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TikTokでバズってる。相対性理論「チャイナアドバイス」のロイ-RoE-によるカバー曲が話題。

Quote source:https://twitter.com/roeofficial_


TikTok(ティックトック)でバズっている「チャイナアドバイス」が話題だ

同楽曲は、相対性理論が2010年4月にリリースした3rdオリジナルアルバム「シンクロニシティーン」に収録されていた楽曲で、今TikTokでバズっているのは動画投稿プラットフォームのリメイク現象とでも言うのだろうか、まさに過去のリリース曲が話題を呼んでいる形となる。

そんな相対性理論の「チャイナアドバイス」をロイ-RoE-がカバーした楽曲が、9月18日に配信リリースされた。

本記事では、この話題の楽曲に注目したい。


ロイ-RöE-のTikTokでの自主企画の凄さ...


今回楽曲をリリースしたロイ-RöE-は、2018年にゲスの極み乙女。のちゃんMARIプロデュースの作品である「ウカ*」でデビューした女性アーティストだ。2019年に放映された二階堂ふみと亀梨和也のダブル主演による「ストロベリーナイト・サーガ」のオープニングテーマにも抜擢されるなど、徐々に頭角を表しつつあり多方面から注目を集めている。

そんなロイ-RöE-だが、8月31日にデジタル・カバーEP『61Filter(ロイフィルター)』を配信リリースし、TikTokにて相対性理論のカバー曲である「チャイナアドバイス」の楽曲がバズっている。その楽曲使用総数が20,000投稿を突破するなど、TikTok内でバズり現象を生み出している。

彼女の素晴らしいところは、TikTokを上手く活用しトレンドを自ら作り出しているところだ。この「チャイナアドバイス」は、彼女自身がTikTok公式アカウントで、今年の7月1日からカバー楽曲を投稿し続けると言う企画から生まれたものだ。さらに、その凄さはTikTokへ楽曲を投稿した直後から、同楽曲を使用した他のユーザーの投稿が現れ、その利用は日本国内だけに止まらず、海外TikTokユーザーからも利用されていると言う拡散力だ。

楽曲自体は、相対性理論が過去リリースしたものだが、今回ロイ-RöE-によるカバー楽曲が公開されたことで、初めてこの楽曲に触れるリスナーが創出されたことも事実で、現代のティーン世代における新しい音楽マーケットが生み出されたとも取れるだろう。


今後のアーティストによるTikTok活用は...


最近の音楽トレンドを生み出す潮流は、ショートムービーアプリと密接に関わっていると言える。その代表格がTikTokだが、日常的に投稿される注目動画に、楽曲が付随する形で自然にリスナーの耳に届く構造が出来ていると言う事になる。

アーティスト視点では、このTikTokでいかに"バズる"トレンドを作れるかが重要となる。楽曲的なキャッチーさは勿論だが、投稿動画の平均的な長さである15~59秒単位でどれだけ視聴者を引きつけられるかが重要となってくる。

その意味で、今回紹介した「チャイナアドバイス」は、可愛さの中にもメロディラインの聴き馴染みやすさが相まって、多くのTikTokユーザーに利用されることになったと言えるだろう。

SNSから生まれるヒット音楽は、従来型のプロデュース型の音楽というよりは、ユーザー自発型の音楽とも取れるから非常に興味深いところだ。

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