はこの曲をノクチルで持って来たのにもう一つの理由があって……皆さんお手元で「僕らだけの未来の空」を流せる準備をしていただいてもよろしいですか?

生乾き:www 何やる気だ

M.C.O:ノクチルの楽曲「僕らだけの未来の空」と今回持って来た楽曲「Bullet Dance II」をそれぞれイントロ5秒だけ聞いてみてほしいんですけど……

※参加者視聴中……※

一同:あ~~~~~~~~

M.C.O:気づきました? イントロがほぼ完全一致してるんですよね

生乾き:すっげマジだ

ベンプ:良くないと思うなぁ~~~~~~……ww

M.C.O:良くないですよねぇ?w 私は「僕らだけの未来の空」をはじめて聞いたときに「これブレイブルーの曲じゃん!」ってなったので、その時からループしまくって温めてました。

生乾き:こんなことあるんだ……鳥肌物かも

M.C.O:シャニマス格闘ゲーム説により一層磨きがかかりましたね

ベンプ:良くない遊びだなぁこれ……

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案としての完成度だけでなく、曲同士の類似性を指摘することで参加者たちの胸をぐっと掴みました。我々が実際に5thライブの舞台で目撃した伝説の瞬間の記憶も合わさることで、この案の私たちに対する当たり判定はかなり大きくなっていることと思います。ノクチルを好きな人ならば、ハマらぬ人はいない! そう断言できてしまうほどのアイデアでした。
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☆3巡目 5番手 あらひ

あらひ:さっきの案からまた雰囲気を変えてアンティーカで行かせてもらいます

イメージカード:アンティーカ【パピロニアフェリーク】
PANOR@MA WING 03ジャケットイラスト

「怪物くん」井筒昭雄
出典:ドラマ「怪物くん」

エボルーブ:何度も聞いた曲だ……

生乾き:懐かしいなぁ~

M.C.O:もうイントロから納得ですね、メインの部分もアンティーカでしか聞かないギターのサウンドが入ってる

梶原:少しコミカルなパートがあるのもまたアンティーカっぽいですね

エボルーブ:アンティーカに主題歌の「Monster」歌ってほしいってずっと思ってます

生乾き:……!! 実は前回のカバー曲座談会で参加者の方がその案持ってきてるんですよね、やはりオタクの共有知……

あらひ:解説も要らねえだろってぐらいではあるんですけど……ボスというよりは裏ボスシナリオの進行上彼女たちは必ずしも倒す必要はなくて、宮殿の中に五人だけがいる空間でプレイヤーを待ってる感じの敵なんすけど

ベンプ:分かる~! 今完全に同じ設定で考えてた!

生乾き:偶然出くわしてうっかり全滅してぇ~……

ベンプ:エンカウントの敵だからしっかりと「逃げるコマンド」は使えるボスだな……

あらひ:コマンド自体は使えるけど、ボタンを押すと同時に咲耶が「おや、背を向けてしまうのかい? つれないな……」と煽りのボイスが飛んでくる

ベンプ:得体のしれない怪物感、めちゃくちゃ親和性が高いんだよな……

生乾き:アンティーカの中でも作り物の妖しさがあるこのカード、マジで合うよなぁ~

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アンティーカの絶対的強者イメージは活かしつつ、カードイラストの持つ不気味な印象をうまくミックスしてまとめ上げました。思い出演出のムービーを見た時のハッと胸を掴まれる感覚がそのまま新鮮に蘇るようで、その現実感に圧倒されます。ドラマのメッセージや温度感もアンティーカに似た部分をどこか感じさせ、”もしも”の共演をつい期待してしまう自分がいます。
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☆3巡目 6番手 エボルーブ

エボルーブ:ちょうど繋がってきているので、私は彼女の案を提出していきます。

イメージカード:【トキメキの瞬間】白瀬咲耶

M.C.O:ソン! そっちか……!

