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開発チームマネージャー・リードエンジニアが、EventHubで学んだこととは?

<プロフィール>岡本 正輝(おかもと まさき)アジャイル開発のトレーニングを提供していたテクノロジックアートで新人エンジニア時代を過ごす。その後、ポーターズ・and factoryにてリードエンジニア業務を経験したのち、2021年EventHubに入社。現在はアプリケーション開発グループのマネージャーを務める。テスタビリティが高いフロント&バックエンド設計を突き詰めることが好き。

<プロフィール>勝田圭豊(かつた けいと)WEBコンサル会社のインターンを経てチームラボ株式会社に入社。2021年にEventHubに入社し、現在はアプリケーション開発チームのチームリーダーを担う。プライベートではバイクが好き。

<プロフィール>大野由太郎(おおの ゆうたろう)大学卒業後、株式会社ジラフに入社。入社後に独学で開発の技術を習得。2019年にEventHubに参画。現在はオープンソースソフトウェア、ServoやRustなど、OSSへのコントリビューションも行っている。

こんにちは、EventHub採用広報担当の坂田です😄
今回は、エンジニアをチームごとにインタビューしてみよう!という新たな試みです。記念すべき第一回はインタビュアーにアプリケーション開発チームのマネージャーの岡本さんを迎え、同じくアプリケーション開発を担当している勝田チーム(EventHubではチームリーダーの名前がチーム名になっています(笑))の勝田さんと大野さんのお二人にインタビューさせていただきました。EventHubのエンジニアチームの雰囲気が少しでも伝われば良いなと思います!それではお楽しみください!


誰もやらないなら自分がやる、PCに向き合う姿がカッコよかった-あなたはなぜエンジニアに?

岡本:いきなりですが、お二人はなぜエンジニアになったのでしょうか?

大野:大学を卒業して友人から紹介された会社に入りました。小さな会社で人が少なく、開発が全然進んでいませんでした。開発を進める必要があったので「自分がやるか」と思い、パソコンを購入し、開発をはじめたのがきっかけです。

岡本:事業としては何の会社だったのですか?

大野:ジラフという会社で当時は買取のプラットフォームを開発していました。

岡本:当時使用していた技術スタックは何でしたか?

大野:RubyとJavascriptをAWSに乗せて使用していました。

岡本:最初に書き始めたプログラミング言語はJavascriptですか?

大野:大学で少し触っていたのはMATLABという解析や数値計算で使用する言語ですね。

岡本:勝田さんはなぜエンジニアを目指したのでしょうか?

勝田:オーストラリアに留学していた時に初めてパソコンを買いました。その時のルームメイトにエンジニアがいたのですが、パソコンに向き合って仕事を進める姿がカッコいいな、と思ったのが興味を持ったきっかけでした。
帰国後に1カ月間、エンジニアになるためのスクールに行き、Ruby、Ruby on Railsあたりを勉強しました。そこからWEBコンサルの会社でインターンをし、フロント側の HTML、CSS、Javascript、Rubyを使用するようになり、その後チームラボに入りました。
勉強しようと思ったモチベーションは、単純にルームメイトがPCの画面に没頭している姿がカッコよかった、という感じです(笑)

開発に集中出来る環境がある-EventHubを選び続けるワケ

岡本:そんな中でEventHubに入社した理由は何だったのでしょうか?

大野:CTOの井関さんからスカウトいただいたのがきっかけです。しばらくのんびりしようと思い仕事を休んでいたのですが、そろそろお金なくなってきたぞ、というタイミングで井関さんから声をかけてもらいました(笑)オフィスが近かったのと、話を聞いていく中で、技術的にもスキルの高い人がいるぞ!という印象を受けたので入ることにしました。スキルの高い人がいると、技術の会話がとても楽しいですし、あとは彼らが書いたコードを見ることができます。コードレビューから学べることも多く、とても刺激になりますし自分にとってもプラスになります。

岡本:大野さんは約3年在籍してくださっていますが、EventHubを選び続けてくれている理由はなんですか?

大野:会社が大きくなりつつある中でも、エンジニアの業務時間のほぼ全部が開発に使えている、ということが大きな理由です。開発に集中できる環境、というのはとても良いです。会社によってはミーティングが多く、開発にあまり時間を割けない環境の場合もあります。
あとはフレックスなので12時から始動すれば良いというのは自分の生活リズムにも合っていますね(笑)

岡本:突然、夜中にコードを思いついたりすることもありますし、時間に縛られず、書きたいときに書けるというのは良いなと自分も思いますね。

岡本:勝田さんの入社の理由は何でしょうか?

