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紹介先のクリニックへ

職場の乳がん検診で引っかかりまして、紹介状を持たされて別のクリニックを受診しました。

受付で、紹介状と検診先から持たされたマンモグラフィーの画像データを渡して、しばし待つ。
診察に呼ばれ、医師の先生が開口一番
「優雨さん、すみませんね、いただいてCD-Rに何もデータ入ってなかったんですよ…。なので、ほんっっとうに申し訳ないんですけど、うちで改めてマンモグラフィーやってもらえますか…」

…検診先の先生よぉぉぉぉ(´Д`|||)
こんなコントみたいなことある?爆

てことで、1週間ぶりに再びのマンモ。
その次は、ものすごぉぉぉく時間をかけて丁寧に実施された超音波検査。
暗がりで、ものすごぉぉぉく時間をかけて診てくれた上に、私の視線の先にはLEDパネルによるヒーリング系の光(検査中にリラックスしてもらうためらしい)。
もう…これは…寝るよね爆
乳がんだったらどうしようという不安とは裏腹に、重くなる瞼。
人間の睡眠欲とは偉大なり。

という行程を経て、再びの診察室。
マンモグラフィーの画像を見た先生から、
「細かくて多少密集した石灰化が広範囲に見られる。広がり方も、乳管に沿って広がっているように見える。あまり良い画像ではない。」
といった趣旨の説明を受けました。
これはきちんと検査した方がいい、まずはMRI検査をして、その後に針生検をしましょうとのこと。

先生「MRIやったことありますか?」
私「…治療ではないんですけど、学生の時に治験のバイトでやったことあります…」
先生「…なかなか面白い経験されてますね」

なんか変な空気流れました。
この受診、私も先生も誰にも落ち度ないのに、ちょいちょい変な空気になります爆

MRI検査は生理直後にやった方がいいから、次の生理が始まったら予約を取ることに。
白黒はっきりつかない期間が長いと精神的に消耗するので、結構キツい。
精度の高い検査結果を得るためには仕方ないのですが…。

万一これが乳がんだった場合、どう治療するのかを、先生が軽く説明してくれました。
現状、超音波検査では何も写らず、マンモグラフィーでしか捉えられないレベルのごくわずかな変化しか起きていない。
これががんだとしても、命に危険が及ぶ可能性は低い。
がんを全て摘出するのが治療の基本。
もしこの画像所見でがんが疑われる部分が全てがんだったとしたら、右胸の上1/4。
がんの範囲を全て摘出して且つ、胸を綺麗に残せるか難しいところかもしれないと。

また、私から「治療後に出産は可能ですか?」と聞きました。
先生の回答は、がんの状態や性質によって治療が変わるので今は一般論しか言えないが、通常は摘出後に5〜10年ホルモン療法を行うので、その間は妊娠出産を避ける必要があると。

万一、乳がんだった場合、ですが。
胸を失うかもしれないというのはもちろんのことですが、もう出産できないかもしれない、というのがこの日1番のショックでした。
具体的な計画があったわけではないけれど、息子のハルは4歳、夫の単身赴任も終わり、コロナ禍ではあるけれど漠然と2人目について考え始めたところでもあったので…。
(私が1人で考えてるだけだけど)

いろんな思考と感情が渦巻いたけれど、全ての検査を終えて結果が出るまでは、何もわからない。
多分、1ヶ月後くらいには全てがわかるのではないかと思うけれど、非常に長い1ヶ月が始まりました。

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