生乾き:そっちのカードは考えてなかったな、ありだわ

組曲「仮面舞踏会」より「ワルツ」ハチャトゥリアン

生乾き:楽曲名の時点で既にいいよな、白瀬咲耶と仮面舞踏会って言う言葉が並んでるだけでマッチしないわけがない

エボルーブ:僕のイメージではミステリーもの作品。事件の犯人である咲耶を追い詰めるための戦いですね。元ネタというか発想の元はマスカレードナイトです。

生乾き:キムタクと長澤まさみのやつね、見に行ったわ

エボルーブ:事件を解き明かす探偵と犯人の咲耶とでダンスを踊りながら、推理を伝え、どんどんと核心に迫っていく場面をイメージしてます。

エボルーブ:前々からアンティーカにはミステリーものに出てほしいと思っていて、古畑任三郎に出たSMAPみたいにユニット全員で守りあいながら戦ってほしいんですよね。

生乾き:咲耶の佇まいそのものにクラシックの親和性がすごいんだよな……

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シャニマスのアイドルたちはシャニソンという新しい舞台に足を踏み入れて、また一つ別の色彩を手にしました。3D表現から生じる空間的な実在感が、今回の案においても”舞踏”をより一段階厚みを増して受け入れられたような感触があります。白瀬咲耶とクラシック、その距離はまた一段と近くなりました。
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☆4巡目 1番手 ベンプ

ベンプ:アンティーカ流れで行っちゃってもいいかな? やるか____

ベンプ:さっきも一度パチスロからの楽曲を出してるんですが……

生乾き:お、来たね……!

M.C.O:待ってました。ちょっと楽しみにしてる自分がいるよ

イメージカード:【フィドル・ファドル】田中摩美々 フェス衣装
【ブライクシリーズ】

イメージカード:「蜃気楼モードBGM」Sammy Sound Team
出典:パチスロ「コードギアス反逆のルルーシュ R2」

ベンプ:まあ原作という呼び方が正しいのかはわからんが……元の筐体でもこの曲が流れるときってかなり緊迫した状態なんですけど、この楽曲をバックにシューティングがしたいなとは前々からよく思っていたんすよね。じりじり精神が削られて行く戦いがしたくなるんですよね

M.C.O:弾幕ゲームならね、お互い消耗戦だから

ベンプ:ホント強そうなんだよなこの衣装……

梶原:画面内に安全圏は無いし、回避しても追尾してきそうな雰囲気ありますね……

ベンプ:誰にこの楽曲を任せようかは悩んだんだけど、弾幕ゲー向きで、ばり強そうで、荘厳な雰囲気にもマッチしているとなるとこの衣装の摩美々に自然とたどり着いたね

生乾き:納得だなぁ、摩美々の中でも威厳を感じさせる衣装だ。翅の感じも弾幕ゲーのボス感ある

M.C.O:楽曲中の鐘の音もそれっぽいですよね

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シューティングのボスにも様々な表情があります。撃ってくる弾の種類にその軌道、プレイヤーは追い詰められていくほどに、却ってそのキャラクターに生き生きとした呼吸を、親近感を見出すこととなります。そのゲーム性と摩美々のいじらしさは相性抜群! カードイラストの荘厳さと併せて、解像度の非常に高いアイデアと言えるでしょう。
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☆4巡目 2番手 M.C.O

M.C.O:続けて、私もアンティーカがあるので行きます。今回もまた概念写真があるので、それと併せて発表します。

イメージカード:【唯・唯・寧・詠】幽谷霧子 フェス衣装
【セゾンカンヴィアーレ】

ベンプ:あんまり戦う雰囲気ではないのか……?

M.C.O:今回の座談会はアイドル「と」戦うBGMなので、刃を交える意味合いだけではないと解釈しています。霧子とぶつかり合う訳ではないですね

梶原:あ、共闘的な意味合い……

生乾き:……ほぉ! これはまた……

梶原:随分とのどかな雰囲気がしますね……!

M.C.O:ついでに妄想したゲームのイントロダクションも合わせて置いておきます

───世界は残酷だけど、美しい。
北の国で錬金術師の卵として働くキリコは病に倒れたおばあちゃんのため、秘薬作りの冒険に出ます。
たくさんの命に触れる物語の果てに、彼女は何を見るのでしょう。

「雲雀東風(ひばりこち)」浅野隼人

ベンプ:あれ!? なんか見たことあるテキストのような気が……

生乾き:あ、これかぁ!

M.C.O:シャニマスの新作ゲームが出ると聞いたときに私は割と真剣にキリコのアトリエが出ると思っていた人間なので、もし本当に出ていたならという考えを膨らませてこの案を持ってきましたね。

M.C.O:霧子に自然の中を気ままに冒険してほしいという思いがあってのアイデアではあるんですけど、どうしても霧子を主人公に据えるにあたって命というエッセンスは入れたくなってしまって妄想ゲームの設定にはその毛色を強く入れています。

M.C.O:世界観は穏やかだけど、テーマとしては重たいものを扱う。アトリエシリーズとの相性はかなりいいんじゃないでしょうか。

ベンプ:うわ~、すごいいい曲~

M.C.O:ですよね、でもこの曲って通常戦闘曲なんですよ。ゲームやってたら何度も聴くことになる曲なんです

梶原:そうなんですか、すごい贅沢な使い方ですね!