勝田:きっかけはスカウトをもらったことです。前職では受託開発をしていて、年齢もスキルも同じくらいの集団の中にいたため、毎回、同じようなレビューやコードを見ていて、学びがなくなりつつありました。お客様が決めたものをそのまま実装する受託開発から抜け出したい、自分の意見をもって、自社のプロダクトを育てていきたい、そんな環境を求めていたときにスカウトをもらいました。
ちなみに一次面接は岡本さんでした。面接官は2人でしたがスキルについての細かい質問をたくさん受けて、そこまで聞いてくるのか!スキルが高そうな人たちだな、と感じました。

岡本:よく覚えています。受け答えがしっかりしていて、分からないことは分からないと伝えてくれましたね。

学びの多いコードレビュー!-EventHubの開発環境

坂田:EventHubならではの開発環境などはありますか?

岡本:フロントエンドとバックエンドが同じ言語を使用している、というのは一つの特徴かもしれないですね。僕は5社目にして初めて開発言語が一緒なんですよね。
ちなみにお二人はフロントエンド、バックエンド、インフラ、全部通して見て技術負債だと思うところはありますか?

勝田:技術負債というのは、そのとき最適だと思って作ったものが今は評価されないものになっている、ということだと思うので、その意味では常にあるかもしれないですね。

岡本:確かにそうですよね。そういった部分を解消していくこともエンジニアにとって学びになることがあります。お二人は、入社してから特に学びになった技術や仕組みはありますか?

勝田:表に出すためには必ずコードレビューが必要、というのは良い仕組みだと思います。CTOですら他の人からのレビューが必要になります。過去は同じくらいの経験値の方にしか見てもらうことが出来なかったのですが、EventHubにはフロントエンド・バックエンド、ともにスペシャリストがいます。彼らにレビューしてもらえることはすごく嬉しいですし、学びになっています。

岡本:例えば大野さんはもううちに約3年在籍してくれているので、うちのソースコードのけっこうな量について、書いて消して、書いて消して、という作業をやってくれています。その履歴やレビューは誰でも見れるようになっていて、勉強に使うことができます。これはあとから入ってきた人も誰でも見ることができます。
オープンソースソフトウエア、というものがあり、世の中の多くのスタートアップなどはそこにあるものを組み合わせてプロダクトを開発していくのですが、大野さんはそこのコントリビューターの一人でもあります。Servo、Rustのコントリビューターです。オープンソースソフトウェアのコントリビューターにレビューしてもらえるというのはとても良い環境ですよね。

勝田:そうなんですよね。そのことは入社してから知ったので、やったーとなりました。(笑)大野さんからレビューを受けるようになり、1年くらいEventHubでコードを書いていると、これは指摘されそうだな、というのが分かるようになります。

岡本:まさにそれが学びですよね。最初からそういうことは書かないようにしようって思うし。

勝田:新しく入社した人にも、だんだん分かってくると思う、と伝えていますね。

岡本:コードレビューを通じて学べるスキルや機会は他社さんと比べても多いと思いますね。

勝田:前職でやってきたこととどっちが良いか、みたいな議論もできるので、結果、洗練されたものができあがっていると思います。
大野さんはコントリビュート活動がEventHubの仕事に生きた、みたいな経験はありますか?

大野:それがね、不思議とあるんですよね(笑)コミットメッセージの書き方とかですかね。

岡本・勝田:お~、確かに共有してくれてますよね!それが聞けて嬉しいです!

会社全体のことを考えられるようになった-EventHubでの仕事の面白さ

岡本:EventHubでの仕事はどんなことが面白いですか?

勝田:作ったもののユーザーフィードバックが目に見えて分かる、受け取れる、という環境は整っているし、面白いです。自分が作ったものがどんなふうに使われているのかが分かるのはとても面白いですし、モチベーションになります。
あとは例えば最初はNotionまとまっているな、と思ってたけど、ガッツリ入ってみるとあんまりまとまってなくて、それを自分で整えていく作業も面白いです(笑)

岡本:なるほど、そういえばドキュメントのレビューをGitHub上でやりましょう!というのは大野さんが発信してくれてうまく運用できてますね。大野さんはEventHubでの仕事の何が面白いですか?

大野:フィードバック、レビューを出来る人がたくさんいるというのは面白いです。あとは例えば入社当時はLinuxの技術を持っている人がいて、そこから僕もLinuxを触れるようになったんですよね。スキルの高い人が集まってくるので、知らない世界に触れられる経験、学びがあるのはすごく面白いです。

岡本:入社当初と今で、自分自身が変わったな、と思うことはありますか?

