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絵師はAIを使えるようになっておくべき!?

こんにちは、ケシピンです。今回は誰もが気になっているあのAIについて話します。

皆さんはAIという言葉を聞いたことがありますか?AIとは、人工知能のことを指します。最近では、AIが進化し、様々な分野で活躍していますね。
…おっと、こんなこと言うときっとあなたは、そんなのとっくに知ってるよ!ってなりますよね。
AIが人間の仕事を奪うって話も、色んなところで聞いているから耳にタコだよー!って思われているかも知れません。でも本当にそうでしょうか?そのことについて言及してみたいと思います。

(あ、この記事はちょっと長いですよ!それだけ熱量込めていますっ。コーヒーを片手に読んでね~!)


イラスト分野においてのAI

イラストでAIって聞くと、少しアンテナの高い人ならば「ああ、 Novel AIやMidjourneyのことね。呪文(プロンプト)を入力することで、自動にイラストを生成するやつでしょ?」って思われるかと思います。
でも、その認識は間違いではないですが、やっぱり間違っていると思います(どっちやねん)。
何故なら、もうNovel AIやMidjourneyを使うよりも、カスタマイズの自由度が高いStable Diffusionの方が使っている人が最近活躍している人の中では多いのじゃないかな〜?と思ってることもありますが、…ま、それはさておき、皆さまお馴染みのあのイラストCGソフト達にもAIは「すでに」実装されているからですよ。
例えば、PhotoshopにAIの技術が実装されていますね。パッと思いつくものでは自動背景処理などです。他にもありますよ。あれとかこれとか…ね!(実はPhotoshop最新版持ってないのでそんなに詳しくない(笑))
クリップスタジオにも、自動彩色やポーズスキャナー、トーン消去などの機能も実装されているようです。画像生成AIパレットについては反対意見があり実装されなかったみたいですが、導入されかけたという歴史もあります。
今後はもっと目に見える形でAI技術がお絵描き環境にも影響を与えてくることでしょう。イメージとしてはお絵描きを側面から支える感じでしょうか。生活で例えるなら、洗濯板でいままで手洗いしていたものが全自動洗濯機になるような感じです。そう考えると楽になりますね!
…ただ、そこには思わぬ落とし穴があると考えています。そここそが今回の記事のかなめです。


AIが登場しても人間の仕事はなくならない

今、もはや日本人でパソコンを知らない人はいないと思います。
でも、パソコンがない時代はどうだったか考えてみてください。何十年も前ですが、そのころは記録などすべて紙に手書きだったんですよね。
パソコンの登場により、計算は表計算ソフトを使えば一瞬に行ってくれるようになりました。ハードディスクにデータ保存するので書類の保存に場所を取らなくなり、情報のやりとりもインターネットを介してパソコン上で行えるようになったのです。
イラストレーターとしてはお絵描きソフトがあることで画材を買わなくて良くなりました。あの、「ああっ!絵の具が乾いちゃった!」とか「絵を失敗しちゃった、キャンパス貼り替えなきゃ!」とか「片付けと準備が大変〜!」から解放されたんですよね。
これって、確実に便利になったと思いませんか?
しかしですよ。仕事として考えた時にはどうでしょう。「パソコンつかって仕事の時間が短縮できた!やった!空いた時間で遊べるゾウ!」って、なりましたか?

…全然なってないですよね!むしろ無茶苦茶忙しくなってます!

この現象って、何なのかなぁ。ってふと思ったんですよ。それも仕事中にね(笑)

これって、仕事が効率化されることでその仕事が短くなった分、空いた時間に隙間を埋めるようにまた仕事をさせられているからだと思います。つまり、仕事はなくなっていないどころか増えたんですよ。今まで行っていた仕事がただ凝縮され密度が濃くなっただけです。
だから、必然的にこれまでの仕事のことは全体像を把握しつつも、さらに新しいことを覚えていかなければいけない。ひたすらこの繰り返しです。…しんどいはずです。
要領のいい人はどんどんと効率よく仕事ができるし、要領の悪い人は世間の時間の流れに早さに対応できずできる人との差が開いていきます。そして、「ああ、あの人は仕事のできない人なんだな」って他人から評価されちゃうわけですよ。…あれぇ?おかしいな。今まで仕事できていたはずなのに気が付いたらできない人になっちゃってる?みたいな。
サラーリマンしてる人はみんなこれを体験しているハズ。。。