M.C.O:そしてこれはゲームがリリースされたときのYahah!ニュースの見出しです

Yahah!ニュース【人気シリーズ『キリコのアトリエ』最新作を大崎甜花がレビュー「無限に遊べる」】

生乾き:ないニュースのない見出しやってる……いやアカウントはあるんだけど

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広義で言えば冒険だって戦い! 旅の中でアイドルに掴んでもらいたいものがある、向き合う人間として非常に誠実な祈りではないでしょうか。アトリエシリーズの世界観に寄り添う存在として、霧子の存在はピッタリ。存在しないゲームなのに期待に胸を膨らませてしまうような、温かなアイデアが飛び出しました。
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☆4巡目 3番手 梶原一郎

梶原:アンティーカも尽きたようですし行ってもいいですか? また長い文章付きになるんですが……

生乾き:大丈夫です。鳥貴族のレシート、お願いします

梶原:今回の案は先に楽曲が決まって後からアイドルを考えたパターンの案ですね。

イメージカード:【DIVA】緋田美琴 フェス衣装
【モノクロマテイクジルコン】

「エソテリック」toe

ベンプ:スケールが大きい曲だなという印象がまず出てくる。聞いた後の余韻がでけぇや

梶原:そうですね。この曲を持ってきたいというのがまずあったんですがこれほど壮大なものを受け止められるアイドルを探すのは少し難しくて、美琴しかキャッチできそうな人材はいませんでした。

生乾き:激しく荒々しい曲なんだけど、どこか物寂しさを感じてしまうのは美琴ゆえなんだろうか……

梶原:1巡目のときににちかを出したのを覚えていますかね? あの時と同じ世界観で戦う想定で持って来た案です。にちかの方はトリッキーな曲・設定だったので、こちらは対照的にストレートなロックな曲という感じに、肉弾戦主体みたいな設定をぶつけています。

生乾き:搦手というよりは真っ向からの実力勝負といった感じの趣ですね……分かるなぁ

梶原:第二段階に移っても姿を大きく変える言うよりは炎をまとって攻撃が激化するイメージ。全体的な能力が底上げされてより強力になる相手です

M.C.O:にちみこ仲間にできるんだ

生乾き:ゲームシステムが救済をくれてる……アリガテ……

ベンプ:でもこうなってくると一度両方を仲間には引き入れないルートをやってみたくもある

梶原:両方敵のままのルートだと彼女たちは命を削ってのダンスに走ってしまうことになるので……

ベンプ:それを含めても一回見てみてぇな……

あらひ:戦闘狂がいるな……

ベンプ:つえ―奴をぶっ倒してこそゲームだからな

梶原:敵対ルートだとにちかと美琴のタッグは高い壁として立ち塞がることになりますね。コンビネーションで激しい攻撃を繰り出してきて、こちらの攻撃も二人で交互に遮って来るので……

M.C.O:シーズのタッグと戦いたいというのはオタクみんなが思ってることなのでね

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にちかとの対比で、美琴らしさが浮き彫りになる。音が点在して湧き上がるにちかの葛藤の裏で、確かなメロディーサウンドを軸に、熱く猛らせていく美琴。2曲が合わさることで、案としての完成度が双方ともにグッと増した気がします。
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☆4巡目 4番手 あらひ

あらひ:では私が行きましょう

イメージカード:【interStellar-Stella】櫻木真乃 フェス衣装
【ディバインクロンヌ】

ベンプ:あ、グレフェスでよく見る

「追憶の歌 Solvents&orbits remix」Solvents&orbits
出典:ドラマ「SPEC」

生乾き:SPECかぁ~……真乃にしては意外なところで来たな!

エボルーブ:SPECも青春時代のドラマだったなぁ……

ベンプ:ドラマあんま見てこなかったからあんまり知らないけど……こんな不気味なのが真乃なんだ……?

あらひ:イメージとしては、この真乃が既に巻き起こっている戦闘に乱入してきて、プレイヤー含めてその場の相手を圧倒的な力でねじ伏せる“負けイベント”ですね

ベンプ:あ~!? 負けイベント系のBGM……途端にいいねぇ……!!