勝田:会社全体の売上を考えてみたり、チームのことを考えたり、会社に貢献しよう、という気持ちが出てきたり、マインドセットは大きく変わったと思います。前職では受託開発だったこともあり、仕事の大部分はお客様からの要求に応じた製品を提供する内容でした。なので、自分の技術的な能力と得意先のニーズを理解することが、仕事の成功を大きく左右しており、その結果、自己成長と顧客満足度を最優先に置くことが自然な状況になっていました。EventHubでは3つあるエンジニアチームの1つのチームリーダーであり、自分自身のスキルや成果だけではなく、チーム全体のパフォーマンスに責任を持つようになりました。より大きな視野を持つようになり、チーム全体として価値を創出し、会社の全体的な成功に寄与することの重要性を実感するようになりました。

大野:自分の向いている方向と会社の向いている方向が一致しているっていうのは大切ですよね。自分は基本的に自分のことしか考えてないかもしれないですけど(笑)、反対方向を向いていたらうまくはいかないですよね。

勝田:大野さんは自分が作ったものが使われていて、フィードバックもらえるのはどういう感じなんですか?(笑)

大野:それは当然嬉しいですよ!

岡本・勝田:良かった~(笑)やっぱり自分のことだけじゃなかったですね。それが聞けて嬉しいです(笑)

「直接言う」カルチャーがある-チームについて

岡本:勝田チームについて教えてください。チームとして意識しているコミュニケーションの取り方はありますか?

勝田:これは大野さんがそうしよう、と言ってくれたのですが、何かみんなに影響する内容の意思決定するときは全員同席、ということをやっています。何かのテンプレート変えます、とかミーティングの時間の設定とか、細かいかもしれませんがそういった、全員に影響する内容に関してはみんなで決めていますね。
あとは開発の優先順位の相談など、チームの外に出て、他チームとコミュニケーションを取る際は、チームリーダーではなく、問題意識を持っている本人に自分で発信・発言してもらうようにしています。チームリーダーが代弁することはせず、直接コミュニケーションを取ってもらっています。

大野:自分でコミュニケーションを取った方が自分の問題も解決しますし、結果的に自分の財産にもなりますよね。

岡本:代わりにやらない、というのはお互いの成長のためになりますね。問題意識を持っている本人がそのことに関する情報も一番持っていますし、認識齟齬なく伝えられますよね。

勝田:入社したての人がチームリーダーの自分に問題点など話してくれる場合も、自分で全体に共有しましょう!提案してください!と促しています。

岡本:誰もが発信しやすい環境ですよね。それがあれば代弁してもらう必要はないですね。

自由にオーナーシップを持って働ける環境を維持したい-今後のビジョン

岡本:個人、チーム、会社として、今後どんなふうになっていきたいですか?
例えば僕は会社が大きくなっていっても今の良さは失いたくないですね。さっきのコミュニケーションの取り方もそうですし、こうしていつでもインタビュー受けてくれるフランクさだったり。

勝田:そうですね。今とても良い感じなので、このチームの雰囲気は維持したいですね。チームとしてアウトプットできるし、それぞれが単独で動くこともできますし、とても良い状態だと感じています。新しい人が入ってきて、新しいチームを作るときにも、この良いところを吸収してチームを作ってもらえたら良いなと思っています。

岡本:チームとして会社の中でお手本となれるようなチームになれると良いですよね。

勝田:そうですね。あまりルールで縛ることはせず、自由にオーナーシップを持って働ける環境を維持したいです。今のルールはさっきの「みんなに影響する意思決定は全員同席」「チームを越えたコミュニケーションはリーダーに任せるのではなく自分で行う」それくらいですね。

岡本:最後に、今後どんな人と一緒に働きたいですか?

大野:良いレビューがもらえる人ですかね。気づきや学び、新しい視点をくれる人、そういう人と一緒に働きたいです。よくある表現ですけど、技術的に尖っている人、ということですかね。

勝田:切り替えが出来る人ですかね。退勤後や休日はリフレッシュして、やるときはエンジンかけてやる!みたいな人ですかね。それはやり切る力にも繋がるのかもしれません。それがある人が良いです。

坂田:ちなみに岡本さんはありますか?

岡本:イニシアティブを取れる人、自分で物事を進めよう!という気持ちがある人、自分はこうした方が良いと思う!というような自分の正義がある人と一緒に働きたいです。なんならEventHubはCTOの井関さんが一番主張が柔らかいかもしれないですね(笑)

岡本さん、勝田さん、大野さん、ありがとうございました!

EventHubでは、シリーズAの資金調達を受けて、採用活動を強化しています! 三人と一緒にエンジニアとして活躍したいと思ってくださった方、少しでも興味を持っていただけた方はぜひカジュアル面談からお話させてください!

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