画像1

齊藤清さん:復活の石巻第九を語る~真の“喜びの歌”~

京都・奈良EU協会
00:00 | 00:00
今年の11月26日、宮城県石巻市で行われたベートーヴェン作曲交響曲第9番(ニ短調 作品125)の素晴らしい演奏に中心的に関わった齊藤清さんに経緯や大成功の様子を聴きます。またこの名曲の生まれたエピソードや日本初演の様子をお話します。
以下、齊藤さんのFacebookから引用させて頂きます(SHAREされたものも含めて)。写真は齊藤さんとそのお知り合いから送られたものです。

—------林田元宏さんのFacebookより—------
https://www.facebook.com/motohiro.hayashida.14
凄い演奏会になります! 音楽で未来は変えられる!!
第1回復活の石巻第九本日開演
前日リハーサル、指揮者の藤岡幸夫マエストロも合格点の出来栄え。構想3年準備に2年、公募で集まった合唱団は石川宏、石川真奈美先生のご指導で胸を張れるレベルに。
チケットは売り切れのため当日券用に20枚だけを取り置き、ほぼ満席。
今回は企画特別協賛の我々林田順平商店に強い援軍、石巻市と教育委員会の共催イベントとなります。
インフラ整備が整いつつある被災地の復興、これから重要なのは心の復興、想いがあれば未来は変えられます。
日時 2023年11月26日(日)14時開演
*13時40分頃よりプレトークがあります。
場所 石巻市マルホンまきあーとテラス大ホール
*取り置き当日券20枚のみ販売
関西フィルハーモニー管弦楽団バイオリン奏者指導による
バイオリン教室も開演前に開催されます。
見せましょう音楽の力、変えましょうこの街の未来!!
ソリスト歌手4人全員が石巻出身です。
ソプラノ三浦梓さんはご両親が合唱団参加されています。

—------齊藤清さんのFacebookより—------
https://www.facebook.com/kiyoshi.saitou.1
石巻「第九」コンサート、無事に終わりました。
石巻で第九をしたい、と林田順平商店の社長が言った時、正直難しいと思った。それは今回指揮をした藤岡幸夫氏もおなじことを思ったと言っていたが、様々なハードルを超える必要があり、膨大な時間と手間と資金が必要で、長い準備期間が必要と思った。
オーケストラは今までの石巻の取り組みの延長線上で可能かもしれないが、合唱団はそうはいかない。団員を募集し、人数を揃えて、指導してコンサートに耐える合唱団を育てていくプロセスが必要となる。今回のコンサートのための合唱団を募集した時、私の不安を裏切るように団員が集まり、練習を重ねる体制が出来た。訓練に一年の期間を費やし、コンサートに備えた。
今日のコンサートは素晴らしかった。オケは全国各地から有志が集まり、大震災の被災地である石巻の文化の復興のために力強く演奏した。四人の石巻出身のソリストたちはレベルの高いソロを歌い上げ、合唱団は驚くほどの声量と音楽性で期待に応えた。終演後に客席で予想外のスタンディングオベーションが起こった。私も東北人だから思うのだが、控えめで口重き東北の人々が立ち上がって舞台に向かって熱狂的に拍手を送る、こんな事はありえない。そう思いながら今日の演奏はそれほどの価値があるものだったのだと感じる事ができ、舞台上と客席の一体感の中で不覚にも目頭が熱くなった。
子供達も多く聴きにきてくれて、とても感動した、すごいと口々に言っていたと言う。将来を担う子どもたちに大きな働きかけができてとても嬉しかった。この企画は来年再来年と回数を重ねるだけの価値がある。それに関われる幸せを舞台上の皆が感じていたと思う。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?