生乾き:すげぇ……このカードイラストを見て、ここまで圧倒的な格上感を見出すとは……流石に発想になかったぞ……

ベンプ:新しい切り口だな……マジで

M.C.O:確かにこの衣装のイルミネ、ちょっと上位存在っぽいテイストはあるよな……

あらひ:どんなゲームでもいいんですけど、このイラストの真乃は裁きを下しに来る天使なんですよ。どこかの域を超えた瞬間に、プレイヤーを一瞬で一ひねりにしてしまって、すぐに姿を消す。ドラマでもこの曲はニノマエが出てくるときのBGMなので……

M.C.O:バックで流れてる水音みたいなのがすっげぇ不気味だ……すごいぞこの曲……

ベンプ:ガチで勝てなさそう

梶原:これは完全に意表を衝かれましたね……

あらひ:この真乃の戦闘は得るものも何もなく、ただ負けるだけ。戦闘におけるヒントも何もないです

生乾き:これは敵わねぇわ……

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普段の真乃とは対極に近い設定が、楽曲の力でパチッと綺麗に組み合わさりました。神聖に見えていた存在への憧憬が一瞬で畏怖に塗り替わる、そんな体験を味わいました。人間より遥かに高次の存在からすれば、敵も味方も気分次第ということなのでしょうか。
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☆4巡目 5番手 エボルーブ

エボルーブ:僕はコナンが昔から好きな作品でして、そんなコナンから楽曲を持ってこさせてもらいました。

生乾き:お、満を持してか

M.C.O:来ましたね

イメージカード:【凛世花伝】杜野凛世

エボルーブ:イメージカードは凛世花伝のフェス衣装で持っている木刀を、通常衣装の方で持っているような想定でお願いします。

「翁の面〜対決1」大野克夫
出典:劇場版名探偵コナン 迷宮の十字路

生乾き:うぉ~迷宮の十字路……! 名作だ……

エボルーブ:発表前に作品を見返しました。何回見てもいい作品……なんなら主題歌を凛世に歌ってほしさすらあるんですよね

エボルーブ:楽曲の始まりは語りから。互いに木刀を構え合っているムービーシーンから戦闘に突入するイメージです! 

梶原:想像しやすいですねぇ……イメージにピッタリです

エボルーブ:同映画の中には「翁の面」のタイトルで複数種類の楽曲が登場するので、それぞれ別の展開のある戦闘に進んで行く感じですね。最終的には二刀流になったりします。

生乾き:うぉ~! 凛世としては超王道ですね

M.C.O:やっぱりこの和風テイストの戦闘やね

生乾き:映画を知ってるのもあるけど、篝火をバックにした立ち合いを想像しちゃいますね

エボルーブ:実は次のコナンの映画、”シャイニーの日”公開なんですよね。勝手に何かあると思い込んでます。

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凛世のアイデアとしては超王道! 誰しもが持っていたイメージを、最適な楽曲と共に具象化してくれました。日本刀が彼女より映える存在もそうそういないでしょう。
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☆4巡目 6番手 生乾き

生乾き:まあ私が持ってきてる案はもうなんとなく皆さん分かってることかと思うんですけど……

梶原:笑

M.C.O:残すところは……あれだな

コメティック
イメージカード:【BLACK COLLECTION】(ZOZOTOWNコラボ デザインミリタリー)

「[DEOXYRIBOSE]」崎元仁
出典:十三機兵防衛圏

ベンプ:結構ボリュームがある楽曲だな

生乾き:十三機兵防衛圏はジャンルとしてはタワーディフェンスになるんですかね? 戦況に応じてBGMの曲調が変わるという特性があるので、いずれの楽曲も少しボリューミーになってますね。ただ、それを含めてセンターが曲によって切り替わるコメティックらしさの内なのかなと思ってます。

