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【考察】海洋研究所とWILLEの関係性

こんにちは、父さんです。

今回はヱヴァンゲリヲン新劇場版に登場した海洋研究所とQ以降の組織WILLEに関する考察をしていきます。

※本記事の考察は絵コンテなどの初期案を用いずに、劇中の描写や全記録全集の記述に基づいて作成しております。

1.海洋研究所とは?

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破においてシンジ一行が加持さんに連れられて海洋研究所に”社会科見学”に行きます。

正式名称は国立環境期間法人日本海洋生態系保存研究機構

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新世紀エヴァンゲリオンには登場しなかった新劇場版発の組織です。

海洋研究所にてケンスケはこのように発言しています。

失われた海洋生物の永久保存と赤く染まった海を戻す、まさに神のごとく大実験計画を担う禁断の施設

海洋研究所の目的は赤い海を青い海に戻すこと、セカンドインパクト前に存在した海洋の生態系を保存すること。

—あれっ、と思った方もいらっしゃるのではないでしょうか—

2.エヴァにおける赤と青の海、そしてWILLE

新劇場版は新世紀エヴァンゲリオンと異なり、物語開始時点から海の色は赤色でした。この赤い海の原因はセカンドインパクト。この点に関しては、海洋研究所でのシンジと加持のやり取りに加え、シンエヴァでも

ゲンドウ「セカンドインパクトによる海の浄化、<後略>」

とあるように赤い海はセカンドインパクトによって変わったと言えます。

海洋研究所はこの赤い海を青い海に戻そうとしており、新劇場版4作の中で、この計画を行おうとしている別の組織があります。

それがWILLEです。

シンエヴァのシーンにてWILLEクルーの高雄機関長がWILLEのバンダナを腕に巻く際に

「赤くなった海と大地をこの色に取り戻す、その願いを色に込めた誓いの印だ。」

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WILLEも赤い海と大地を元に戻すという目的・目標があります。これはシンエヴァでもパリでのコア化解除や第三村郊外での実験などから具体的な取り組みとして行われていると考えられます。

もう少しWILLEについて深堀していきます。シンエヴァにて高雄機関長がミサトのことを説明する際に「加持がWILLEを託した人物だ。」との発言があります。

このことから加持はWILLEの結成または母体や基盤となる組織の旗揚げに関わっているということが分かります。ただこの部分は空白の14年の出来事なので、描写はされていません。

ここまでではWILLEと海洋研究所の関係性は見えてきません。WILLE発起関係者である加持が単に海洋研究所を訪問していたということも考えられます。

3.種の保存

Qから登場したWILLEの戦艦、AAAヴンダーには戦闘艦としての役割に加え別の役割も存在したことがシンエヴァで明かされました。

それが種の保存です。

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シンエヴァのヤマト作戦発動前に様々な種を保存したカプセルが宇宙空間に打ち上げられました。その中には加持リョウジの名前が入ったスイカも。

この種の保存は加持リョウジが補完計画によって消滅する地球の生命体の種を地球外へと逃がす(保存する)ことを見越しての計画でした。

—種の保存って、一番最初に出てこなかった?—

海洋研究所も失われた海洋生物の永久保存という役割があります。加えて正式名称にも国立環境期間法人日本海洋生態系保存研究機構とそのまま書かれているんですね。

つまり海洋研究所とWILLEは青い海へと戻すこと地球の種の保存をすることという点で活動が大きく重なっているんですね。加えてどちらにも加持リョウジという人物が関わっています。

4.まとめ

シンエヴァの情報も取り入れながら加持リョウジを起点に考えてきました。以上のことから私はこのように考えます。

海洋研究所はWILLEの計画基盤、またはその結成において母体となった、または前身組織であった可能性が高い。

WILLEの取り組みと行動が大きく重なっていること、両者の間に存在する加持リョウジという存在からこのように考えます。

このようなことからニアサー以降、NERVと敵対しているのかもしれません。今後はユーロNERVとの関係も探りながら、WILLEという組織について考えていく必要がありますね。今後もキーマンは加持リョウジなのではないかと個人的には考えています。

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ここまでお読みいただきありがとうございました。ブログのような形式に慣れておらず、拙い文章だったと思います。今後も考察の記事を書きますのでお楽しみに。

考察に関するコメントなどお待ちしております。


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