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iPadでも音楽を作りたいっ(おやすみ回) 残念でした!WWDC

今回のWWDC、いかがですか?MacBook Proの新機種が発表されなかったことにがっかりされた方も多いでしょう。でもそのうち出るんです!そっちのが羨ましい!!

iPad音楽制作勢として今回がっかりした点

いちおうWWDCは開発者向けということもあって、個人的にはハードウェアの発表にそれほど期待してなかったんです。あったらいいなというくらい。音楽制作勢として今回何よりもがっかりしたのはiOSのAUv3の改善に全く触れられていなかったところです。

現状のiOSは64bitデバイスでAUv3プラグインのインスタンスひとつにつきメモリが360MBまでしか使えません。で、WWDCでその辺の制限緩和が発表されるんじゃないかってワクワクしていたんです。

メモリの制限緩和によってサードパーティ開発者はメモリを多く使う高機能なプラグイン、例えばダイナミクスレイヤーを特盛にできるサンプラーなどの開発に着手できます。今のiPadで使えるDAWに付いてくるサンプラーってかなり低機能なものしかないんですよね。もしより多くのメモリが使えるようになればKontaktみたいなプラグインが出てくるかもしれない。オケ系の音源がごそっと使えるようになるかもしれない。そうなればDAWも進化してプロの作曲家にもおすすめできる環境が整うんじゃないか。
そういう期待を持ってました。

さらにいうとこの辺の改善なしでLogic ProのiPad版はないんじゃないかとも思っていたので、今回改善に関する発表がなく、ということはLogic Proがもし仮にiPadに来るとしても来年後半以降(iPad OS16)になるんじゃないかというのにもがっかりしちゃいました。
もちろんいきなり仕様変更されて一緒にLogic Proがリリースされることがあるかもしれません。でもそれってサードパーティの開発者を思いきり軽視しているということなので、まずはWWDCでその辺の改善について発表されるのが筋なんじゃないかなーっていうのがぼくの(あくまで個人的な)考えです。

ちなみにひと月前くらいのM1 iPad Pro発表時にAppleが制作した開発者向けの動画で、数々のiPad向けのソフトウェアデヴェロッパが登場しますが音楽制作ソフトはStaffPadという楽譜作成アプリのみでした。

もちろんStaffPadは非常に優れたタブレット向けソフトウェアです。ただM1プロセッサによってそこまでエクペリエンスが変わるかというと疑問符がつきます。なので今回、WWDCでは音楽制作アプリの開発者向けにM1 iPad Proの処理能力を活用できる何らかの発表があると思っていたんですけどあいにく予想は外れてしまいました。残念!!

なんか、今回のWWDCについてはハードウェアでなかったのはがっかりだけどこの機能は期待できるよねみたいな前向きなことが書かれていることが多いような気がしてますがホント???たまにはガッカリしようよみんな!無理イクナイ!