生乾き:荒々しさもありつつ透明感もありつつ、展開によって切り替えて見せてくれるのがコメティックなんですよね

ベンプ:この三人だとやっぱり合うね

M.C.O:ちょっと退廃的な雰囲気のミリタリーみたいな感じもこなせますね

生乾き:ルカの頬のすぐ横を銃弾が掠めたことで肌が切れ、そこから滴り落ちる自らの血を舐めとってニヤッてしてほしい

M.C.O:癖の話だなぁ……

生乾き:ルカには単身敵陣地に切り込んでほしいんですけど、羽那とはるきは後方支援に徹しててほしいんですよね……お互いが支えあいながら、ルカの力にもなろうとする……

梶原:あ~、わかる……

生乾き:これも原作知ってないと何言ってるか意味わかんないと思うけど、ルカは第一世代機で、羽那は第三世代機、はるきは第四世代機に乗ってます。

生乾き:ルカはEMPアトラクターを使うときに「一緒に堕ちよっかァ」って言います。羽那はスキルで「はるきちゃん、今だよ──!」を持ってます。はるきはマルチロックミサイルを打った後に「虚を突きましたかねぇ……!?」って言います。以上です。

ベンプ:十三機兵防衛圏、マジでおもろいとは聞いてるんだけどやってはないんだよなぁ

M.C.O:同じく

生乾き:マジでおすすめです! ゲーム性としてもとっつきやすいですし、シナリオ自体もSFとしての旨味を凝縮した感じがあって満足感ありますよ。登場人物たちも高校生ぐらいの年齢設定で、青春を強く感じられるストーリーです!

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ミリタリーをテーマに、タワーディフェンス作品と結び付けたアイデア。何かを守りたいもののために戦う気高さを軍人の姿に見出したようです。まだユニットとしては荒削りな彼女たちが、戦場で背中を託し合う姿を幻視するようで、なんだか未来の彼女たちを見ているような気になるそんな案でした。
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☆5巡目 1番手 ベンプ

ベンプ:俺ずっと早めで出してきてるから、最終巡もいっていいすか?

ベンプ:この曲も結構思い出深くて、思い入れのある楽曲なんだけど……ロックマンシリーズからです。

イメージカード:【Housekeeping!】芹沢あさひ フェス衣装
【トレーシングミュート】

人工衛星の落下を内部に乗り込むことで食い止めたメカニロイド、あさひ。
だが、人工衛星の崩壊に巻き込まれ生死不明となっていた。
荒野の砂漠、合成音声で作られた、しかし意志ある声が響く。
「ドこっスか…………フユコちゃン………」
彼女の最初で最期の戦いが、幕を開ける

「デパーチャー」山田一法
出典:ロックマンゼロ2

生乾き:だよなぁ! このカードだよなぁ!

M.C.O:あぁ~、いい! いい!

ベンプ:これはプレイアブルキャラですね! 芹沢あさひを操作して2Dアクションゲーやりたいと思ってたのよ。迫りくる敵を華麗なアクションで御しながら、どんどん先に進んでいきたい

M.C.O:もう既に頭の中にチャージ音がめっちゃ聞こえてくる

ベンプ:ゼロ2のオープニングステージ、舞台としても好きだしこのBGMも大好きなんだよ。ロックマンの楽曲をどれか一つは持ってこようと思ってて、色々と考えた中で最終的にたどり着いたのがこれだった。

M.C.O:それが「デパーチャー」、出発だなんて素敵じゃないですか

ベンプ:あとけっこうこの衣装シリーズはバックに少し悲しい設定がありそうな雰囲気もあって

生乾き:そうだね、ロボットたちとの戦いで背景は荒廃しきってる

ベンプ:ロックマンゼロってシナリオ的にも答えがない雰囲気があって、ゼロの所属するレジスタンスが本当に正しいことをしているのか最後まで不明瞭なんだよな。そこも相まってこの衣装にぶつけると良さそうに思った

梶原:素晴らしいな……

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座談会の終盤にして、出航を意味する「デパーチャー」がやってきたのは何の因果か。アイドルとしても挑戦の手を止めることのないストレイライトの姿勢が出たようなひと場面。彼女らのイメージと切っても切れない電脳世界というモチーフ。コンテンツそのものとの親和性もあったことで、ここにきて座談会のボルテージはまた一段階引き上げられたようです!
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☆5巡目 2番手 M.C.O

M.C.O:さっきの発表聴きながら、ドキドキしてたんだけど実は私の案も丸かぶりで……

生乾き:マジ?w

M.C.O:私も最終案はロックマンシリーズで考えてるんですよね

ベンプ:マジか、オタク同士肩組んで酒飲めるじゃん

生乾き:そこの二人今日ずっとそんな感じじゃない?w

M.C.O:だからベンプさんの発表頷きすぎて首なくなってた

イメージカード:ストレイライト【デッドチャンネルl2<)3】
(L@YERED WING 06ジャケットイラスト)

