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【ニフレル】

大阪/吹田
since:2015~

https://www.nifrel.jp/

・デート・家族連れおすすめ度 ★★★☆☆
・写真映え度 ★★★★☆
・コストパフォーマンス ★★☆☆☆
・おすすめ度 ★★☆☆☆
・清潔度 ★★★★☆
・オシャレ度 ★★★★☆

水族館と動物園とアートの合併施設。
生き物の生態を観るというより見世物に近い。
暗い上に間接照明での展示、
さらに湾曲した水槽は酔いやすい。
生き物をアートの1ピースとして、
扱ってるかのように感じる。
スペースの問題からなのか、
生体がアクリル板にぶつかる様子も伺えた。
ただ展示という表現だとピッタリで、
イリエワニなど今まで見た中で、
ダントツにはっきり目が合う。
水も本来とはかけ離れた綺麗さにより、
水中の体勢まで丸裸だ。

感性やこころに"に触れる"
というコンセプトは理解できるが、
基本的に生物が落ち着かない様子。
どちらかといえば "人間のエゴと商魂と汚さ"
に触れる場所である。
1つ1つの水槽で見やすく展示もされているが、
私のお気に入りだったハナミノカサゴは、
いつどこへ消えたのか。

ハナミノカサゴ (Pterois volitans)
ハナミノカサゴ (Pterois volitans)

夜行性の生き物がいるとはいえ、
雰囲気を重視しすぎて暗すぎる。
生体の説明を照明と影で見せる方法は
お洒落だが肝心の生体が置物と化している。

WONDER MOMENTS
"WONDER MOMENTS"

コンテンツの一つである
"WONDER MOMENTS"は、
球体に地球や月、
海等が映し出される仕様となっている。
確かに静かな空間に綺麗な映像が映し出され、
地面にも投影される様子は幻想的である。
コンセプトは、
プラネタリウムでもなく、
博物館でもない空間で、
眠っていた感性の奧に響く、
音楽と映像との出会いをとの事。
確かに綺麗ではあるが、
正直こんなものにスペースを割くくらいなら、
生体スペースを拡張したほうが良い。
自由に動物が動き回るスペースでは、
"に触れる"と謳うくせに、
触れる事はできない。
少しでも近くで観察しようとすると、
すぐ飼育員が飛んできて、
”1m離れて”との注意を受ける。
子供は触れると思って来たら、
がっかりするのではないだろうか。
私は少なくともがっかりした。

商業施設と併設という事で混雑もあるが、
割とスムーズに回れる。
少しはしゃいでもいい博物館美術館、
といった印象だ。
天気に左右される事なく行けるのが良い点。
子供も興味をもてるという意味では、
時代に合った場所と言える。
夜に行けば夜行性の生物が活発で、
朝と夜2回行くとまた違った顔が見れる。

商業施設内で動物園を運営するのは、
計り知れない努力と苦労があるとは思うので、
生体への維持費を考慮すると、
大人2,200円は妥当な気がする。

観察しやすいけど自然環境とは異なる。
難しいな。

エボシカメレオン(Chamaeleo calyptratus)
エボシカメレオン(Chamaeleo calyptratus)
イリエワニ(Crocodylus porosus)
イリエワニ(Crocodylus porosus)
チンアナゴ(Heteroconger hassi)
チンアナゴ(Heteroconger hassi)
ヨツメウオ(Anableps anableps)
ヨツメウオ(Anableps anableps)
カクレクマノミ(Amphiprion ocellaris)
カクレクマノミ(Amphiprion ocellaris)
企画展示の様子
企画展示の様子
企画展示の様子
企画展示の様子

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