なぜ今、1から学ぶのか
セラピストとしてのスタートは横浜ロイヤルパークホテルの52階にあったアロマセラピーサロン木花(現在は閉店)でした。
みなとみらいのシンボルでもあるランドマークタワーの中にあるホテルです。
社長をはじめ、同僚スタッフはあたたかい方ばかり。施術も既成のブレンドオイルを使うのではなく、1本1本クライアントさんと相談して選んだものを使わせてくれて、とてもありがたい環境でした。
ホテルという環境でしたので、いらっしゃるクライアントさんは性別、国籍問わず。年齢も様々(小学生から80代後半までいらした記憶があります)。
そして予約の時には何も聞いていなかったけれど、お会いしてみたら実にいろいろな状況にいらっしゃる方々がいらっしゃいました。
様々な理由でコミュニケーションが取れない、ペースメーカーをいれている、義足をつけている、難病で勝手に体が動いてしまいじっとしてられない、余命宣告を受けた方…などなど。
学校で教わることはほんの一部。クライアントさんに痛みを与えてしまったり、傷つけてしまうことがないよう、一生懸命考えて、時にはご本人に教えていただきながら施術をしてきました。
たくさんの方が喜んでくださり、わざわざホテルに良いコメントを伝えてくださる方もいました。
ですが、セラピストとしても人間としてもまだまだ未熟で、クレームにはならなかったけどおそらく「思ってたのと違う」という思いをさせてしまっただろうなという方々もいました。
申し訳なくて、悔しくて、そんな自分を変えたくて色んな講座に行きました。
でもなかなか施術が変わらない。
そこで一度環境を変えてみよう、と表参道にあったPRIMAVERA ORGANIC SPA TOKYOに転職。
この人は本物だ…というセラピストさんに出会い、その方がマネージャーをしていたお店でした。
運良く入社したものの、6ヶ月予約のとれないサロンで店長していた方や、大手エステサロンで教育担当されていた方など精鋭が集まっている中、わたしはポンコツぶりを発揮し、どんどん迷子になりました。
しかし、ここでもマネージャーについてまわり、隙間時間に教えを乞い、ようやく筋解剖学の知識と体の使い方とプロとしてのマインドが違うことに気付きました。
筋解剖学が頭に入ってることで、クライアントの身体をスケルトンでみて、その方に合わせた施術ができる。
彼女はピラティスのインストラクターの資格も持っていたので体のコアがしっかりしている。
そして健全な自信。
そんなこんなしてるうちにそのサロンも閉店となり、あれこれしてるうちに今通っているスクール(マッサージセラピー・インスティトゥート)に出会いました
1日だけの講座があったので参加してみると…
「これだ!ここだ!」
と思ったのです。
もう40歳を過ぎてました。
セラピストとしても10年以上経ってました。
今更?と思う気持ちと、今やらなかったら一生後悔する、という気持ちが両方湧き上がり…わたしは変わる決意をしました。
もう前には戻らない。帰り道は焼き捨てよう。
クライアントさんに誠実に、そして確実な施術を届ける。
その想いで進んでます。
筋解剖学を学び、コアトレーニングをし、解剖生理学、そしてそれらを活かした実技を学びました。プロとしのあり方の授業も。
今年はスクールのラストイヤー。
これからは病理を学び、オイルマッサージでできること、できないことを明確にし、施術プランを作る。
そして、自分の在り方ももっと深掘りし、かなり変革する予定です…😂
こちらのアカウントには学びに関することを載せてますので、何故経験があるのに学んでいるか、どのレベルのことを学んでいるかを一度お話ししておこうと思いました。
でもこの仕事は一生勉強なので、スクールを卒業しても何かしら学んでるとは思います…🍀
今日は満月と言うことで、思いのたけを綴ってみました。明日から水星が順行するとのこと。ちょっとすっきり感がでそうですね。
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