生乾き:デッドチャンネェール デッドチャンネルホンマ好き

「バトルスピリット」青木佳乃
出典:ロックマンエグゼ2

M.C.O:これが私の青春、ロックマンエグゼ2ですね。ロックマンエグゼと言えば近未来がテーマ、デッドチャンネルのモチーフもまた近未来。近未来と近未来をかけ併せたら合わないはずがないんですよ。まあ、エグゼの近未来はもう少し前のイメージになってきているのが怖いところではありますが

ベンプ:俺もジャケットを見た時に最初エグゼかな?って思ったもんな……わかる

M.C.O:いかにもゲームボーイアドバンスって感じのサウンドがいいですよね

M.C.O:エグゼは人間の主人公と何でもできる万能AIの”ナビ”とのタッグコンビの物語で、双方の信頼関係はアイドルとプロデューサーの間にある関係にもどこかしら重なるものがあります。運命共同体みたいな感じですかね?

M.C.O:そしてもう一つ、ロックマンエグゼの世界ではバグの集合体が獣のかたちになるという特性があるので、それもデッドチャンネル衣装と共通する要素ですね。バグの集合体がストレイ三人のかたちになってたらいいよなぁ

ロックマンエグゼ2に登場する「ゴスペル」
バグの融合体がライオンに酷似した姿となったボス

ベンプ:ゴスペルとかグレイガとかのやつね。確かに言われてみれば

ベンプ:ストレイとロックマンの親和性の高さはやっぱあるよな。退廃的な電子世界と現実世界とを行き来しつつ敵と戦う部分とか。

M.C.O:戦闘の華やかさと同時に少年漫画チックな熱さも兼ね備えていたり

生乾き:確かに作品全体として、その結びつきは強そうですよね

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三人のデジタルの砂漠を旅する姿に、ファンたちはやはり同じものを見ているようです。電子の世界で情報の奔流に呑まれながらも、泥臭くも誇り高く抗い続けていく。すぐ隣のライバルはいつの間にか、共闘者という役割も担い始めて、次の次元へとともに一歩を踏み出していく。ロックマンの物語にも、近い部分を感じずにはいられません。
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☆5巡目 3番手 あらひ

梶原:すごい流れですね、ストレイライトと作品までが続くとは

あらひ:流石に作品は一緒じゃないけどストレイあるし、ココで行っとこうかな

生乾き:ストレイ多くて嬉しい……

イメージカード:【幕間、沸々と高温】黛冬優子 通常衣装

「鬼」ゲイリー芦屋
出典:ドラマ「大病院占拠」

あらひ:案のイメージとしては妖怪退治系のRPG作品かな。自分もこんな感じで少し考えてみたけど……

天塵の乱にて仲間が討たれ、一族郎党は滅ぼされるが、生き残った冬優子姫は怨念を募らせ、貴船明神の社に丑三つ時に参るようになった。満願の二十一夜目には貴船明神の荒御霊の声が聞こえ、冬優子姫は妖術を授けられ、滝夜叉姫となった。
滝夜叉姫は旭陽丸や和泉丸らを集め、朝廷転覆の反乱を起こそうとするが、先手を打った朝廷が滝夜叉姫成敗の勅命を下していた。追い詰められた滝夜叉姫はドクロの化け物を呼び出し応戦するが、激闘の末に敗れた。

生乾き:あるんじゃん! 隠し持ってたな……!

あらひ:背景にも出てきてる妖怪のがしゃ髑髏に憑りつかれているお姫様としての冬優子ですね。だからBGMのイメージとしては冬優子よりもさらにそちらの大本のがしゃ髑髏の楽曲としての側面の方が強いかも。

M.C.O:なるほど、おどろおどろしさもそれで納得できた

生乾き:このカードもまたストレイの中でも違った格上感あっていいんだよな……

梶原:何をやったらそんなに怒られるのか……w

ベンプ:そんな城島怒りのテーマみたいに言って大丈夫か?w

ベンプ:逆に俺はこのドラマが気になってきてるよ、「大病院占拠」ってタイトルでこんな感じの楽曲になるんだな

エボルーブ:ドラマを見ていただけるとその意味も分かってくるかと

生乾き:このドラマは鬼とかのモチーフのお面をつけたテロリストが病院を占拠するのが主軸のストーリーだから隠匿のこともあってストレイ向きかも

ベンプ:結構色物ドラマっぽい感じなのか……

エボルーブ:その続編ドラマもやってるので、興味があればぜひ。「新空港占拠」

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ストレイライトのイメージはデジタルだけではない! どんな時代設定の中だろうと気高く存在証明を貫き通すのが彼女たちです。特にセルフプロモーションには自他認める手腕を持つ冬優子ならば、こんな異色の設定でもハマってしまうことでしょう……
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☆5巡目 4番手 梶原一郎

生乾き:さあ、ストレイが続きましたけどもう流石にないか……?

