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3/31昼に記者会見が決定、「#SaveOurSpace」は新型コロナの影響で苦しむ文化産業の光となるのか?

連日の新型コロナウイルスの影響の最中で、それに関する報道も相次いでいることから筆者もつい新型コロナに関するテーマを取り入れる傾向にある。

やはりコロナ騒動のさなかで我々音楽好きが懸念しているのは、この影響がきっかけとなって音楽をはじめとする文化産業がこの後衰退していってしまうのではないかということである。

感染症が原因となってのこの騒動、誰が責められるべきでもなく、仲違いをしている場合ではない。そんなことはわかっていつつも、政府の曖昧な対応にここ数日辟易している人は多いであろうことが予想される。なんにせよ今、日本の文化産業はいわゆる娯楽であり、不要普及なものであるという判断から政府からの対応をほぼないがしろにされている状況にある。

先日の小池都知事の緊急会見の中においても、ナイトクラブやライブハウスのような密閉空間に赴くことを自粛してほしい旨が込められていた。これに関して、政府がそういった文化施設に補償金を与えることで休業させ、結果的にそういった場所に人が集まらないようにするといった具体的な施策が取れるならまだしも、そういった話はされていない。

つまり端的にいってしまえば、文化施設はとりあえず休業して人を寄せないようにしてくれ、といったように放られたようなものである。これでは国が文化産業をないがしろにしているという解釈が上がるのも不思議ではない。仮に全ての文化施設が補償金もなしに休業に追いやられたらどうなるであろうか、ほとんどの文化施設は採算が取れなくなって倒産してしまうだろう。それは、今後日本において文化が発展していかなくなることにもつながるであろう。

世界中を取り巻く感染症の対応のさなかで、どうしても文化産業に対する手当がやや後回しになってしまうのは致し方ないことであろというのは理解できる。多くの人の命が失われている現実もある。だからと言ってだ、日本が誇る文化産業が全くないがしろにされていいことの理由にはならない。

この状況を脱するために、一つ、光となってくれそうな出来事が期待されているのだ。

立ち上がったのは、まさに日本の文化を作り続ける主役たち


今、Twitterを中心に文化産業に対する手当を求める動きが起きている。その立役者は、「SaveOurSpace」という”団体”である。

そちらのTwitterプロフィールを覗いてみると、こういう風に記述してある。「私たちは、新型コロナウイルス感染拡大に伴う自粛要請に伴い、現在苦境に立たされているライブハウスやクラブや劇場などの施設が速やかに休業できるよう、助成金交付に向けた嘆願書を作成、賛同を集めています。」

まさに、今日本の文化産業が苦境に立たされていることに懸念し、事態の復旧に向けて手を挙げた団体である。

すでに彼らは多くの賛同を集めており、署名は24万筆にも達したという。

そんな彼らは3/31に渋谷にて記者会見を行うとしており、注目が寄せられる。記者会見への登壇者は発起人であるDJ NOBU、スガナミユウ、篠田ミルなどいずれもアーティストであることがわかる。文化産業の発展に貢献している当事者が声を上げたということで、いかに今の事態が大きなものであるかを知らせてくれるようだ。

とにかく、当日の記者会見に注目したい。


本気で遊ぼう。音楽で。- EVENING -

音楽情報バイラルメディア「EVENING」は、音楽業界に関連するニュースやエンターテイメント情報を提供するWebメディアです。

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