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私とスタァライトの出会い、二次創作を書くようになるまでの経緯 後編と私の夢

後編では劇場版スタァライト(劇ス)公開を迎えてから今に至るまでを書いて参ります。
(見出しの写真は私のデスクの一角です)
恐らくはこれが年内は最後の投稿になると思います。

2021年6月に公開を迎えた劇場版 少女☆歌劇レヴュースタァライト。
ちょうどその年の2月にスタァライトのアニメを観た私にとってはまさにベストなタイミングであり、前売り券も購入して準備しておりました。
しかし、その時期に学会での症例発表があり、どうしてもそのスライドや原稿の準備に追われる中で休日にも時間を捻出できず、泣く泣く観に行くことを諦めたという……苦い経験になりました。
(実はもう一つ他にも理由があったのですが、それに関してはまた機会があれば、ということで。)

ここで明確にお伝えしておきたいのは、“学会”というと某宗教法人・団体を想起される方もいるでしょうが、それとは全く関係ありません。

もっと具体的に言うなら、その時期に私が症例発表を行ったのは
第58回日本リハビリテーション医学会学術集会です。

当時私はリハビリテーション科の専攻医(少し前は後期研修医と言いましたし、現在でもそう呼ばれることはあります)で、専門医試験受験の条件を満たすためには学術集会での発表が必要不可欠だったのです。
ですがそうした経験を自分なりに乗り越え、その後どうにかリハビリテーション科の専門医を取得することができ、現在でもリハ科の臨床に従事しております。

私としては小説を書く上で殊更に自分が医師であることを強調して活動するつもりは無いのですが、今回のように状況によっては異なった意味合いで捉えられうる事に加え、キャプション等で《当直勤務や大学が6年制であったことなどを、自分が医師であることには触れず言及する》という事に不自然さを感じてきていた所であり、ここで一度触れておこうと考えた次第です。

その後、同年の12月にBlu-rayを購入して視聴し遅ればせながら劇場版を観る形になった訳ですが、その際に思ったのはこれだけの映像・音響を映画館で味わいたかった。というのと共に、これでアニメ本編〜劇場版に至るまでのストーリーと結末を知ることが出来たので二次創作を書き始める事が出来るかも知れないという事でした。

以前よりPixivを中心に、各所で様々な作品の二次創作を目にして度々感銘を受ける中で、いつかは自分でも書いてみたいと考えるようになりました。
そして、もし書くのであれば公式のストーリー展開を踏まえた上での後日談を書こうという思いがあり、それを観てから書き始めようと思っていました。
そして年明けの2022年1月にPixivへ投稿したのが私の1作目になります。
それからは今に至るまで小説を書くことを通じて、自分が他に興味のある事と絡めながら物語を書けないかと展開を練っていく面白さであったり、日々の生活の中で予想外な事やストレスやショックを受けた出来事を敢えて題材にすることによりエピソードを自らの中で昇華させていくという発散法を見出す事が出来たと考えます。
そして何より書いていくほどにスタァライトという作品に対してより深く知り、分析をしていきたいという想いが強くなりますし、微力ながらその世界観をより広げられるような作品を書きたいとより一層思うのです。

以上がこれまでの経緯になりますが、今回は自己紹介の最後に私の抱いている夢を述べたいと思います。

私の夢はスタァライトの公式な活動にほんの僅かでも携わりたい、という事です。
とは言っても例えば私が舞台版スタァライトの脚本を執筆するですとか演出に関わる、などといった事はまず現実的では無いでしょう。

私がより具体的に将来の目標としているのは、スタァライトの書籍(ガイドブックやムック本)の帯や本文中、CDのライナーノーツなどにコメントを寄せさせて頂くという事。
もっと明瞭に言えば、私の書いた文章がほんの一行でもスタァライトの公式な出版物に掲載される事です。
それでも勿論、実現が容易とは到底言い難いことだと理解しています。しかし、だからこそ私は敢えてこの目標を明言したい。

ある作品のどれだけ熱烈なファンであろうとも、心の中で思っているだけではどれほどの熱意を秘めていたとしても公式からコメントや文章を依頼されるチャンスは恐らく皆無でしょう。
ですから、私はこれが最短の道かは分からないけれど今の自分に出来る事としてPixivやこのnoteで小説や分析を書き、知識を深めながら真剣に自らの想いを文章にする。それを続けていきたいのです。

もっとも、目標が実現出来なければ意味が無いかというとそんな事も全くありません。
私にとっては文章を書くことも、そしてそのためにスタァライトを観直したり、次はどの登場人物でどんな物語を構成しようか考えを巡らせることも全てが本当に楽しいと思えます。
自分の心からの趣味として二次創作の小説を書き続け、どこかのきっかけで夢を掴めるならば望外の喜びです。

その上で仮に、自分の目標が叶わなかったとしても真摯に文章を綴った経験は無駄にならない、そう私は信じています。

この度はお読み頂き本当にありがとうございました。
今後も妥協せず自らの信念、矜持を持って文章を書いていきたいと思います。
何卒宜しくお願い申し上げます。

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