梶原:あ、自分ストレイなんですけど……

生乾き:あるんかーい

梶原:曲に合わせて読み進めてほしい文章なので、また長くなってしまってるんですけどいいですか……?

生乾き:大丈夫です、鳥貴族の食べ飲み放題のレシート出してください

イメージカード:ストレイライト【トレーシングミュート】
(PANOR@MA WING 06 ジャケット)

「light prayer」School Food Punishment

M.C.O:お、これもまたPWストレイか。人気だな

生乾き:ロボットアニメだ~~~

梶原:ストレイライトの楽曲はロックテイストを取り入れている部分もあって、前々から好きなバンドである「School Food Punishment」とどこかでその二つを組み合わせてみたいと思ってたんですよね。デジタルロックな雰囲気はストレイによく似合うと思います。

梶原:やっぱりこのシチュエーションしかないかな、と。アイドルたちもifの世界の中でその役割を変えて、彼女たちとしての戦いを追求していきます。

梶原:「アイドルと戦う」の言葉を私も広く捉えて考えました。主人公たちとは図らずもぶつかることになるんですが、戦いの中で協力し合い、更なる敵に挑むようになるという物語となっています。

生乾き:これはもう「World×Code」じゃん

M.C.O:www 確かに

生乾き:物語の最後にはあさひが単身大気圏に突っ込んで、その先の宇宙で戦いを終わらせるっていうのがいいな……

M.C.O:「星をめざして」だからなぁ……

梶原:ストレイライトは今連載中の漫画でも求道者として戦い抜く姿が描かれているので戦闘アニメ適性が高いですよね。中でも大きなロボットを操り戦うテーマは、ユニットのイメージとも似通っていると思います。

M.C.O:シャニマスのアニメをやるって聞いたときにユニットそれぞれ別の制作会社でそれぞれ別のスピンオフアニメをやってほしいとかちらほら聴きましたね。シャニマスの外伝的なアニメが求められている

梶原:ほとんど私の性癖垂れ流しみたいになっちゃいましたね

生乾き:いやいや、素敵なアイドルマスターシャイニーカラーズゼノグラシアでした

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連なるストレイライトのアイデアの最後を飾ったのは、ロボットバトル作品のパイロットとしての姿! 楽曲の歌詞を丁寧になぞるような物語の説得力をしっかりと楽曲が裏付けしてくれました。電子音に星が煌めくようなサウンド、ユニットへの相性も抜群。物語のクライマックスで流れた日には、思わず涙も零れてしまうことでしょう……!
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☆5巡目 5番手 エボルーブ

エボルーブ:最後の最後は主催にお譲りするとして……

エボルーブ:参加者の中では一番最後になるので、僕は動画を用意してきたんですけど……

ベンプ:動画を作ってきた……? 

M.C.O:動画……?

生乾き:おい! この楽曲さぁ! キャラのCVがさぁ!

ベンプ:ちゃんとMVで草

あらひ:何ギガあんだよこれ

生乾き:6thの終演後流せ

生乾き:普通に上質な音MAD動画だったな……

M.C.O:戦闘BGM座談会というか音MADの同時視聴会だ……いい出来でした

エボルーブ:戦闘イベントで言うなら、283プロのアイドルを全員仲間にした後にルカを引き入れる際の戦闘の演出という感じでしょうか

ベンプ:平成期の泣きゲーのそれなんだよな

エボルーブ:これまでの記憶を遡りながら、新しい力を手にするそのムービー演出みたいなもので想像してもらえれば。

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シャニマスのこれまでの歩みをたどっていく中で、次なる戦いへの確かな予兆を感じさせてくれた力作。こうしてみると、6年の歴史の中にもたくさんの戦いがあり、その結果も様々。ただ勝った負けたで終わるのではなく、その戦いの意味をずっと問い続けるような繊細で丁寧な時間があったからこそ、今の彼女たちがあるのだと改めて感じてしまいます。
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☆5巡目 6番手 生乾き

生乾き:それでは残していただいたので最後は主催の私が。

生乾き:ここまで4巡でコメティックを四案出してきましたけど、まだあのカードは出してはいなかったので、寝かせておいたこの案を提出します。

コメティック
イメージカード:【コメティックノート】(コメティック1周目共通衣装)

あらひ:zozoじゃない?!

