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音楽と危機…中年の危機をどうやって乗り越える?

京都・奈良EU協会
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ヴァイオリニストの齊藤清さんとともに。今回は「音楽と危機」のテーマで。

危機を前にして、音楽は何も出来ないという敗北感を感じることが多いが。大震災のあと、オーケストラの楽団員が被災地で演奏したが、Coronaの場合は人混みに行くわけにはいかないし、リモートでももう一つ届きにくい。

歴史上さまざまな危機があったが、音楽に限らず芸術の力はどのような役割を果たしてきたか考え続けてきた。

個人的には…「中年の危機」??

齊藤さんが音楽を好きになったのは(なんと)35歳の時!それまでは?そのキッカケは?迷いの生活から救ってくれたのは(やはり)音楽♫ 音楽のとんでもない魅力に気づくには年月と経験が必要なのか?情熱から始めてただの大人になる音楽家が多い中、その逆のパターンを辿る。

仲井もフランス文学が好きだったのでフランス語を学んでフランス語の先生になるが、教えることに目覚めたのは、フランス語クラブや日仏協会の活動を通してREALなフランスに接するようになってから。

今井にとって子供を持ったことが人生の中でのターニングポイント。悩みも尽きないし、制約も多いが、思いがけない贈り物が待っていることも。40歳を越えて心身の変化(中年の危機)。どうして音楽をするのか?どうやって発信するか?を考えるようになった。

バレンボイムとサイードの対話(『音楽と社会』)でとても興味深かったこと。
https://www.msz.co.jp/book/detail/07094/

音楽をやっていると音楽が内在する人間の本質がどうしても見えてくる(それが醜いものであっても)と共感して自分を投影したり(逆に)解放されたり。音楽をうまく演奏するためには「頭と心を気分」のバランスが必要(3つの要素が不可欠)。それは一方で「どうしたら人間らしくなれるか?」の教訓でもある。

仲井も子育てと日仏協会の活動はLINKしていた。子供を通して社会との接点が出来、それが展開したものが日仏協会だった気がする。

音楽は「事件」だった。仲井の10年前の「街を音楽で満たそう」という思いが一気に音楽祭に繋がっていった。

この混沌とした世界は神が作ったという考えがあるが、音楽によって理路整然としたものに再構築できないか?音楽と建築。

周波数が2倍になると1オクターブの上の音が響く不思議。混沌とした自然界の中で数学的な秩序を与えるという音楽の根源的な存在とロマン。

ダンシング・ベートーヴェン(dancing Beethoven)の強烈な印象❗ベートーヴェンの音楽には「希望」があり、希望は何にも代えがたいというメッセージ。
https://www.synca.jp/db/

柳田 邦男の「死の医学」への序章で取り上げられていた印象的な愛についての名言📖
https://amzn.to/3y6WuZn

🎼 ドビュッシー レントより遅く
https://youtu.be/J2kpzRBNPAo
🎼 イザイ  子どもの夢 op14  Ysaÿe
 https://youtu.be/Aa9U3t5pC7o
🎼 チャイコフスキー   瞑想曲  Tchaikovsky Méditation
https://youtu.be/Zfq1VrlwSc8
🎼 ポンセ「エストレリータ」(小さな星)

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