DNA解析で見つかった支配者階級の近親婚の証拠 (アイルランド)

イルランドのブルー・ナ・ボーニャ -ボイン渓谷の遺跡群は、世界遺産にも認定されている世界的な新石器時代の遺跡である。そのなかでも特に有名な羨道墳の1つであるニューグレンジに紀元前3200年頃に埋葬された遺骸のDNA解析が行われた。その結果、親子か兄弟姉妹間の近親婚の可能性が示された。近親婚は人類史の中では稀であるが、神聖な地位にあった王族間では近親婚が行われていたことがあり、先史時代のアイルランドでも近親婚で支配階級を維持していたことが示唆された今回の研究結果論文は、6月17日にNatureに掲載された。


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