ベンプ:zozotownコラボは3種類だから……

生乾き:この楽曲は俺の中での黒色彗星のテーマソングそのものです。どうか楽しんでいただければ幸いです。

「Transformation-Transformed-」石元丈晴
出典:すばらしきこのせかい

生乾き:コメティックは他のユニットともやっぱり雰囲気がグッと違っていて、5.5thのライブでも「観測者」の役割を担ったように第三勢力的な役割があると思うんですよね

M.C.O:わかる

生乾き:混戦状態の中に突如として飛来して、そのまま戦場そのものを彼女たちのもとにグッと引き寄せるような力があると思うんですよね。

梶原:天使と悪魔に割って入る人間……コメティックらしさのある設定でしたね

ベンプ:関係ないところから介入してきて、唾を吐きかけに来るカンジ……すげぇ合ってんな

M.C.O:自分はいつかのコラボカフェを思い出しました。勇者sideと魔王sideに割って入る第三勢力でも面白いかも

ベンプ:あ~~~~~

生乾き:あー、ありましたね! それでも面白いかも! 本当に彼女たちには戦場を引っ掻き回してほしいんですよね

生乾き:これもまた原作を知ってる相手にしか通じないことを言うのなら、コメティックは死神側だけど、コンポーザーの座を常に狙っているミナミモトポジションで、禁断ノイズを使役してきます。以上です。

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座談会のトリを飾ったのは、これまたコメティック。原点回帰で、黒色彗星のイレギュラーさをストレートに繰り出しました。
個としても、集団としても、一つの成熟を果たしつつある283プロダクション。彼女らが新しい物語を綴っていくために、今、革命的な第三者の介入が求められているのです。鮮やかな虹色に差し込んだ、黒。それが描き出そうとしているものに、注目が集まります。
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以上、参加者六名による全30曲の戦闘BGM案が出揃いました。

こうしてみると、「戦い」という言葉の解釈の幅の広さを実感します。純然たる巨悪に対峙した時の「戦い」、それぞれの誇りのための「戦い」、はたまたそこに意味などないアクシデントとしての「戦い」……舞台設定や物語も様々ですが、そのどれもアイドルに当てはめて違和感がないのは、シャニマスで語られているシナリオの厚みが故でしょう。

アイドルという一人の人間を語るうえで、そのバックボーンから思想まで、一つ一つを真剣に、誠実に描写してくれているからこそ我々の妄想の中でも彼女たちはこんなにも生き生きと姿を見せてくれるのです。一見異色に見えるアイデアでも、「彼女たちならきっと……」という信頼を抱かせてくれることは幸福以外の何ものでもありません。

そして、そんな多種多様な案が飛び出したのは、バリエーション豊かな参加者たちのおかげ! メンバーをゼロから集め直したことで、それぞれ通ってきたコンテンツも年齢もバラバラな参加者たちが集い、BGMの出典も傾向もほとんどが被ることなく、新鮮な体験が出来ました。自分の知らなかったコンテンツに触れることが出来るというのも座談会企画の醍醐味だとしみじみ感じています。

さて、ここまで記事を読んでくださったあなたにもきっと、思い入れの強い楽曲があるのではないですか? 
幼少期、ゲームにかじりつくようにして挑んだ敵。学生時代、試合に挑む前に気持ちを切り替えるために聞いていた曲。社会人になった今、仕事に挑むときのイメージソング等々……十人十色のものがあると思います。

その楽曲、もしシャニマスのアイドルに託すとしたら……?

そこから生まれてくるのは今回のように戦闘BGMなのかもしれないし、もしかするとカバー曲なのかもしれない。いろんな可能性があると思います。
私が言いたいのは、どうかその可能性を大切にしてほしいということ!

あなたの中で生まれたそのifは、いつか誰かを喜ばせ得るものかもしれないのですから。


さて、最後はこの言葉で記事を締めくくろうと思います。

プロデューサーさん、これからもアイマスですよ~~~~!

アイマス~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!



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