世間では、AIが人間の仕事を奪うと言われていて、中には人工知能が人間の仕事を代わりにやってくれるようになれば、人類の多くは労働から解放される可能性がある。とも言われています。
しかし、これまでの経緯を考えるとパソコンひとつ例に挙げただけでも懐疑的です。
将棋のプロの藤井聡太氏は、早い段階から人間ではなくAI相手に練習を積み重ねてこられたそうです。その実力は圧倒的で「人間とは違うレベルに到達しつつある」と言われています。

でもこれって、好きだからこそできることなのかなと思います。
好きだからこそ探求して新しいことを覚えようと自分から動けるし、人に言われてやるより明らかにストレスは少なそうですからね。
多分、それが一番大切なのだと思います^^

実際にAIをイラストに使用してみて(所感)

今回、私がNFTを作成するにあたって、あえてAIの力を借りました。そういう時代に突入していることを実感し、AIとの関係性を模索しようと思っているからです。
具体的にはどんなイラストからインスピレーションを感じるかのアイデア出ししてもらいました。でも、なんか想像していた以上にエモいものを提案してくれなくて、、、
正直にいうとまだ使いにくい印象がありますね。提案されたAIイラストは表情としぐさが参考になったものの、顔自体は崩れていてトレスできるレベルのものではなかったです。なので、実際に下描きとか清書、着色などは1からすべてひとりでやっちゃいましたよ。
結局のところ、労力としては、AIの導入のためにネット調べたり、本を買って勉強したり、ディスコ―ドに登録したり、はたまたパソコンにインストールしたり、インストールのためにまた調べたり、プロンプトについて調べたり、イメージに近づくよう試行錯誤したりと・・・労力は楽になるどころか増えただけでした~っ!!(大爆笑) 
お、おかしいなぁ。楽できるはずだったのに予定とは全然違うんだ~(汗)
AIちゃん!もうちょっとできる子になってほしい!そして私にラクをさせて~!(願望)
…あ、でもそれをすると私の仕事がなくなるのよね。ジレンマ!


まとめ

AIの進化が進むにつれて、AIによって人間の仕事が代替されることが懸念されています。特に単純作業やルーティンワークはAIによって代替される可能性が高いため、人間が生み出す付加価値の高い仕事を見つけることが求められます。人間よりも優れた知能をもつAIには生み出せない、独自の価値の提供が私たちには求められるでしょう。

仕事は楽にはなりません!AIを使えるようになるのは必須条件かな?!
どうせ楽にならないなら、自分のやりたいようにするしかないじゃない!あなたも私も…!



ちょっと蛇足・・・。

人工知能が人間の知性を大幅に凌駕する時点や、それにより起こる社会や生活の変化を示す概念を シンギュラリティ と言います。
最近、ChatGPT(米マイクロソフトが出資しているオープンAI社のサービス)の出現を皮切りに、爆発的なAIの進化を肌で感じます。
テスラ社のイーロンマスク氏をはじめ千人以上のテクノロジー関係者らが、あらてて、「少なくとも今後半年間、最先端の人工知能(AI)の開発を停止するように」という公開書簡に署名するくらいの急ピッチです。
これ、私見ですけど、開発に出遅れた人達が半年の間に体制を整えようとしているようにしか見えないんですよね。きっと、それだけAIはこれから成長する市場で、お金の生る木だと思われているのだと考えます。
2045年にシンギュラリティに到達すると予測したのはレイ・カーツワイル氏です。これを「2045年問題」といいます。また、「人類より優れた人工知能ができる」と予測しているのは2029年頃です。
筑波大学図書館情報メディア系准教授でデジタルネイチャー開発研究センターセンター長でもある落合陽一氏は「シンギュラリティは早まっており2025年に到達する」とも述べています。

”シンギュラリティーが起こるのには技術的な進歩だけではなく、「社会的な準備」が必要。”
色々と調べていると、こんな文字が私の目に飛び込んできました。
え?・・・社会的な準備?なにそれ?・・・あ、私たちの心の準備かな?!って思った時、突然ハッとしました。
私たちがAIを受け入れることでシンギュラリティに向けて加速するのだと。あまり大きな記事ではないですが、実はこれを言ったのはAIなんです。驚きですよね。AIにハッとさせられるなんてね。(https://twitter.com/ochyai/status/1598265751601033217

上記のように企業がこぞってAI開発に取り組んでいいることを踏まえると、”社会的な準備に向けての準備”は着々と進んでいるように感じます。
なんていうか、なんだか分からないけどエモい!シンギュラリティはもう目前まで来ているのかなぁ。って感じます。
AIが人間を超えてしまうなんて少し怖いですが、新しい時代を生きている間に垣間見ることができるのかと思うとワクワクもしますね^^

それではまた!

(この記事は2023年4月2日に作成しております。)



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